中学校の「国語・読解問題」を15パターンで完全攻略 (新「勉強のコツ」シリーズ)

著者 :
制作 : 向山洋一 
  • PHP研究所
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569694061

感想・レビュー・書評

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  • もっとパターン化されたものを期待していた。
    問題集でもなければ、参考書でもない、中途半端さ。
    書籍の構成にも気を使って欲しい。

  •  とにかく「わかりやすくしよう」という伊藤先生の優しさが行き過ぎた結果、結局使い所のムズカシイ「問題集」となってしまった感がある。わざわざ「問題集」と強調するのには理由がある。表紙を見ればわかるように、おそらく本書本来の役割は「参考書」なのだと思う。しかし、残念ながらその本来の役割を本書は担いきれていない。では、「問題集」としてはどうかといえば、問題数の少なさ等から、やはり成りきれていない。帯として短いどころか、たすきにしても短いという状態。
     本書では、具体的に解説をしようとするあまり、練習問題を中心に据えた解説を行なっている。もちろん、「問題集」であればこれはやむを得ないところではあるし、具体的な解説は伊藤先生の優しさの現れだともいえる。だが、結果として「その問題にしか使えない解き方」という印象を与えてしまっている感は否めない。実際にはそんなことはないのだが、おそらく「国語嫌い」な人ほど、そのような印象を受けることとなると思う。もう少し、抽象的な解説にも力を入れるべきだった。あるいは、「参考書」として、そこで学んだ解き方を他の問題でも応用できるということを「これでもか!」というほど見せつけるべきであった。「なるほどなー」と思わせる解説も中には見られたので、これはもったいない。

     また、「抽象的な解説」という点で弱さを持っていることと同義だが、本書の内容には「まとめ」にあたるものが少ないように感じる。そのため、僕は本書を読み終わった後、「結局、『15パターン』ってなんのことだったの?」という感想を持った。見返してみて、これのことかな?と思うものに行き着いたが、それにしたって「15パターンで完全攻略」なされているかというと甚だ疑問。決して「1パターン=1つの解法」ではないようです。


    【目次】
    編者まえがき
    はじめに
    第1章 読解問題には「ルール」がある
    第2章 論説文を読解するコツ
     論説文読解のポイント
     練習問題
    一石何鳥? 新聞のコラムの視写
    第3章 小説を読解するコツ
     小説読解のポイント
     練習問題
    おわりに

  • 例題ごとに、解答を書く際のポイントが示されていて、普通の参考書、といった印象。
    本書を求めているような、中学生には難解なのではなかろうか。

    どちらかというと、もっと「解の公式」のようなはっきりしたものがほしい。

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著者プロフィール

弁護士(ミモザの森法律事務所),国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ副理事長

「2023年 『ジェンダー法研究 第10号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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