いまアメリカで起きている本当のこと 日本のメディアが伝えない世界の新潮流
- PHP研究所 (2011年3月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569696690
作品紹介・あらすじ
2010年秋に行われた中間選挙でアメリカの人々はオバマ大統領の民主党を大敗させることで、中国を甘やかすオバマ大統領の中国政策に不信感を突きつけた。アメリカの人々は、アメリカがついに中国と衝突せざるをえない状況に至っていることを認識し、その決意を表明したのである。(中略)▼アメリカ衰退論と中国台頭論に酔いしれている日本の企業家たちには読みにくい情勢かもしれない。だが米中の対決はまぎれもなく中国経済を弱め、日本の経済活動は大きな影響を受ける。▼アメリカの人々は危機に直面すると、それを挑戦と考え、戦って乗り越える。アメリカの歴史はそうやってつくられてきた。▼アメリカは「中国の挑戦」という危機に正面から立ち向かい、勝つための戦いを始めようとしている。そしてアメリカに戦いを仕掛けられる中国が、いかにひ弱であるか。日本の人々が見落としている事実を、この本で知ってもらいたいと思う。(「まえがき」より抜粋)
感想・レビュー・書評
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私は日高氏のワンシントンレポートという番組が好きで見ているが、著書も数冊読んできた。
この本は、マスコミが伝えていないアメリカの実態を日高氏なりの視点で解説されていた。
民主党対共和党との政権抗争からオバマ民主党政権のもたらしているアメリカの世界戦略の失政、台頭する中国の覇権に立ち向かえるか・・・米国民主党の今後は?
賛否両論あるだろうが、少なからず勉強になった著書である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本は、アメリカに袖にされると困るぞ。
という事でしょうか。 -
アメリカは石油と天然ガスの上に浮いている。
アメリカは石油資源についていえば、中東に侵攻してイラクを占領するまでもなく。こくないに十分に抱え込んでいる。
アメリカの大学は産業界、企業と大学を密接に結び付ける役割を果たしているのが特徴。
中国の大学がそこまでの水準になっていないのは大学のレベルがまだ低いこともあるが、ちゅうごくの社会や国家の仕組みがネットワークを取り入れていないから。 -
いまアメリカが考えていること。
アメリカ側からの視点としての一例 -
「日本、米国、中国は正三角形の関係」と発言した鳩山元首相。
著者は、この発言や現民主党政権に、かなり厳しい意見を述べている。
オバマ大統領の外交能力や中国の動向についても、「さすが、ハドソン研究所首席研究員」と思わせる考察を述べている。
僕は、政治の話しには疎い。
なので、このような本を読むと著者の言うとおり「大変なことになっているのだなぁ」と急に不安になってしまいました。
「日本が中国に寄りすぎると、中国が危機を迎えたときに日本は大変なことになるよ」などと言われると、その通りかもと思ってしまいます。
ということで、うむむ、とうならされたのでした。 -
私は政治や経済には全くの素人(高校卒業程度の知識しかない)で、
あんまり参考にならないと思いますが、著者の主張を分かる範囲で簡潔に書くと
・民主党もオバマも全然ダメ
・次は共和党が政権を取る
・日本の民主党もダメ
・中国・アメリカ間はこれから対立する
・アメリカ衰退論は間違い
オバマ大統領を褒める部分がひとつもないので、ちょっと可哀相になるくらいでした。
しかし、その理由も明確に書いてあり、ちゃんとデータを出してくれているので、信憑性は高いと思います。
そのほか、アメリカの外交戦略やエネルギー事情、ちょっとだけ中国の外交などにも触れてあり、普段全くその辺の事情に疎い私には興味深いお話でした。
アメリカの政治を見ていると、日本のビジョンのない政治が心配になります。
著者は保守派なので、民主党よりの主張も聞いてみたいところです。 -
第2次世界大戦以降、日本はアメリカの力で経済の拡大だけに全力を挙げてきた。国の安全をアメリカに頼り、アメリカにモノを売ることで繁栄してきた。そう考えると、普天間問題等アメリカに逆らえないのも省がないような・・・・。また中国の国力が拡大しているに思えるがまだまだアメリカには
及ばないということが書かれていた。 -
TOPPOINT 2011年6月号より。
米国の現状をリポート。 -
著者の日高義樹さんですが、中々大層な肩書きを持っているヒトです。多少アメリカ偏重の思想の持ち主であることを念頭に、他の本に於ける意見を照らし合わせる必要があるでしょう。
そういうわけで、もうアメリカやばいよって本だと思ったら逆でしたね。今でもアメリカの戦力は十分であると言う本です。勿論、負債に関してはもはやどうしようもないということに関して触れていますし、金本位制を利用した脱却方法に関しても述べています。
まず日本の民主党が打ち立てた脱米政策に関する米国人・政治家の怒りと当惑ですが、そもそも民主党のバックは中韓であり当然の流れを感じています。
オバマ政権を痛烈に批判しており、ジョンソン、カーターより国際戦略に関する能力・知識が足りていないとしています。反面選挙戦略、国政に関しての能力は評価していますが、基本的に共和党の支持者のようです。
アフガニスタン紛争への参加、GDPに達するほどの負債、公共事業、癒着などオバマ政権の暴走が米国を危機に陥れていること、国際戦略の無さが日本やドイツと言う親交国との不仲、中国につけ上がられる始末に終わっていることを批判しています。
米国の教育・科学能力の高さにも触れていますが、これに関しては全面的に同意ですね。また軍事戦略の遷移、軍事力の向上に関する記述は中々稀有な情報かと。
この本から得られた知識は割と多かったです。米国経済のより真の部分に関して無理だったからかもしれませんが。眠いから割と適当ですがこんな感じの本です。-
日高さんの講演一度大学1年生の時に聞きましたがその時の内容を全く思い出せない・・笑
アメリカの軍事、財務、政治あたりの話してたのかなと今こ...日高さんの講演一度大学1年生の時に聞きましたがその時の内容を全く思い出せない・・笑
アメリカの軍事、財務、政治あたりの話してたのかなと今この感想見て思いました。。。
ただそれだけです。
2011/09/04
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