脳を活かす仕事術

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569701936

感想・レビュー・書評

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  • 会社で平日に仕事をしていると、次から次へと仕事が割り込んできて、やりたかったことの半分もできないことがよくあります。この本の著者である茂木氏は「1時間脳セットアップ法:仕事を分割して一つずつ着実にこなす」を提唱していますが、今の私の環境を考えると参考になりそうだと思いました。

    脳の働きを研究された方が、脳が最も効果的に動く仕事術をこの本では紹介しています。特に、インプットしただけでは役立たせることは難しく、実際に行動して成功・失敗してはじめて、役に立つという考え方には納得させられました。私も取り入れて今後の社会人生活に活用していきたいと思いました。

    以下はためになったポイントです。

    ・脳の出力を高めるには、脳に入力された感動した言葉、役立ちそうな情報を友人などに話して「出力」することが大切(p30)

    ・脳に入った情報は、行動・体験を加えることによって少しずつ整理され、「意味」という抽象概念に変換される(p36)

    ・文献保存や引用の管理は、「Papers」等の管理ソフトウェアを使うとよい(p57)

    ・当日書かずに翌朝に書く理由は、夜寝ている間に脳が無意識のうちに前日の体験を整理し、熟成されるため(p64)

    ・脳は遠い目標よりも直近のスケジュールを優先させる傾向にある、1~2時間で終わるものに集中することが大切:「1時間脳セットアップ法」(p76)

    ・やる気になったらその瞬間にいきなり集中して始めるのが効果的:「瞬間集中法」(p80)

    ・パフォーマンスを高めるには、得意な時間帯を見つけるとよい(p94)

    ・脳に入力された情報・記憶は、運動系の出力を経て「意味づけ」をされてはじめて応用可能な「経験」となる、これにより創造性が発揮できる(p106)

    ・創造性を高める準備とは、1)思考のリフティング:普段からどれだけ勉強するか、自分の頭で考える、2)世間に問いかけるである(p113)

    ・偶然を幸運に結び付けるには、1)行動する、2)気づく、3)受け入れる、である(p131)

    ・そばにいる人の悪い点ばかり発見していると、その悪いところが自分に伝染する(p144)

    ・上司を変えることはできないが、組織のあり方やルールを変えていこうとすることはできる(p174)

    ・英語を思うように操るようになるには、英語のシャワーを浴びて、英語のエピソード記憶を増やすしかない(p198)

    ・仕事には正解はなく、自分で見つけるしかない、基準は「自分が喜びを感じるか」にすると良い(p200)

    ・人間は「変わり続けること」を否定してはいけない、「自分はxxxをする人間だ」と定義するのは、変わり続けることを否定していることになる(p212)

  • 120505
    感覚系と運動系のバランス。一度かたちにしてみる。背伸びが成長。意欲×経験+準備は想像性。不安を書き出す。根拠なき自信をもつ。得意な時間帯を知る。

  • 茂木健一郎氏の著書、ケンブリッジ大学に留学をしたことがあるということをこの本で知った。
    人が成長するときは背伸びをしたときだという、目指したいものがあるから引っ張りあげられる。ブログをやるにも人に見られることがあるから、それも背伸びだという。文章力が身に付くという効果もある。読んでいてもっともだと感じる。
    スピーチを読んでいるだけでは伝わらない、そこに思いや感情が加わるから伝わる、山に登りたいと思うだけならそれは感覚系の脳しか働かず、実際に登ってみて、運動系の脳が働くという。
    だから、思いを実行に移すことが大事だと。
    行動をすると「気づく」と「受け入れる」ことを覚える。
    よく観察をしていないと気付けないし、自分が思っていない展開になったりすると拒否しがちではあるが、それを受け入れることも自然に覚えていく。
    行動をしないと、幸運にもめぐり合うことは出来ない。根拠のない自信も時には必要だそうだ。
    内容自体は、そこまで目新しいものはないが茂木さんの視点が多く盛り込まれている作品である。

  • 良い自己啓発書だと思います。理論が書いてるので、ただの自己啓発のようなスピリチュアルなことは、書いてません。読者が科学根本主義者でもスッと、受け入れられる内容です。

    実際は、脳の仕組み、脳の出力と入力のサイクルが書いてることですが。

  • 脳は活かさないとね。
    続ける事で脳は喜ぶのかなぁ

  • 「脳を小さな情報整理や暗記に使わない方がいい」
    「不確かな未来におびえて何も行動しないことはせっかくの学習機会を失うことになる。『根拠なき自信』によって明るい未来を描くことはいいこと」(⇒ポジティブなイメージ化は脳の扁桃体を活発化させドーパミンを放出)
    装丁はお手軽な感じですが、中身は結構役に立ちそうなことばかりでした。

  • インプットとアウトプットのバランス。特に意識しないとインプットが多くなり、アウトプットが少なくなる。
    とりあえずアウトプットをしてみる。それが、インプットになって、次により良いアウトプットができる。

    自分にとって、納得できた。最後まで読んでいないので、あらためて読みたいと思う。

  • ビジネス
    自己啓発

  • 脳の入出力のサイクルをまわす。
    *感覚系と運動系の調和を取るために、出力をする。
    *仕事は自分の中で抱え込まず、早目にリリースする。
    *自分の中に高性能の鏡を作る。
    これは客観視すると理解した。
    *時々、自分の作品をあこがれと比較する。

    脳の情報整理
    *脳を情報の暗記や整理に使わない。
    *いつでもネットに接続できる環境を持ち歩く。
    *英語を習得してネットの潜在能力をフル活用する。
    *背伸びをして自分を鍛える。
    そのためには人の目にさらすことが一番手軽でよい。例えばblog。

    体を使い、脳を動かす。
    *体を動かすことで、自分の脳をコントロールする。
    *隙間時間は体に任せて集中する。無意識の動作、単純な動作で集中力を喚起する。
    *段取りや手順を無視して、いきなり核心を突くことも大事。
    *自分の生産性が上がるパターンを見つける。

    意欲や意識を司る前頭葉を活性化させ、輝く方法
    1.創造性を持っていること。
    2.偶然の幸福に出会う力があること。
    3.楽天家であること。
    4.情報の受信範囲が広いこと。
    5.改革、革新を忘れないこと。

    創造性とは
    *意欲と経験が大切である。
    *思考のリフティング。普段の勉強と自分の頭で考えること。が大切。
    *ひらめき現象は放っておくと回路が弱体化する。いつもアンテナを張っておくことが大切。
    *無意識を耕すと創造性が発揮しやすい。意識は逐次処理。無意識は並列処理。これも常に頭で考えることが大切。

    セレンディピティーとは
    ポイントは行動する。気付く。受け入れる。
    コミットメントがないとセレンディピティーを活かせない。
    この場合のコミットメントとは自分と仕事を一体化させること。
    *理想の対象を探す。見つける。
    *人の良いところを吸収する。
    *人生の指針となる本を読む。著者にとってはニーチェ。

    楽観主義
    *根拠のない自信が大切。
    *笑って仕事をする効果は大きい。
    *無意識。意識化するとストレスが怖くなくなる。
    例えばネガティヴなことを紙に書き出したり、声に出したり、名前をつける。
    *脳に眠るモードを切り替え、環境に適応する。それは体を動かすことでコントロールする。

    ダイナミックレンジが人生の幅を広げる。
    コンピュータゲームの欠点は既にルールが決められている点。
    自らルールを作る。というのは自分を客観的に見るメタ認知の力が必要。
    メタ認知は前頭葉を鍛えることに繋がる。
    多くの本物に触れる。現実に触れると脳は本気になる。
    アウェー戦をする機会を増やす。そこで、鍛えられる。

    道無き場所に道を作ることが仕事
    *自分で社会の需要を作り出せる人間を目指す。
    つまり、自分のやりたいことを実現しながら、社会も認めてくれる状態。
    *やったことが評価されなくても腐ってはいけない。
    *受難を情熱で乗り越えることが大切。
    *喜びを感じられるものはどんどん突き詰める。

    脳には可塑性がある。つまり、新しい機能を獲得し、それを維持、保持することに優れている。
    つまり、それまで何の仕事をしてきたか、どんな行動をとってきたか。
    どれに成功し、何に失敗したかは関係ない。
    今この瞬間から変わることが出来る。
    自分の正体を簡単に決めつけない。

  • この内容にこのページ数必要?という薄い内容。

    要はインプットだけではなく、アウトプットすると良いということ。レポートに何かこう?と考えたり、情報収集したりするだけではなく、実際書いてみるということが大事。

    別に脳科学を知らなくても、当たり前なこと。。

    英語ができると得られる情報量が違う!というのはいたく共感。

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著者プロフィール

1962年、東京都生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て、ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。専門は脳科学、認知科学。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究するとともに、文芸評論、美術評論にも取り組んでいる。2005年『脳と仮想』で第4回小林秀雄賞を、09年『今、ここからすべての場所へ』で第12回桑原武夫賞を受賞。また脳をテーマにした著作執筆のほか、小説の刊行しており自身が講師を務めた東京藝術大学での出来事を元に描く『東京藝大物語』は大きな話題となった。

「2018年 『ペンチメント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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