- Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569675190
作品紹介・あらすじ
木に上って降りられなくなったり、獲物を土産に持ち帰ったりと、一見意味不明に思えるネコの行動。本書はそんな彼らの特徴的な行動を分析し、その理由を明らかにします。「甘えん坊ほど顔の近くで眠る」「魚が好物なのは日本猫だけ」「おとなになっても飼い主を母親だと思っている」など、驚きの事実が満載。知っているようで知らないネコの実態を理解し、もっと仲よくなるための一冊。
感想・レビュー・書評
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2010年9月発行
サブタイが「キャットおもしろ博物学」から「ニャンコおもしろ生態学」へ。内容は旧版とほぼ同じ。
須藤真澄先生の同書名作品が抜粋して載せてある。(「ゆず」 秋田文庫収録)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
元はかなり古い書籍で、筆者の最近のものよりも文章が長く説明調なので、その点が少し読みづらいかもしれない。
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そうそうっていう感じとなるほどねというところがあって面白かったです。
そうじゃないかなと思っていましたが、我が家のニャンコは、かなりお子様度が高いようです(笑) -
読みたい本。
新聞の書評欄によると「動物ライターである著者が、長年買っている猫の観察を元に、その行動を分析する。」とのこと。
これでまにも何度も発刊されているようですね。
猫の意外な生態がわかる、とのこと。 -
いろいろ謎の多い猫の行動。
ちゃんと飼うのが初めてなので
しっかり調べようと思って…。
猫の行動とかを習性などから説明してくれてるので
すごくわかりやすかったです。 -
ネコを飼っているのでとても楽しみながら読めました。
でも私のネコは家の中でしか飼っていないので少し違ったけど・・・
表紙のネコ、かわいすぎ♥ -
以前の版のは、ときどき立ち読みしていたけれど、新版文庫が出たんだ。……ということで、たまたまこれが店頭に並ぶ日に本屋さんをのぞいたこともあって入手しました。ネコが身体を舐めて毛繕いするのは自分の匂いを消すため、とありますが、これにはちょっと疑問が。そうとばかりは限らないような気がするのです。ごはんを食べて満足したら、「美味しかったぁ」という感じでさっそく体中を舐めたりしませんか、念入りに。それで私から見れば「かつおの匂いを全身からほんのり漂わせながらご機嫌」でそこいらを歩き回ってたりします。獲物を狩るためにできる限り自分の匂いを消したいのなら、そんなことするかいな(自分の排泄の痕跡をなくすというならわかるけど、それだったら食後じゃないでしょう)!?ああ、おいしかった、気分のいいうちに全身きれいに舐めとこう、周りを警戒しなくてもいいし。この「かつお風味・鯛添え」とかいうの、旨かったよな、よし、毛繕いだ。これでしあわせなごはんの思い出を全身で表現できるようになったよ〜!……なんだか、そんなふうな感じ、認められませんか?だって私は昔から、ネコは、排泄の後始末以外は、「あたしゃ、こんなに気分がいいんだよぉ」と表すため(もちろん、びっくりした、とか、ちょっと態勢を整えねば、とか)、あるいは気分転換や何の気なしに、念入りに毛繕いしてるんだ、そうだとばかり思ってました。まぁ、ネコの毛繕いにもいろんな意味があるでしょうし、それぞれなるほど、と思います。犬のそれと違ってネコの身体は、そういう意味では「匂いは薄い」。健康であればつつましやかに「あのぉ、ネコですが…」という程度に、むしろ「日向ぼっこしてました匂い」「不覚にも濡れてしまいました匂い」を纏ってわれわれの前にいることが多いんじゃないでしょうか。ときには「私はどこまで行っちゃってたんでしょうか、こういうなりになってしまいましたが、最も信頼するここに、こうして帰ってきました」とばかりの怪我ネコ、負けネコ……。あ、これは、外に出すことを許しているネコの場合ですね。昔むかし、実家で(ある意味おおらかに)ねこを家においてたあのころから、あぁ四半世紀は経ちました!あのころは「ネコを飼うための本」「よりよきネコ生のための指南書」なんてのは、なかったようにも記憶しています。さて、でも現在は、そればかりでもいけません。一生室内ネコ(ひょっとしたら「自分以外のネコ」を見たことがない…)は増えるでしょう。去勢ネコ、避妊手術済ネコ、……。これらは、外に出す出さないの別を問わず、否むしろ室内でのみ飼う場合こそ突然のマーキングや「知らない♂を窓辺に招く」といったことを回避することが期待されるわけで、「このネコ面倒見る」と決めた人は、できるだけのことをよく考えて選んでください。この本の本筋からは離れていくみたいですが、こういう本を手に取りたいと思う方は、それぞれ各々の立場で色々と考えてくださることでしょう。そんなことを感じました。雨の日はニンゲンも眠い、ネコと一緒にとことん眠ったままで過ごしたい……、でも、それは叶わない。