脳を活かす勉強法 (PHP文庫)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569675091

感想・レビュー・書評

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  • 脳科学を使って勉強法を紐解いた本です。

    ドーパミンを放出させる習慣を作って脳を強化していこうという主旨で、さまざまな事例が紹介されています。

    その中でやってみようと思ったのは、
    ・自分で決めたタスクを限界スピードで行うということ
    →脳の持久力強化

    ・思い立ったらすぐに行動。やるかやらないかの信号が来る前に行動するのがポイント。
    →脳の集中力強化

    です。他にもいろいろな方法があるので気になった方は一読どうぞ。

  • 勉強するときの心構え、
    勉強が好きな人からすると、ああそうだよね。みたいことがかいてあり、嫌いな人からするとへえ、すごいね、よくわからないけど・・・。みたいなことが書いてあった。

    また、日本では変人であることがあまりいいこととされないけど、海外ではもっと認められてていて、それがその人が好きなことにうちこみ大成するいい環境になっているという話はたしかにそうかもと共感した。

    テクニック自体に関してはそこまで具体的に書いてないのですぐ実践できそうなものはなかった。が、自分が参考にするのを3つ。

    ①不満、不安、後悔などネガティブな感情をかかえたまま勉強にとりかからない。

    ②思い立ったらすぐとりかかって、それに集中する(あと5分で ちょうど何時だからそこから始めようとか思わない)→朝起きた瞬間にやりたいことにとりかかる。1,2分のスキマ時間でも大きな効果がある

    ③集中力は速く、多く、なんとしてもやろって気持ちから生まれる。

    (④)弱点を他の能力で補うという考えを捨てる→英語

  • 再読。
    効率的な勉強法は自分のコンディションと向き合って、よいパフォーマンスが出ている時を覚えること。弱さに向き合って、何がわかってないのか、なにができないのかを考える。脳にとって負荷の高いことをすると脳が喜んで自ら勉強をしたくなる。

  • 現在、ちょうど教員採用試験の勉強真っ只中だ。

    不安や焦り、
    負の感情を抱えながら取り組んでいる。

    それでも立ち止まらずに進んでいくためにこの本の勉強法を学んだ。


    そして、
    試験に合格するためだけに頑張るのではなく、

    ひとりの人間としてより成長していくためや、
    学ぶこと自体に喜びを感じ、
    知的な成長そのものを味わいながら進んでいこうと思えた。




    【読書メモ】

    脳を活かして勉強に取り組む方法。

    ↓↓

    【強化学習】

    何か行動を起こすことによって、
    何かしらの報酬を得ると、
    ドーパミンという快楽物質を得れる。

    その結果、
    行動→報酬→快楽→再び行動という
    回路が強化される。

    勉強すればするほど快楽物質が脳に供給される。


    【鶴の恩返し勉強法】
    p71〜
    ①速さ ②分量 ③没入感


  • 2020/07/25
    脳科学者の茂木健一郎さんが自分の経験を交えて書いた勉強法についての本。やはり勉強法ほ行き着く先は「自分に合った勉強法は自分で見つける」ことに尽きるし、その考えは本当に同意しかない。ただ、自分に合った勉強法を見つけるまでの道を、遠回りではなく近道に変える方法はあるのではないか、ということを提唱してくれているような内容であると思う。
    この本にも書かれていたが、その近道を引き寄せることができる大きな要因となるのが、やはり勉強に取り組む環境であるということ。
    自分の脳が知的活動を欲している(欲していく)状況を自分で作り出したり、外部的な要因で引き出したりすることができるかどうかがカギである。
    学校の勉強はどうしてもテストで良い点を取ったり、良い順位をとったり、良い高校や大学へ進学すること自体が目的になってしまっている節があるが、本来の学習はその先の人生でも必要になるし、なんなら一生勉強は必要になるもの。
    勉強でも仕事でも、自分の周りの環境を整えたりすることも大切だし、勉強しなきゃと思ったらすぐに取り掛かってみたりすることも大切なのだと思わされました。

  • 勉強の時は、時間制限を設ける

  • ドーパミンを出させること。
    その為には、少々難しい、ストレッチな内容にする工夫が大切。
    もしかして、実践出来てるかも!

  • 普段から脳は使っているのだが、記憶や勉強などで脳を科学的に使っていく事で効率が良かったり、有効な手段なのは分かった。

    庶民からすると茂木さんは、えげつないくらい勉強が好きなところから脳科学に繋げて今に至るという成功体験が描かれており、さらにそれには、才能はある程度関係ないよってゆうのは中々染みなかった。

    自分の成功体験にある程度リンクすれば、受け取り方も違ってきたかもしれない
    茂木さん、著者、と言うよりも脳の説明書の一部として受け取り、タイムプレッシャー、ミラーニューロン、ドーパミン、難しいに挑戦、集中力、などいざ実戦と言うより知識として持っておくと言う感覚に近いかな
    その知識を使えって話しだけど、積極的に使う!ってゆう感じではなかった

  • 理念・具体化・小技・これから、とそれぞれ著者の持ち味が出ていて中身はある。

  • 脳科学者、茂木先生の本。読みやすく脳のしくみを活かした勉強法を著者の体験をまじえ紹介。当たり前のことが多いがそれに対する裏づけが納得できる。

    ・脳の喜びは行動を繰り返させ熟練させる
    ・カードは目を離して写す
    ・脳にタイムプレッシャーの負荷をかけ限界を超える達成感を生み出す

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著者プロフィール

脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別招聘教授。「クオリア」をキーワードに、脳と心の関係を探究しつづけている。1962年、東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。
著書『脳と仮想』(新潮社、第4回小林秀雄賞受賞)『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房、第12回桑原武夫学芸賞受賞)『脳とクオリア』(日経サイエンス社)『脳内現象』(NHK出版)『感動する脳』(PHP研究所)『ひらめき脳』(新潮社)ほか多数。

「2013年 『おぎ・もぎ対談 「個」育て論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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