佐竹義宣―秀吉が頼り、家康が怖れた北関東の義将 (PHP文庫 こ 40-4)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (487ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569666341

感想・レビュー・書評

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  • 序盤は父義重に負けず佐竹家を背負って立つ気概を見せていたのだが秀吉の天下統一と共に地方の一大名と言う存在になってしまった。結局史実にある律儀で三成との絆以外見せ場が無かった印象。

  • 佐竹義宜はただのヘタレ武将だったのか・・。

  • 「鬼佐竹」「坂東太郎」と諸国に怖れられた父・義重を超えて、念願の常陸の旗頭となった佐竹義宣ーー。その所領は54万石余におよび、豊臣政権下では、関東に移封された徳川家康の目付役を担っていた。石田三成に恩義を感じた義宣は、天下取りに向って小山から引き返す家康に佐竹得意の“追い討ち”をかけようと計るが……。時代の流れに抗った、北関東の若き義将の生涯を描く。

  • 4569666345  490p 2006・6・19 1版1刷

  • 「鬼佐竹」「坂東太郎」と諸国に怖れられた父・義重を超えて、一族悲願の“常陸の旗頭”となった佐竹義宣。
    その所領は、常陸一国54万石余、旗下を入れれば80万石余にもおよび、兵に換算すれば2万人以上を出陣させられる強大な勢力である。豊臣政権下では、関東に移封された徳川家康の“目付役”を担うなど、絶頂期を迎えた。
    佐竹一族の繁栄を助けた石田三成に恩義を感じる義宣は、秀吉亡きあと、天下取りの野望に向かって横暴をきわめる家康に不信感を抱く。さらには福島正則など武断派による襲撃から、三成の窮地を救った義宣は、日に日に憤りの念を強めていった。そして三成の挙兵を聞き、小山から引き返そうとする家康に、義宣は佐竹氏得意の“追い討ち”をかけようと計るのだが……。
    時代の流れに抗い、敵将である家康をして「今の世に義宣ほど律儀なものは見たことがない」とも言わしめた、北関東の若き義将の生涯を描く!

  • 鬼佐竹と呼ばれた佐竹義重の嫡男・義宣の本。著者は義重も書いていて、続編としても、単独の本としても楽しめるでしょう。父を超えようとする意思と現実のギャップに苦悩し、豊家・石田三成と誼を通じて領土拡大を図るが、結果的には改易となった佐竹家。由緒ある家の当主として、義宣の限界を関ヶ原の戦いとその後の行動にあらわしています。

    2008.4.2読了

  • 史実には多分一番近いです。が、私的には三成への思いとかもうちょっと欲しかったと・・・。「治部が死んでは生きがいが無くなる」発言がなくて残念です。なんか北城様(お父さん)がカッコイイ(笑)。

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著者プロフィール

1964年、埼玉県生まれ。大学卒業後、暫しオートバイレースに没頭。その後、通信会社勤務を経て、フリーライターに転職。『時空の覇王』(ベストセラーズ)で作家デビュー。主な著作に『上杉三郎景虎』『南部は沈まず』『長宗我部元親 』『北条戦国記』『九十三歳の関ヶ原 弓大将大島光義』ほか多数。

「2023年 『兵、北の関ヶ原に消ゆ 前田慶次郎と山上道牛』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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