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- Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569698618
作品紹介・あらすじ
裁判員制度の導入により、一般市民にも裁判の知識が必要になった。しかし、そもそも裁判員制度は憲法違反であると著者は言う。憲法が規定する「法律に基づく裁判の原則」が守られず、基準なき裁判となるからだ。このように、裁判を正しくとらえるには、憲法のような原理原則から、着実な理解を積み上げることが求められる。本書は「裁判の意味」「裁判官の独立」「上告と控訴の違い」といった基礎知識から、「蛇足判決」など現代司法の矛盾点まで、知っておきたい事柄を網羅。元判事が親しみやすい語り口で解説。
感想・レビュー・書評
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ついに始まった裁判員制度。
裁判とは何か、という初歩的な視点から
裁判、そして裁判員制度を切り込む本。
裁判についての知識ゼロでもすんなり読めます。
憲法とは何か~というところからスタートし、
裁判の「知らなかった!」という仕組みや
裁判員制度の問題点まで
幅広くカバーしてあり、とても読みやすい!
新書の割にはすらすらすらすら~っと読めちゃいます。
なんてったって、著者は元裁判官。
そりゃ内情も全部知ってるわ。
元裁判官だから知っていることが面白い。
「裁判官の独立」について書かれている部分が特に。
裁判官って法律のみに縛られているのかと思いきや、
最高裁の人事や最高裁の判例などなど
いろんなものに縛られているんだなぁと。
ただ、ちょっとこの本過激w
特に5章後半部分(判決文の蛇足について)と
6章(裁判員制度について)。
思いっきり批判してます。はい。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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