ちょっとした勉強のコツ (PHP文庫)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569671253

作品紹介・あらすじ

社会人になって数年経ち、こどもの頃はイヤで仕方がなかった勉強の面白さに目覚めたり、人生の半ばを過ぎて学び直しておきたいことが出てきたり…。本書は、そんなあなたに、勉強時間の作り方や効率よく勉強するコツをわかりやすく説いたヒント集です。集中して取り組む、自分をおだてる、反復する、時間を区切る…、毎日の生活の中に、勉強する仕組みをつくるための外山ノウハウを紹介。

感想・レビュー・書評

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  • 脳は脳だけで機能完結しているわけではない。脳の働きには、身体が強く影響しているので、両方を考えてあげないと効果が出ないよ、という内容。

    まずは、姿勢を正しますか…

  • エッセイのように書かれており、非常に読みやすい。パラパラと一気に読み進めることができた。”ちょっとした”ことの中に、見落としてしまいがちな、それでいて大切な”コツ”に気づかされる。
    ただ、連載コラムをまとめて書籍化されたようで、何回か重複した内容や似たような論説も出てくる。「あれ?これ、前に書いてあったような…」と。しかし、逆にそれが”反復”になって理解を深めることができたと思う。学習にはなによりも反復練習が大切なのだから。

  •  最近、外山さんの本がお気に入りで、片っ端から読んでいます。

     名著『思考の整理学』に比べると、この本はもともと雑誌の連載だったということで、とても気軽に読み進められますが、その分、ちょっと他で読んだことがあるような話が、だぶって出てきている部分も散見されます。

     まあ、どうせ一度読んだくらいでは忘れてしまうので、それを思い出させてくれていると、前向きに解釈することにいたしましょう。

     自分が勉強するときのコツばかりではなくて、自分の子どもに勉強させるコツもあります。もうあまり勉強はしないなあという世代の方も、読んでみる価値はあると思います。

  • ちょっとした、コツ。思考の整理術と同様に繰り返される事柄(セレンディピティや三上)も多く、2冊目にして著者の考え方の輪郭がわかってきたように思う。自分の日常にどう習慣として取り入れられるか。

  • 勉強を始める前に読むと良い本。薄いのでささっと読める。定期的に読み直したい。

  • 若干、言い過ぎなところがありますが、勉強のコツをユーモアを交えつつわかりやすく説くもの。面白い。

  • 思考の整理学で有名な著者だが、どうにも年寄りの与太話としか思えない。暇つぶしには良い本だが、、、

  • 連日読みふけっている故外山滋比古さん。彼が学びをテーマに考えた小話を集めた一冊です。

    学びといっても、教科ごとのノートの取り方とか、問題の解き方ではありません。
    そこに、相変わらず彼らしい着眼点が見えてきます。

    立って学べ
    ラジオを聞き流して学べ
    楽しみをみつけてから深めろ

    立って学べとは、今でこそスタンディングデスクがどの家具店にも陳列されるようになりましたが、時代を先取りした発言です。

    平易な言葉で、ちょっと違うことを言う。

    私にとって新鮮な(時には耳が痛い)話を聞かせてくます。
    今受験を控えている学生さんはもちろんのこと、生涯学習を生活の一部にしたい方にもオススメです。





  • 自己啓発

  • 「考えるとはどういうことか」の類似オススメで。

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    【要約】


    【ノート】

  • "外山さんの本は、書店にあれば買っている。このちょっとした(本当にちょっとした)勉強のコツは、今風にいうと、勉強ハック!
    朝飯前
    ほめること
    アルファー語、ベータ語
    など、など、
    本当にちょっとしたコツが満載。楽しい本だった。"

  • 部屋の中を歩きながら読書すると、よく理解できたことをふと思い出したり。他の本とかぶるところも多かったが、ちょこっとしたコツがあって、いろんな場面で使えそう。

  • 勉強モチベーションの作り方御指南。何かに掲載されていたエッセイの再収録と言うこともあって、一つ一つが短く読みやすい。言って仕舞えば、脳にとって一番いい環境をちょっと作ってやれば学習に最適よ、というところか。ただ、コンピュータには学習はできない、という言説は、最近では AI が流行っているということもあって、含意を汲み取る必要がありそうですね

  • 2017/2/14
    外山滋比古さんの本であるが、内容は結構な量が思考の整理学と被る部分があるなあという印象。勉強のコツは脳や体をうまくかつ効率よく使うことにある。勉強している時は脳を使う。運動をしている時は体を使う。両者は違うようで実は同じ理屈なのであると書いてある。今の学校での勉強は理屈にかなっているものとそうではないものがある。例えば、前者については、時間割。違う教科の勉強を休み時間を挟みながら何時間かずつやって行くことは脳の切り替えにすごくよく、勉強の効率が上がる。また、机を使ってやる時は座り心地の良いものではなく、背板が固いような椅子に、机を用意して勉強すると良いそうである。また、後者については、昼を食べたすぐの勉強は、消化にエネルギーが使われてしまうため、眠くなってしまうのは自然のことなのである。また、座っているよりは姿勢を正しくして授業を受ける、極端なことを言えば立って授業を受けたり、ノートを書いたりしたほうがより効率が上がる。また、1つのことを一生懸命やっていても効率が良いわけではなく、収穫逓減の法則が人間の勉強にも当てはまるのだという。色々な勉強に関して効率よくやるにはどうしたらいいかというノウハウや知恵が詰まった一冊だと思う。

  • 2014/3/13
    忙しく働く大人が、いかにして勉強する時間を作り出すのか、という内容なのかと思って読み始めたので、がっかりした。ほとんどが中高生向けであった。まあ中高生向けの月刊誌での連載なので仕方がない。連載を集めたためか、同じような内容が繰り返し出てくる。暗唱・音読の効果は期待できそうだ。

  • いつまでたっても集中できないときってありますよね。やっぱり朝型がよいんでしょうね。

  • あまり面白くなかった

  • 知觉有3类。早餐前是能力发挥时。 pygmalion 效果,
    相信的人,继续的人!那个人那样变成。多重复的话‥。日本

  • タイトルの通り、「ちょっとした」コツについて述べている。
    一部、ちょっとくどいところもある。

    勉強のコツとして述べられていることは、本質を突いている気がする。
    脳の働きや勉強環境のことはうなずける。
    勉強のやり方に迷ったら読んでみるとよいかも。

  • 諦観も尽きた自らの学習能力に乾杯!

    ほめてください、トモノブは。
    少しでも皆様のおやくにたちますために。

    リラックスして学ぼう。学んで学んで学んだ先に自分を捧げられるステージが、ある。

  • 素晴らしい一冊だった。勉強を別の観点から分析、なるほどと思うことが多々あった。

  • 外山さんが書かれているということ、本を開いてみたら文字が大きく読みやすかった(笑)ということ、そして本のタイトル(特に“ちょっとした”というフレーズ)に惹かれたので、手に取ってみることにしました。

    頭脳を“如何にして働かせるか”ということ、“どうしたら働いてくれるか”ということの2つの視点から導き出される、勉強についてのヒントが散りばめられています。

    一番感心した話が暗黙知と言語知の話でした。…なぜ知識偏重の教育が推されるようになったのか、その結果どうなったのか、コンピュータに出来なくて人間に出来ることは何なのか…
    手元に置いておきたい一冊です。

  • この本は面白い!
    そして文中にある『面白い』のエピソードも感心されるが・・・どっぷりと『考える』ことを深く知る機会になれる一冊
    具体的に『ちょっとした勉強のコツ』はコラム集みたいな感じで少しの時間ずつでも読みやすいし著者の考え方に触れるだけでも一読の価値あり

    褒めることの重要性

    詰め込み教育の必要性・・・。

    自分自身や子どもの勉強に必要な知識がコンパクトにまとめられているので自分に正しいと思える価値判断の基準がない人にはオススメです

  •  外山先生による「勉強すること」に関するエッセイ集。もともとは、『合格レーダー』という受験雑誌に連載されていたものとのことで、果たして本書の内容を受験生たちが目にすることで、どんな化学反応が起こるのかとワクワクさせられるものでもあります。
     ところで、エッセイ、つまり随筆とは「筆に随う」と書きます、とはよく言われることですが、この本はまさに筆に随ったことで生じたものだなあと思わされる。残念ながら、よく練られた文章とは到底思えない。あるいは、書籍としての未完成さというべきか。その意味で、受験生に読ませたい内容でありながら、でも文章表現としては決して真似してほしくはない、そんな二律背反なせめぎあい。ううむ。

     実は、内容に関しても主観が強すぎており、読みながらの感触は決して快いものばかりではない。それにも関わらず、そんな主観バリバリな文章をも「読ませてしまう」外山先生の剛腕には舌を巻くより他にないですな。


    【目次】





    あとがき

  • 金の時間、立って勉強すること、頭を冷やすこと
    などすぐに実践できそうなアドバイスが多い。
    ちょうど夏休みに入ったところなので、いろいろ試してみて自分に何が合うのか?確認してみる。

  • 文章が軽快で無駄がなく「さすが大学の先生だな」と思いました。
    題名通り「勉強のちょっとしたコツ」が書かれてあり、どれも著者自ら実践されているようでした。(途中でやめたものもあるようです)
    いくつか直に実践できそうなものがありますが、一番興味をそそられたのは著者が途中でやめてしまった「立って勉強をする」です。立った姿勢でちょうどいい高さの机はどこかに売ってないかな。

  • この本では、勉強したいけど、時間が取れないという人のために、

    時間の作り方や効率よく勉強するコツ、成果を上げるためのヒントを

    わかりやすくアドバイスしています。

    また、年齢を重ねて改めて勉強の面白さに目覚めた人には、

    楽しく続けるための方法を紹介しています。

  • 思考の整理学とかぶる点が多かった。
    マインドマップにしたうえ、思考の整理学は保管するので手放す。

  • 20091010〜20091013

  • ○62なにもしないで、ほってできるのは、わるい習慣、クセであって、個性とは似ても似つかないものである。
    ★勘違いと判る大人が少なくなっているのだろうか。
    ○218心たのしむ状態が最高だとなる。喜ぶのはいけないが、楽しむのはよい、というのが微妙である。
    ★興奮しすぎるとダメ。リラックス、リラックス。これが実力を発揮する最低条件なのかも。

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著者プロフィール

外山 滋比古(とやま・しげひこ):1923年、愛知県生まれ。英文学者、文学博士、評論家、エッセイスト。東京文理科大学卒業。「英語青年」編集長を経て、東京教育大学助教授、お茶の水女子大学教授、昭和女子大学教授などを歴任。専門の英文学をはじめ、日本語、教育、意味論などに関する評論を多数執筆している。2020年7月逝去。30年以上にわたり学生、ビジネスマンなど多くの読者の支持を得る『思考の整理学』をはじめ、『忘却の整理学』『知的創造のヒント』(以上、筑摩書房)、『乱読のセレンディピティ』(扶桑社)など著作は多数。

「2024年 『新版 読みの整理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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