- Amazon.co.jp ・本 (442ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569679129
感想・レビュー・書評
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プロ野球スカウトの世界のコンゲームを描いた作品。
題材も話も面白かった。
前者は、ハードボイルドの作風との相性がよい。華やかなイメージの表舞台とギャップがある分、裏側はよりヤクザに映るのだろうか。
後者もそれに負けていない。正攻法ながら整ったプロットやキレのある転結はクオリティが高い。
ミステリを前面に押し出していないエンタメ作品で熱中したのは、久しぶり。
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野球ミステリーで、ここまで読ませるとは。一気読みでした。
続編も期待できそうですが、個人的にはこの一冊で十二分に満喫できました。なかなかの注目の作家さん。早速、次の作品に手を伸ばしております。 -
プロ野球のスカウトでこれだけのストーリーが書けるとは、さすが元スポーツ紙記者。
久米スカウトやギャラクシーに入団した選手たちのその後が読みたくなる。 -
プロ野球のスカウトをめぐるコン・ゲーム小説。若手スカウトの久米がスカウトチームの裏切り者が誰なのかを探る。なるほどプロ野球のスカウトとには裏表があるのだなと、納得するような騙し合い、抜け駆け。裏切り者の正体は…面白い。
物語に岩手、花巻が登場するが、あの選手をスカウトに行ったのだな。 -
プロ野球のスカウトが指名選手確保の為に様々な手段を講じる。各球団の思惑、指名される選手の思惑が絡み合う。綺麗事でないスカウト合戦が描かれており面白かった。
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前作も読んでみる。
こちらの方が面白かった。実際、だましあいの世界なのだろうか。 -
スカウトの仕事ってダイヤの原石を見つけて自分の球団に入団させることだと思っていたが、大間違いだった。
他球団や時には仲間さえ欺き、犯罪スレスレのことをしながら情報収集する。また選手を守るために親身になって寄り添い、励まし、サポートするが、時には鬼となって仲間や家族とさえ縁を切らせる。スカウトの努力あってのプロ野球ということを思い知った。
限りなくノンフィクションに近いフィクションであろうこの小説はプロ野球ファン必読の一冊。 -
なかなかの内容。もっと他の作品も読んでみたい。
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プロ野球のスカウトを舞台にした小説。