- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569704104
感想・レビュー・書評
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強い想いを持って、何事も一生懸命にやる。
充実した毎日を送る。
素直な心でいる。
慈悲の心を持つ。
まずは自分が一生懸命に動く。
おのずと仲間が増える。
何となく思い描いていた事が、言葉で示されていた。
そしてそれが松下幸之助さんの言葉だと思うと、上手く行かない時も、間違っていないと安心して突き進む事が出来ると思えた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人柄に揺るがない信念があるのを感じました。
それは決して頑固と言うことではなくて、世の中の人のためになるには自分は何ができるだろうか、ということを熱意を持ってひたすら取り組んだ方なのだろうと思います。
そのためには誰かの意見も聞くし、取引先やお客さんの意見も聞くし、より良い物を作るために、自分だけのバイアスで物事を判断せずに独りよがりにならないようにやっていく、ということを貫いたのだろうと思います。
「経営の神様」と言われていますが、自分自身が世間のニーズに合った物を生み出す才能があったというよりは、というかあったのでしょうけれども、世間の意見を聞いてそれに合わせた物を作るといった考え方を大事にした所が神様だったのではないでしょうか。
個人的に、素直に、という部分はとても響きました。
素直に見る。素直にありのままを捉える。
憶測を挟まずに。ただそのままを。
その姿勢に考えさせられるものがありました。
あとは、自分の力だけで物事が動くわけではないこと。必ず第三の力が加わって動くので独断でできることなどはほぼないこと。運命の流れというのがあって、その中で生きていることを知る必要があること。
あとは「熱意」について。何事も熱意で動くこと。寝る間も惜しむほど熱心に取り組む必要があること。切羽詰まらないといけない。そこまで追い詰められて使命感が生まれること。
余裕を持っている状態ではダメだということです。
昭和の時代を生きた大企業家ですが、彼の考え方は細かい企業戦略はわかりませんが
大筋としては時代問わず普遍の後世に継ぐ教えだと思います。特にビジネスだけでなく、生き方そのものにも共通するような話が多いと思います。
でも何しろ「神様」のビビビっとくるような感性的なところが少しあるので、とことん理詰めで考えて動くタイプの人にはもしかしたら所々わからないところがあるかもしれません。 -
前々から考え方に触れてみたいと興味を持っていた松下幸之助さん。
経営塾の中で語られたことを抜粋してまとめられた本でした。2000年以前に語られた言葉であるにもかかわらず、古い考え方だなぁとか全く感じず素直になるほどと思うあたりやはり今なおレジェンドとして語り継がれる人なのだなぁと感銘を受けた。
琴線に触れる言葉はメモして振り返ることをオススメします。 -
今から70年前くらいに言っていることでもやはり普遍的な部分があるなと改めて感じました。
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松下幸之助さんの過去の講演メモですが一言一言に深みがあり学びがたくさんありました。
▪️素直な心を持つ
▪️知識より知恵
▪️悩みがある方が人生が彩り豊かになる
▪️人情の機微は難しいが一番大事
▪️部下や後輩に裸の人間として付き合い学び合う
▪️自己観照 -
ページ数は多くないがかなりのめり込んで読んでしまう内容だった。
中身は松下幸之助の話口調で記載されている。
その場に自分がいて、直接話を聞いているような感覚。
内容はというと、心に留めておくべき内容がたくさんあった。
中でも印象に残っていることは「苦労と生きがい」について。
何かを成し遂げる時に苦労しないことなんてあり得ない。その苦労という代償を経て、初めて生きがいと感じられるようなものに繋がってくると。
だから、苦労は買ってでもするべきだし、みんなが避けるからこそ価値があるんだと。
本が発売された時代と現代では働き方も仕事に関する価値観も様々な面で異なっていると思う。
けれど共通する部分は多分にあり、身につけるべき心得や姿勢の学びとして大変有意義な本だった。
誰かに強要するとブラックとか時代遅れとも言われかねない内容だが少なくとも自分に課す内容としては大変参考になった。 -
素直な心でというのは、上の年齢になるほど難しく感じる。
自分の中の「普通」は、相手の「普通」じゃないこともあり、素直にまず聞くことなど同感。 -
面白い 関西弁が読みにくい(笑)
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一事を貫くということは、難しいようで非常に効率的である。嫌だと思う仕事でも、腹を決めてとりくむ。諸氏を貫くことで道はひらけてくる。
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読みやすく人生の役に立つ言葉が書かれていて、手元に置いて時々読みたくなる一冊です。普段の生活を見直したり、行き詰まった時に支えになると思います。