フォーカス・リーディング 「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出す いいとこどり読書術

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569701622

作品紹介・あらすじ

「眼」「意識」「フォーカス」-3つのコントロール術で、本の読み方に奇跡が起こる。

感想・レビュー・書評

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  • 勝間さんの本で出てきた言葉だったので読んでみましたが、速く読むことの価値を粉みじんに粉砕してくれた本。読書の目的とほしい情報を明確に持ち、トップダウンで読み解いていく形は、漫然と読みだった現状に冷や水を浴びせてくれました。特に自分は気になった言葉をブクログ等で残していたのですが、読書メモでは無くTODOリストにいれて行動に移すことについては、確かにブログに書いても見直していない現状を振り返らせてくれたなと。あと、個人的ファンの齋藤先生の3色ボールペン術を真っ向から否定しているところも新鮮。出会えてよかった本でした。

    ●フォーカスリーディング
    ・フォーカスがずれていると読書の時間は浪費となる
    ・速く読むはナンセンス。何を読まずに済むかを考えること。何かにフォーカスするとは何かを捨てること
    ・本の全体像を押さえていないと、頭から読むしかなくなり時間浪費に。
    ・資格や英語の勉強も同じ。フォーカスを明確にして何度も同じテキストを繰り返すことに尽きる

    ●著者と読み手のコラボ
    ・読書とは著者の言葉とあなたの経験のコラボレーション
    ・本から成長する。とは著者が語る視点で世の中を見、行動できるようになったこと
    ・情報を受け止めるということは自分の問題意識をベースとして解釈しなおすということ

    ●読むときの心構え
    ・何をどう読めばリターンを最大化できるかクールに計算して読む
    ・読書の前に何の知識を得るためなのか、読む価値があるか考える
    ・視野を広くしないと理解度が高くならない。読む意識が強すぎろ津視野が狭くなる。トップダウンに
    ・漫然と読むのと「こういう情報がほしい」と思って読むのとでは入る情報量が違う

    ●読書の注意点
    ・頭を使わずにパスしながら読書をすると、読書は弊害。マイナス成長に。
     →今のビジネス書はズッコケ三人組の本と文字数はほぼ一緒で頭を使わないものも多い。
    ・本の気になった言葉をブログ等に書くほど言葉の価値は薄まる。
     10個20個とかけば意識に上がることはほぼなくなる。
     それよりもTODOリストに入れる。
     大切なのは言葉リストを作ることではなく実生活で役立てること
     どうせ書くなら自分の意見を書く
    ・客観的にみ重要な部分なんてありえないものを探そうと思ってはいけない
     →色で分けるのであれば赤は主張、青が事実や実例、緑が思索のキッカケに分けるなど

  • 読書でつまずいたら見返すこと!

    ●まず、大事なのは目的を明確化すること
    ・その本は何のために読むのか?をはっきりさせる
    ・読書で得られるリターン
    ①狩猟採集型…手に入れた情報を自分の生活、思考、行動に反映させる
    ②農耕型…時間を惜しまずじっくり読書することで、思考を深める
    →名著、古典、文学作品

    ●TPOを意識
    ・時間設定、目的意識、状況認識

    ●速読3ポイント
    ・目的の明確化
    ・経験値、集中力、情報入力レベル
    ・フォーカスの設定の仕方

    ●マクロレベル/ミクロレベルでの理解
    ・目的に応じて理解度を変え読書を効率化
    ・目次、見出しも注目
    ・スキミング(大事なポイントの拾い)
    ・スキャニング

    ●本を読む前に
    ・なぜ読書するのか?
    ・どんな本を読むのか?
    ・どう読むのか?

    ●具体例…1冊最低3回
    ①下読み②目的に応じて丁寧読み、メモ③全体像・ポイントをおさえつつ読み返し

    まとめ:効率的に、読書の目的を考えつつ、時には不必要な部分を飛ばしながら目的を達成する!

  • フォーカスリーディングのフォーカスとは、この本から何を学びたいか、を明確にする(フォーカスする)事であるというのが、強く印象に残った。

  • いかに、速読するかがテーマ。
    じっくり本を楽しみたい、基礎的な本をじっくり読み込みたいという方には不向き。膨大な資料から、必要な箇所を短時間で抽出したいという目的であれば、価値はあると思います。感じたことばは、
    ①フォーカス、②スキミング、③スキャニング  です。

  • •ダイレクト出版のフォーカスリーディング三日間集中講座を購入して、補助教材として読書。

    •ポールシーリィ氏のフォトリーディングと基本的な考え方は同じのように感じた。すべての速読学習に言えることだが、速読する目的を明確にする、目の視野を拡げて文字を風景の様に観る、文字から浮かび上がる白い集中した意識で読む(自分はこの意識は潜在意識ではないかと思う)という方法は共通している、と思う。

  • 速読の技術についてもいろいろ書いてありますが、読書の心構えについても参考になることが色々書いてあります。昔フォトリーディングのセミナーをうけた事があるのですがそれとは別のアプローチが興味深かったです。
    速読というといかに本をたくさん読むかの視点になりますが、ここで著者は釘をさします

    一番響いた部分の引用

    多読が奪う一冊の価値
    多読をすること自体が目的となると、本来読後のフォローにあてられるべき時間が、次の1冊のために奪われていきます。量を求めることの弊害はここにもあります。
    読んで手に入れた知識を生かすにせよ、さらに深めるにせよ、「読んだ後」こそ重要なのです。知識をしっかりと定着させるために、何度も読み返しながら思索にふける。あるいは自分の現場で実行してみる。そんな大事な作業が、次の「読む楽しさ」に奪われていくわけです。哲学者ショウペンハウエルの言葉を借りれば、「多読すればするほど、読まれたものは精神の中に、真の跡をとどめない」(岩波文庫『読書について』より)ということなのです 

    引用ここまで

    速読に関する考え方はいろいろあるでしょうが、せっかく読むのであれば身につけたい、そのあたりまえのことを忘れないようにしたいと思います。

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  • ビジネス
    lifehack
    自己啓発

  • <span style="color:#0000ff;"> ある本が「狩猟採取型(いいとこどりをして即効性を狙う)」なのか「農耕型(自分の知性を耕すために読む)」なのかは(略)本を読むあなたの目的意識によって決まります。
     忘れてはいけないのは、この両者はまったく方向性が違うので、一度の読書の中に絶対に混在させないことです。</span>

     すごくビジネス書っぽい(笑)。
     読書をスポーツに例えている体育会系さがワロタ。
     いや、方向性は正しいと思う。
     

  • 戦略的に積読しておく。
    本は最低3回は読み返そう。

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著者プロフィール

ことのば 子ども速読講座代表

「2014年 『子どもの速読トレーニング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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