餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか? 読むだけで「会計センス」が身につく本! (PHP文庫)
- PHP研究所 (2011年4月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569676333
作品紹介・あらすじ
急逝した父親の遺言で、倒産寸前のアパレル会社「ハンナ」を継ぐことになった由紀。ところが、経営はずぶの素人。
そんななか、メインバンクの支店長は、今後いっさい追加融資には応じないことを通告するとともに、1年以内に借入金を返済することを要求してきた。
困り果てた由紀は、同じマンションに住む謎のコンサルト・安曇に助けを求める。安曇は「会社を立て直すためには、会計を学ぶことが必要だ」と言い、こうして月1回のレクチャーが始まった。
「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?」「大トロはなぜ儲からないのか?」など、安曇の意表をつく質問に最初は戸惑っていた由紀も、次第に「経営に不可欠な会計知識」を身につけていく。
そして1年後、ついに運命の日がやってきた。果たして由紀は危機を脱し、ハンナを再建することができたのか……。
ストーリーを楽しく読み進めるうちに「使える会計知識」や「経営センス」が自然と身につく、入門書の決定版!シリーズ累計40万部のベストセラー、待望の文庫化!
感想・レビュー・書評
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はるか昔に読んだけど再読。一章に一回くらいキモい描写があるが内容はよくできていると思う。正確さは置いておいて管理会計の骨子をざっくりと復習するのに役立ちます。
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倒産寸前の会社を残して亡くなった父に代わり、突然社長の座に就くことになった娘が、右も左も分からないところから1年間で立派な社長へと成長するストーリーを通して会計知識を身につけることができる本。
損益計算書、バランスシート、決算書の読み方や、経営計画、利益構造、粉飾決算の見破り方について学ぶことができる。
アドバイスをくれるコンサルから指定された飲食店で物語が進み、会計知識を飲食店の経営と紐づけて説明してくれているので非常にわかりやすい。 -
社会人として会計くらい少しは知っておかなきゃなと数年前に買って読み、最近本棚で発見して何気なく読み返した。
業績の苦しいアパレル会社の社長に突然抜擢された主人公が、安曇先生というコンサルのレクチャーを受けながら経営を立て直すという、具体的なエピソードをベースに学べる。
説明の分かりやすさに加えて、短い章立てでコンパクトで読みやすい。
そして、各章のレクチャーが様々な料理店で行われ、レクチャーの内容とリンクしている点がさらに分かりやすさの一助となっている。
自分は会計を扱う仕事はしていないが、会計的な視点で自分の会社やプロジェクト、働き方などを見なきゃ行けないなと気付かせてくれた。 -
ストーリー仕立てで会計の基本が学べる。
難易度が上がるのが早く、本書の説明だけでついていけない箇所もあったが、なんとなく知識として知っておくだけでも、勉強になりそう。 -
見かけに騙されない!
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ストーリー仕立てに会計の基礎が描かれており、サクサ ク読めた。自分の知識不足からか一回ではすんなり理解できなかった点があるので、必要に応じて複読したいと思う。
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基本の確認のつもりで読んだけど、会計で気をつけるべき点をもう一度確認することになった。特に不正会計の部分、もっと事例を学ばないといけないな、と実感。
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会計の基礎知識をストーリー仕立てで優しく教えてくれる、会計の入門書のさらにその準備体操みたいな位置づけの本書。
極めて優しく丁寧に解説してくれているので、畑違いな私でも難なく読めます。
主人公が簿記のボの字すら知らないという設定も追い風です。
B/Sの読み方から損益分岐点、そして逆粉飾決算の事例とか、浅く広く楽しめます。
読んだ結果、やっぱり本腰入れて会計も勉強しないといけないなーなんて少し危機感を抱いたり。それでも腰が重たい自分がめんどくさい。
会計の本格的な知識は得られませんが、一つの娯楽としては楽しく読めました。
ちなみにタイトルはそこまで内容には関係していないです。 -
経営に携わる身でもないが
世の中のお金の流れが少し分かった気がする
とくにコハダと大トロの話は
非常にわかりやすかった
コハダの方が一貫あたりの利益は
大トロよりも少ない。
しかし、一ヶ月という長いスパンでみると
利益が逆転する
少ない資金で高回転で運用する
コハダの方が儲かるということだ
いつこの知識が役に立つかは分からないが
知らない世界を見ることができてよかった -
仕事の内容が少し変わったこのタイミングで
出会えてよかったなと思える本。
・仕入れた機械がよりお金を産めるように
・機械を仕入れるスピードを上げる仕組み
・費用がかかっている時間に稼働している内容
・見えない機械をつくるアイディア
イメージできたところから、実践あるのみ。