- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569700687
感想・レビュー・書評
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若松義人『トヨタ式「スピード問題解決」』PHPビジネス新書。
トヨタ生産方式云々の前に如何にして問題解決に取り組むべきかを様々な事例を交えて解説するビジネス書。非常に解りやすく、トヨタ生産方式をかじったことのある方なら、成る程と納得するのではないだろうか。
1兆円を超える利益を上げても、なお改善を継続し続けるトヨタの姿勢には学ぶべきところがある。トヨタ車の品質、性能には満足する一方で、人気車種の納車まで2ヶ月待ちとは如何なものだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「読書」用ではない。常に携帯して、暇があればランダムに頁を開き繰り返し読み返すための本。
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・問題を見える化
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ADPの課題図書として紹介できる。LSSや問題解決アプローチを学ぶ参考図書としていい。、
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トヨタという会社の凄さを痛感させられました。大企業で業界トップに君臨する理由が分かります。
カイゼン等々の世間に浸透している言葉は、これまで考えていた以上に重みのある言葉でした。見習うべきことばかりでした。 -
入社前や入社した直後はこの人の本をよく読みました。
あれから3年くらいたち、久々に目に着いたので図書館で借りました。
感想としては、まぁこの人同じような内容でよくもまぁこんな本出せるなぁと3年前と印象はたいした変わらず・・・
やっぱり表面的なことしか語っていないので、この人の本を読むくらいなら大野さんが書いた本を読んだ方が絶対いいです。
リーコール問題以後さっぱり見なくなったトヨタ関係の本ですが、はたしてこの人は今後どのような本を出すのでしょうか?
ちょっと楽しみです。 -
やはり、世界のトップ企業だけあって、「kaizen」の仕方が半端ない。
「問題が起きなかったからよかったね」でなく、「問題が起きてよかったね」という思想でラインを動かす。
要は、ラインが正常に動いているなら、そこは人員過多で無駄が発生している可能性があるため、あえて問題を起こすため、人員を減らすのだそうだ。かなり非常識なことをしている。
これはソフトウェアのテストでもある手法だが、あえてバグを仕込んで、それによって顕在化するバグを排除する方法に似ている。
ただ、相手は「ソフトウェア」でなく「人間」であるところが難しいところだろう。
その点、現場の人たちにプレッシャーを与えず(品質に影響を与えたくないため)、気楽にラインを止られる程度にしてもらい、担当者の問題の隠蔽を防ぐのだ。
印象に残った言葉は、無くしたものを探せなかった者に対しての言葉、
「なぜ、見つからないかわかるか?簡単だ、見つかるまで探さないからだよ」
確かに、粘り強い執念と努力がトップ企業たる所以なのだろう。 -
問題解決とは悪い点を改善するだけでなく、普通になっていることに問題意識を持ち、更に良いものにするという考え方。それを軸とした問題提起、解決方など、企業活動だけでなく、個人の生活にも活かせるノウハウが詰まっています。
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2008年8月 9/95