- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569690650
作品紹介・あらすじ
幕末最大のミステリー・坂本龍馬暗殺事件。それは、大政奉還から戊辰戦争へと時代がうねる中で起きた惨劇だった。当初、実行犯と目されたのは新選組、だがそれを覆す供述で見廻組が浮上。それら幕府側の組織を統轄したのは会津藩である。一方、討幕側の薩摩藩にも陰謀めいた思惑が見え隠れする。徳川慶喜の処遇を巡って龍馬の存在が目障りとなったのか?さらに、新史料から、意外な藩の影が浮かび上がる。はたして、真犯人、そして黒幕とは?龍馬が駆け抜けた混迷の政局を読み解き、諸説を検証する。
感想・レビュー・書評
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71点。坂本龍馬暗殺の実行犯は見廻組で決着がついてるんだと思ってたけど、なんかありそうなタイトルに惹かれて読んでみたら、結局はそういう話でした。
とは言いながら当初の実行犯と目されていた新選組説や薩摩藩陰謀説、その他諸説を検証していく過程は興味深い。
はたして真犯人は?!は言い過ぎとしても、歴史というのは、さまざまな史料を分析して過去の出来事を推測するもの。それが歴史研究の醍醐味で、その数だけたくさんのフィクションだって生まれるわけよね。 -
著者は暗殺関与を証言した渡辺篤の残した文書をTVで読み解いた経歴を持つ。サブタイトルどおり諸説を検証していき、最も妥当と思われる結論を導きだしている。が、西郷の蓑田伝兵衛宛て書状を誤読したり、西郷が今井を助命したとかいう怪文書的な逸話を薩摩黒幕説の傍証とするなど、詰めの甘い箇所が見受けられる。
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タイムマシンでもできない限り真相は分からないけど、色んな憶測や説に思いを馳せることができるのも、歴史の魅力だと思う。
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平成22年4月1日購入(古本、第1版第1刷)
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読みかけです。
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龍馬暗殺の謎。