塚原卜伝十二番勝負 (PHP文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (422ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569674773

感想・レビュー・書評

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  • 卜伝が生涯無配の伝説の剣士として知られるようになるまでの12番勝負を短編でまとめたものである。

    どの短編でも最後の勝負あり!の詰めがあっさり書かれ過ぎで、『っで、どうなったの』ってなってしまう、何とも奥歯に物が挟まったような感じで消化不良となる。

  • 難しいことは抜きにして、邪悪な相手を薙ぎ倒す痛快さ。童心にかえり、己れを剣豪と仕立ててチャンバラに身を置かせてくれる一冊。

  • 若き天才剣士、後の卜伝こと塚原新右衛門が人生をかけて数多くの強者と真剣勝負を繰り広げ剣の修業をし、最終奥義である一の太刀を修め円熟の極みへと辿り付く、かなりフィクション色が強い時代小説。とにかく卜伝がチート。意思の強さもチート。チート。

  • 強すぎる

  • 十二番勝負の話は手汗にぎる
    読み止まらない

  • 全国津々浦々剣術修行の本。

  • 連ドラ主演作品。原作本

  • 2011.12.6~14 読了
    39回の合戦、19回の真剣勝負に臨みながら一度も負傷しなかった、生涯に斬って捨てた剣士の数は、記録に残っているだけでも212人。これは史料にも残っているらしい。剣の天才はいるものだなと実感させられる。無敗という点で宮本武蔵と双璧の剣豪、勝負に臨むストイックで慎重な心構えも共通している。剣のさばき、身のこなしの文章表現が剣道有段者の著者ならではと感心した反面で吉川英治とは違って情愛場面は少なめ・・・。

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著者プロフィール

1929年和歌山県生まれ。東北大学法学部卒業。78年に『深重の海』で直木賞受賞。その後、織田信長を描いた『下天は夢か』がベストセラーになる。95年『夢のまた夢』で吉川英治文学賞、2005年菊池寛賞受賞。1997年に紫綬褒章を、2003年には旭日小綬章を受章。剣道三段、抜刀道五段で武術全般に造詣深く、剣豪小説をはじめとして多くの武道小説を執筆。2018年5月26日逝去。著書に『明治撃剣会』『柳生兵庫助』『薩南示現流』『雑賀六字の城』『修羅の剣』『大わらんじの男』『龍馬』など多数。

「2022年 『深淵の色は 佐川幸義伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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