投資は世のため自分のため 長期運用の先に広がるおもしろい世界

  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569690605

感想・レビュー・書評

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  • 株式投資の入門の入門。言わずと知れた澤上さんの著書。

    「長期投資というのは、育てることなのだ」
    「作物の種を蒔いて実りの秋を待つ。それが長期の投資運用なのだ」
    「長期投資の本質である、パイ全体を大きくして、それを分け合おうという「プラス・サム」」
    など、澤上さんの投資哲学が紹介される箇所もあり。

  • 澤上篤人さんが「投資の絵本」を書いてみたいと書かれた本。


    すごく根底にあるものを書かれていて、投資の知識がなくとも読める澤上篤人さんの本の中でも自分は一番の良書に思います!

    見開き1ページごとに単元も区切られているので、自分の気になる項目をパッと開いて読んでもいいし、通して読んでもすごく深く長期投資が腹に落ちる一冊だと思います♪♪♪

  • 澤上氏の本は全部好き。
    その中で「投資をやってみたいけど」という人に最初にオススメする一冊。
    サイン付きの持ってます。宝物です。

  • 長期投資に関する各テーマ単位で見開き一ページにまとめられており、
    内容もかなり投資ライト層向けで、サクサク読み終えました。

    ライト層向けと言っても、読んで損はなく、
    この澤上氏が考えていることやさわかみファンドの運用方針を再確認できました。


    改めて確認したのが、

    「株式の長期投資と長期保有は違う」

    と言う点。

    長期投資の基本は「長期スパンで、安く買って高く売る」というスタンスで、
    「一度買ったら保有し続ける」という意味ではないとのこと。


    これは個人的にも勘違いしていたと言うか、
    そもそも配当益である程度の収入が得られるのは、
    投資総額が莫大な金額になってからです。

    例えば、配当益で年間100万円を目標とするのであれば、
    配当率を平均2.5%と仮定しても、4000万円の投資総額が必要となります。
    (ド素人の計算ですが…)

    ですので、僕のような零細個人投資家が投資益を頂戴するには、
    配当益ではなくやはり売却益がメインになります。


    よって、僕の投資の基本も「安く買って高く買う」となるのですが、
    デイトレみたいに頻繁な売買では手数料もかかるし、生活も犠牲にする。

    だから、長期的な景気のうねりの波に乗って、
    みんなが売り逃げているときに安く仕入れ、
    みんなが買い群がっているときに、ある程度の値段で売る。

    長期的な景気のうねりというのは肌感覚の部分が大きいので、
    毎日の情報に気を揉むことなく、生活も犠牲にすることはありません。

    要はその「肌感覚」をいかに研ぎ澄ますかという課題になりますが、
    その課題への取り組みとして、こういう本を読むのは有効だと思いました。

  • (2007年5月頃読んだ)金太郎飴と揶揄されるさわかみ御大ですが(笑)、これは長期投資のココロを説く本。めんどくさい数式とか経済理論なしの平易な内容。私は昔から、長期ローンでマイホームを買うのが「当たり前」なのが不思議だったが、それは決して「当たり前に得」な行為ではないと述べられていて、長年の疑問が解けた気分になったものです。

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著者プロフィール

さわかみホールディングス代表取締役、さわかみ投信創業者。1971 年から 74 年までスイス・キャピタル・インターナショナルにてアナリスト兼ファンドアドバイザー。その後 79 年から 96 年までピクテ・ジャパン代表を務める。96年にさわかみ投資顧問(現さわかみ投信)を設立。販売会社を介さない直販にこだわり、長期投資の志を共にできる顧客を対象に、長期保有型の本格派投信「さわかみファンド」を99年に設定した。同社の投信はこの 1 本のみで、純資産は約 3300 億円、顧客数は 11 万 7000 人を超え、日本における長期投資のパイオニアとして熱い支持を集めている。『10年先を読む長期投資』(朝日新書)『金融の本領』(中央経済社)、『本物の株価上昇の波が来たぞ!』(日経BP社)『2020年に大差がつく長期投資』(産経新聞出版)『大暴落!その時、どう資産を守り、育てるか』『インフレ不可避の世界』『暴落相場とインフレ 本番はこれからだ』(いずれも明日香出版社)など著書多数。

「2023年 『本物の長期投資でいこう!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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