親だからできる「こころ」の子育て (PHP文庫)

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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569677385

作品紹介・あらすじ

「いい学校に入るために英才教育を」「しつけのために厳しく叱らないと」-そう思っていませんか?親が上から目線で接すると、子どもはかえって反発します。本書は「尾木ママ」として人気の教育評論家が教える、子どもの心をやさしく、強くするための方法。肩の力を抜いて子どもと協力していくことで、あなたの子育てはラクになります。

感想・レビュー・書評

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  • 「子心親知らず」か。
    尾木ママに言われると「そんなこと言ったって」じゃなく、不思議とやりたくなる。でもすぐ忘れるから意識してないとね。導くと思い通りにするの違いって本当に難しい。

  • みまもる、話をきく、決めつけない
    勉強だけではなく実践的な知恵が必要
    いじめはなくならない、そこから乗り越えることが大事

  • 教育評論家の尾木ママ。何者かと思っていたら、20年以上現役の中学・高校教師をされていた方らしい。いじめや学級崩壊の頻発に対して、親による「心の教育」を提案。

  • タイトルから見ると、ラフな内容に見えますが、
    読んでみると、内容が多岐に渡っていて
    少し、期待していたものとは違いました。
    子どもを叱って育てるのではなく、「褒める」と言う点においてや
    子どもが何かをした、困っている時に「どうしたの?」と言う
    言葉掛けをすることをとても強調しており、これは子どもとの
    やり取りだけでなく、大人の人間関係においても大切な物であると
    感じました。
    今、物事に対して「表面」だけの判断が当たり前の時代に
    例え、悪い事をしても「どうしたの?」と言葉掛をすることは
    人の心にアプローチし理解する際には実に有効な言葉だと思います。
    子どもを評価する際、内申書に重きを置いてしまい数値でのみ
    出来不出来を決定してしまう事が如何に子どもに仮面を被せてしまうのか、意欲関心の評価の際に「何回手を挙げたか」と言う事までをも
    数字で記録していけば、子どもは否応無く手を挙げなければいけない、
    右を向けば右を向かなければいけないと言う学校社会の中で「自分らしさ
    」を失っていくと言う事の無念さを痛感しました。
    大学全入時代に入り、世間でランクの良い大学に行っても今は将来の約束はされていない、希望が無い時代と言っても過言ではないのかもしれません。そんな中、子どもたちに幼い頃に作られた「自己肯定感・自尊心」
    があるかどうかで人生が大きく変わるのだと言う事を考えると、学力などの就学期から付随するものよりも、宿った瞬間から始まる「あなたがあなたであることが素晴らしい」と言う心を育み、土台を形成する事の方が遥かに大事なのだと私は感じました。学校組織のあり方、学校内で問題が起きた時の親と学校の連携、いじめ問題にも触れられており、メディアでは「被害者」の無念さばかりが報道されています。勿論、被害者の辛さ悲しみは一生涯消える事が無く、命を落としてしまった場合は筆舌に尽くしがたいものがあります。尾木氏は加害者の「心のケア」にも目を向けており、「わが子がいじめられたら」と言う心配をすることは親として当然で、でも「わが子が加害者になったら」と言う事も考えなくてはいけない、と言う分かっていたようであまり分かってなかった盲点にも着眼して書かれています。
    新生児~青年期までの内容が書かれており、少し端折られていると感じる部分もありますが、読んでみると「なるほど」と思う内容が多く、現代の子どもたちの目線に立って物事を考える事の大切さを改めて認識しました。

  • 尾木ママ本。
    「こころ」がテーマだと期待していただけに、話が広く展開しすぎて、少々残念な印象が残りました。

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著者プロフィール

教育評論家、法政大学教職課程センター長・教授、臨床教育研究所「虹」所長。
1947年滋賀県生まれ。早稲田大学卒業後、海城高校や公立中学校などで教師として22年間、ユニークな教育実践を展開。現在、「尾木ママ」の愛称で親しまれる。
著書『いじめ問題とどう向き合うか』『子どもの危機をどう見るか』(以上、岩波書店)『新・学歴社会がはじまる』『日本人はどこまでバカになるのか』『子どもが自立する学校』(編著、以上、青灯社)『尾木ママの「叱らない」子育て論』(主婦と生活社)『尾木ママの子どもの気持ちが「わかる」すごいコツ』(日本図書センター)ほか多数。

「2013年 『おぎ・もぎ対談 「個」育て論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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