3週間「速読」ビジョントレーニング

著者 : 内藤貴雄

• PHP研究所 (2008年1月29日発売)

感想・レビュー・書評

[morinokazedayoriさんの感想 · 2015年9月19日]

　本書はビジョントレーニングによって速読の効果をあげることをねらいとしている。眼球運動のコントロール機能を鍛えることで、眼の動きがよくなり、文字から文字への視点の移動がスムーズになり、読んだ内容を頭の中でイメージすることが容易になり、視野が広がって複数行の意味を一度に理解することが可能になるという。

　最初に載っていた「読書スピードチェック」で読書量を測ってみたら、分速100文字で四段階中、下から二番目のスピードだった。３週間、もしくはそれ以上トレーニングを続けることで、倍以上の分速2501文字以上にまで高めることもできるらしい。今までの2.5倍以上のスピードで本が読めるとは・・・。

　頑張ろう！！！

[藤崎千尋さんの感想 · 2010年10月20日]

速読の、眼のトレーニングに特化された本。
要点が絞ってあって、殆ど（９割くらい）の紙面がトレーニングに割かれていてドリルとして使用できます（むしろ、ドリルとしての価値がメイン）

やってみた感じ、結構効果はありそうですが、「三週間」のトレーニング後、どのくらい効果があるかは微妙な所です。
また、眼の訓練は載ってますが「読解」とはまた別の話なので、速読というよりも、速読の為の眼の訓練本と割り切ったほうが適切な印象です。
トレーニングも結構種類があって、パズル気分で出来るものが多く、そこそこ愉しめます。

個人的な難点は、トレーニングで取り上げられている文書の題材が、結構著名なものが多くて、「読まなくても分かってしまう」ものが多かったことでしょうか。

著者プロフィール

甲南大学経営学部卒業後、渡米。米国で眼科医と並んで国のビジョンケアを担うドクター・オブ・オプトメトリー(検眼医)とカリフォルニア州開業ライセンスを取得。

「2015年 『ビジョントレーニングで脳力アップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」