- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569670652
作品紹介・あらすじ
戦国時代に活躍した名将のなかでも、燦然と輝きを放つのが「真田」だ! 本書はその真田一党のドラマを描いた短篇小説七篇を収録している。▼いったんは敗亡・流浪の身に落ちながら、武田信玄に仕えて復活した真田幸隆を描いた広瀬仁紀の「謀略の譜」。▼武田家滅亡のあと、有力大名の間を遊泳して地歩を固めた真田昌幸に光をあてた南條範夫の「徳川軍を二度破った智将」。▼関ヶ原合戦で父と袂を分かち、見事に家を残した真田信之の最期を取り上げた池波正太郎の「獅子の眠り」。▼大坂の陣で家康の心胆を寒からしめた真田幸村の真情に切り込んだ滝口康彦の「旗は六連銭」。▼このほかに、幸村の一子・大助とその身替わりを申し出た若武者を描く井上靖の「真田影武者」や、信之の妻を取り上げた宮本昌孝の「龍吟の剣」、ベトナムに潜んだ真田の残党を描いた新宮正春の「安南の六連銭」と、登場する主役達もバラエティに富んでいる。▼傑作を取り揃えたファン待望の一冊である。
感想・レビュー・書評
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7人の作家による真田氏題材の短編集。それぞれの主役に幸隆や幸綱(大助)、稲姫(小松姫)、忍びを当てているのが珍しかった。池波正太郎「獅子の眠り」は、他短編集の続きに当たる話。
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ほんとにアンソロ?というくらい本が薄かったのですが(笑)
本当に短編しか載ってなかったのであまり期待はしないでね。失礼ながら出版社が出版社だからあんまし期待もしてなかったのですが、ひとつだけ、コレだけの為にこの本買っても良いという作品が。
宮本昌孝「龍吟の剣」。
これ小松姫の話なのですが、小松様好きの私の琴線に触れまくりでした。萌えた。
小さい頃のアレとか嫁ぐときのコレとか幸村が敵対心バリバリなソレとか、あとタイトルの由来になったあのアイテムとかですね。ネタバレしないように詳しくは書きませんが(短編だからあらすじも書けない)これだけでおなかいっぱいでした。
既読は池波先生の「獅子の眠り」だけで、あとはつまみ読み。
総括:「龍吟」が無ければ買わないと思います。。。 -
武田信玄に仕え、没落した家を見事に再興した謀将・真田幸隆。信州上田城に二度、徳川軍を迎え、さんざんに打ち負かした智将・真田昌幸。天下分け目の関ヶ原に際して、父と袂を分かち、家を存続させた賢将・真田信之。大坂の陣で鮮やかな戦いを展開し、家康の心胆を寒からしめた名将・真田幸村。戦国武将のなかでもひときわ輝きを放つ「真田」の活躍を描いた短篇小説七篇を収録。
2009.7.5読了
アンソロジーの作品





