「黄金のバンタム」を破った男 (PHP文芸文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569679167

感想・レビュー・書評

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  • 内容は主にファイティング原田の一代記。
    厳密にはその前の白井義男から。
    「昔の方が団体も階級が少なく、今よりステータスがあった」の連呼は鼻に付くけど、全体的には読みやすくて面白かった。

    印象に残ったのは主要人物以外では矢尾板、パスカル・ペレス、バーニー・ロス、西城あたり。

  • 「黄金のバンタム」エデル・ジョフレを破って、当時のバンタム級チャンピオンになったファイティング原田のノンフィクション。
    一つ一つのマッチやそれに関わる人々について詳しく調べられて、本当に人に歴史ありって思わされる。
    先に『ボックス!』を読んでいたので、もしかしたらこのボクサーがモデルになったのかなぁと思われる実際のボクサー達も紹介されていた。
    淡々と、歴史的事実を並べていくような感じで、小説のようにドラマティックにしているわけでもないのに、読んでて泣けました。

  • BGM super magical illusion/ストレイテナー
    純粋であり続けることの凄み

  • バンダム級のチャンピオンを破ったファイティング原田を描いた作品。

  • ボクシング。チョット恐くてあまり見たこともなかったのですが、「海賊と呼ばれた男」が面白かったので読んでみました。

    ドキュメンタリーになっているのですが、著者の見解も混ぜつつ、試合の流れ、それぞれの選手の背景が丁寧に、書かれていて読みやすいです。

    ほとんどの試合の流れや結果も知らないため、ドキドキしながら読み進めました。

  • 96

  • 戦後日本の復興、発展の時代に多くの日本人に愛されたファイティング原田。時代のボクシング熱が感じれた

  • 「今、日本人にもっとも読んでもらいたい」(帯)という作者の言わんとすることは何となく分かる。我武者羅に努力せえよ、日本人、という事だろう。

    けど、ファイティング原田を通じて昭和当時を見事に描いたとかいう触れ込みは、誇大広告かなー、と。

    ただ、ファイティング原田さんが引退するまで童貞だった、という逸話は印象的。

    ◆ボクサーを引退した金平正紀がアルバイトにやってきた海老原少年を見て即座にトンカツ屋をたたみ開いたのが後の協栄ジムである。135

    ◆グローブの着用、3分のラウンド、1分のインターバル、等々の「クィーンズベリー・ルール」が近代ボクシングの幕開け。144

    ◆元インファイター、バーニー・ロスが試合を裁いたことでジョフレに勝利した説。202

  • 「永遠の0」の百田尚樹がファイティング原田を中心に戦後の日本のボクシング界を記したノンフィクション。
    当時の日本のボクシング人気や階級や団体が乱立した現代よりもずっと世界王者の価値が高かった時代が書かれており、興味深かった。
    ただノンフィクションとしてはやや脚色してるのではと思える記述もあり、小説とノンフィクションの中間的な作品なのかなと思った。

  • ボクシングの話。

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著者プロフィール



「2022年 『橋下徹の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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