あなたにありがとう。 暮らしのなかの工夫と発見ノート (PHP文庫)

著者 :
  • PHP研究所
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本棚登録 : 443
レビュー : 28
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569679839

作品紹介・あらすじ

「気負わず贈る」「近づきすぎない」「断られ上手になる」など、『暮しの手帖』編集長が経験から見つけた、人とのつきあい方のヒント。

感想・レビュー・書評

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  • 著者が自身の経験から見つけた、心地よい人間関係をはぐくむヒントをまとめたエッセイ集。友人、仕事仲間、家族…ほどよい距離間で良い関係を長く保つコツを紹介する。

    人と言葉を交わしたり、一緒に何かしたりすることが当たり前すぎて、深く考えることなく毎日を過ごしているが、このエッセイを読んで人とのつながり方を見つめ直すことができた。他の著者のエッセイと同様に美しい言葉で丁寧に綴られた文章を読んでいると、人間関係も私と相手、一対一で丁寧に紡いでいきたいという気持ちになってくる。

    私自身をさらに顧みると、人生の方向性が定まってきた今、一緒になって夢や目標に進んでいける人、私の世界を広げてくれそうな人と出会いたいという欲求が強くなっている。しかしこのエッセイを読んで、自分に待ったをかけた。
    まずは私自身が、人から「会いたい」と思ってもらえる人間になるべきである。私は他人に与えてもらうことばかりを考えていたが、それでは人間関係のバランスが偏ってしまう。著者も「自分と会うことで、相手に決して損をさせない」ことは人間関係の鉄則だと述べている。私が相手に何かを与え、相手からも何かを得る。こういうバランスのとれた人間関係を構築できるようになりたい。
    また人と出会うだけにとどまらず、その人との関係を長く続けていく努力をすべきである。今この時、だけを考えるのではなく、例えば1年後、その人とさらに深い関係を結ぶためにはどうすればよいだろうか、ということを考える。すると自ずとその人との接し方も変わってくるだろう。大量消費の世の中ではあるが、人間関係まで消費したくはない、と強く思う。
    自分自身と同じように周りの人も大切にすること。丁寧に扱うこと。これを常に胸にとどめておきたい。

  • 松浦さんの本は2冊目。
    やっぱりとてもやさしい。

    いない人の話をしない
    は、耳がいたいことだった。

    私の話なんてむしろ噂話ばっかりだ。
    もっと楽しい話がしたい。
    反省。

  • 最初の印象は「星3」でした。
    「たしかにそうなれたらいいなぁ」と思えることばかり書かれているのですが、こんなにはムリって思ったからです。正しさの押し売り?と感じました。

    でも、読み進めていくと、さっき言ってたことと逆じゃん!ってこともでてきました。要はバランスなんだと思います。

    バランスを保ちながら、人を大切に、自分も大切に生きる。
    それをとても上手に正直に書かれていて好感が持てました。

    「正しさ」「良さ」で松浦さんが消えない。
    むしろ、松浦さんを引き立てるように、その秘訣が書かれていて、とても良かったです。

    最後の「あなたにありがとう」で泣きそうになりました。

    自分を欺かない人だから、その言葉が読者の私のストレートに届いたのだと思います。

    多分、この本、買うと思います。

  •  はじめから終わりまで、著者の方の声が聞こえてくるような柔らかな言葉です。
     読み手に感謝しているという気持ちがすごく伝わってくるのが、とてもいいです。

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     あの人がいなければ、大切に思えない、関わりたくない、などなど、うまくいかない人間関係。マイナスの気持ちが、ミスを呼びトラブルになり私が悪いのかと自分すら責めて泣きたくなります。ほとほと困って心が疲れ、何か気分を紛らわせてくれるものはないかと本屋をうろうろし、この本と出会いました。
    「はじめに」にあった『どんな人であっても、ぴかりと輝く宝物を見つけること』が心の琴線に触れました。
    「大きな地図をもつ」「逃げ道をつくる」「時間を贈る」も参考になりました。この本を読むことができて本当によかったです。ありがとうございました。

  • 相手の立場に立って言葉を選ぶこと。
    大切なことです。
    すごく心があらわれました。
    もう一度読み直したい。

  • 読みやすく、心地よい文章。
    はっとすることが多々あり、気づかされる本。
    人付き合いの基本として、時々読み返したくなる。

  • 人とのかかわりは、育てる。守る。与え続ける。自分は愛情を伝えているだろうか。
    立ち止まって考える。
    失敗やトラブルから逃げないことは、信頼される人になるための最良の道。
    待たせない。それはいつも相手の時間を思いやること。
    自分を整える。体調管理はそのベース。その上で身ぎれいにしておく。
    人を決めつけない。つまり、カテゴライズしない。
    人を支配しない。釘をさすのは余計な一言になるおそれがある。
    言葉は強い道具であることを認識する。カッとなったら10数えてから言うようにする。
    筆まめになる。コミュニケーションで大切なことは無精しないこと。
    翌日にありがとうをもう一度伝える。
    なんでもない日に気負わないプレゼントをしてみる。
    忙しい時ほど、意識的にコミュニケーションの時間をとる。
    見返りを求めない。逆に相手から何かしてもらった時は、感謝と報告を返す。
    人間関係に効率を求めない。話をキチンと聞くことを徹底する。
    断る技術を磨く。これは自分に欠けていることだろう。
    思いやりも気遣いも度を超すとおせっかいになることに気をつける。
    人と人とのやり取りを円滑にするユーモアを身につける。
    相手のことを気にし過ぎない。そして引きづらないことも大切。
    相手につられない。いつもの基本のスタンスを取る。
    人はみな違うし、意見も違う。この前提を作った方がうまくいく。
    また、意見が合わず、好きではないが受け入れることが大人の知恵。
    不満を言わない。
    相手に逃げ道を作っておく。
    目で伝える。普段からまなざしに気を配る。
    いない人の話をしない。
    相手に最初から過度な期待をさせない。
    弱さを武器にしない。
    人と人との距離は伸び縮みするもの。近づき過ぎたら少し距離を置くことも必要。
    人間関係は何でもありになったらおしまいである。
    時間を相手に贈る。という考えがある。
    嘘をつかせるまで相手を追い詰めていないか。自分を振り返る。
    知ったかぶりをせずに、謙虚で素直な教わり上手になることは大切である。
    身近な人の新しい、いいところを見つけて、光を当てる。
    キチンと家族を守る。
    時には黙って見守ることが、大きな愛情表現になる。人間関係も種をまいて待つという営み。
    本のフォントにもこだわりの感じられる良い本。

  • 「あなたにありがとう。」、なかなか伝えられない言葉です。
    押し付けてしまったり、釘をさしてしまう日々ですが、見守る、という立ち方をしていこうと思いました。
    近付き過ぎず離れ過ぎず、ちょうどいい距離を探してみようと思います。
    一人で立つことも大切に。
    弥太郎さんの言葉は今回もすっと心に落ちてきました。

  • 人との関わり方。ありがとうという言葉の大切さ。

  • 私も手紙が好きです。手書きが一番気持ちが伝わる気がして好きです。手紙を書くのは本当に減りましたけど、、、

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著者プロフィール

東京生まれ。エッセイスト。渡米後、アメリカの書店文化に触れ、日本におけるセレクトブックストアの先駆けとして「COW BOOKS」を立ち上げる。2005年から2014年まで『暮しの手帖』の編集長。その後、「くらしのきほん」を立ち上げ、株式会社おいしい健康・共同CEOに就任。「くらしのきほん」主宰。著書多数。執筆活動の他、クリエイティブ・ディレクターとしても活躍。

「2019年 『くらしのきほん 100の実践』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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