ビジネスメール ものの言い方辞典 (PHP文庫 し 51-1)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569676562

感想・レビュー・書評

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  • 使いやすいし、見やすいのでGood!

    ※仕事上適宜使う感じなので、
    読了はしていません。なので星4つ。

  • 1.「ご説明が不十分だったこともあるかと存じますので」(「誤解なさっているようですので」の言い換え)
    自分の説明不足のせいで誤解・理解不足が生じたという立場をとった言い方です。へりくだったもの言いで相手に十分配慮する一方で、相手に誤解があることを伝えられます。


    ■2.「誠に厚かましいお願いとは存じますが」
    お願い事を切り出す前や、最後に重ねてお願いする文句のなかで使う言い回しです。「ずうずうしいことは自覚していますが」という内容ですが、文書のなかでは「すみませんが……」くらいのニュアンスでも使われます。


    ■3.「いかが相成っておりますでしょうか」(「いかがでしょうか」の言い換え)
    同じいかがを使った言い回しです。相成る(あいなる)はなるのあらたまった言い方。先方の回答なり対処が遅れているケースで使うと、少し「問い質す」感じが入った表現になります。


    ■4.「~の件、承りました」
    相手の申し出や提案を「受ける」場合に使う表現です。承(うけたまわ)るは、受ける・引き受けるの謙譲語で、謹んで受けるという意味です。


    ■5.「ご笑納ください」(「お納めください」の言い換え)
    より贈り物に特化した言い方になります。笑納は、笑って納めるの意味から、「つまらないものだけど笑って受け取ってほしい」という気持ちを表す言い回しです。


    ■6.「(社業の発展に)専心いたす」(「努める」の言い換え)
    専心は、心を集中してひとつのことを行うことで、努めるを言い換えて使います。役を務めるにあたって気持ちの入りようを表現するには効果的な言い回しです。


    ■7.「ご多忙のためご失念かと存じますが」
    遅れている(催促される状況になっている)事情を察して言う一文です。失念は、うっかり忘れてしまうこと。本当にそう思っているかは別として、「忙しくてお忘れかも知れませんが」という意味で前置きとして使います。


    【感想】

    ◆冒頭の内容紹介にある「メールの主題の24のカテゴリ」とは、以下のものになります。
    感謝・詫び・説明/弁明・依頼・問合せ・恐縮・祝福・感心・了解・断り・通覧・受領・退/転職・異動・移転・開店/開業・閉店/廃業・通知・採/不採用・案内・決意表明・催促・抗議・見舞い
    これはもはや、おおよそビジネスの現場で登場する全てのシーンを押さえている感じ。

    しかも、それぞれについて、さらに状況に応じた分類がなされているという。

    例えば「詫び」カテゴリーなら、このように細分化されています。
    謝罪の言葉・誠意の大きさを表す・謝罪の対象・反省/自戒・許しを乞う・過失の自認・相手の言い分を承認・恥じ入る・過失の要因・失礼の程度・過失の内容・過失の総括・反省・
    最低でもこれらの合計×3(メイン+言い換え×2)は、用例の数があるわけで。

    帯にあるように「言い換えフレーズ約500!」というのも納得です。


    ◆また、面白いのがフレーズの横にある

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