1分で大切なことを伝える技術 (PHP新書)

著者 :
  • PHP研究所
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レビュー : 181
  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569704326

作品紹介・あらすじ

内容の薄い、長〜い話を我慢しながら聞いた経験は誰にでもあるだろう。それは日本人が「簡潔にまとめて話す」というトレーニングを行っていないからだ。本書は一分で過不足なく、しかも相手の心に残るように伝える方法を伝授する。聞き手との間に川が流れているとイメージする「川のフォーマット」方式は、すべてのコミュニケーションの基本になる。さらに「一分間プレゼンテーション」の他、「謝る」「教える」「質問する」「相談する」「指示する」「初対面」「叱る」などの技術を開陳。長い話という「環境問題」を解決する。

感想・レビュー・書評

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  • 1分の重要性を認識させてもらった一点だけでもこの本を読んだ意味があった。2-3時間の会議がざらである環境下、無駄な時間を過ごしてきたと思いたくはないけれども今後の改善につなげていけるだろう。You can do it! この言葉を多用できる毎日にしたい。

  • 著者が冒頭でこう述べている。

    (引用)
    情報が次々に現れては消える状況で、私たちは「切り捨てる」ことを日々習慣化している。(中略)
    「バカか、利口か」「使えるか、使えないか」「魅力的か、そうでないか」、
    「誠実か、いい加減か」即座にふるいにかける。

    その所要時間が1分と。

    しかし、今の時代は、恐らく数秒になっているんじゃないだろうか。

    大手企業の人事部で採用活動を行ってる友人は、
    「5秒ぐらいで、面接者の判断する」と言っていた。

    そして、だいたい、その5秒で、採用するか、しないか決まることが多いと。
    「面接を受けにくる人が話す内容は、そこまでは、採用の合否と関係しない。

    「見た目(容姿、服装、歩き方、姿勢)そして、履歴書の情報で、
    ほぼ、自社にふさわしい人がわかる」と。
    ただ、逆接的に、そういう「ふさわしい人」は、
    話す内容も、簡潔かつ印象的でわかりやすいという。

    要は、日ごろから、他者に「伝える力」を磨いている人は、
    見た目にも、はっきりと現れるということだ。

    自社の商品を、売り込みたい顧客に行うプレゼンも、
    誰が行うが重要になる。
    冒頭の30秒が勝負だと言われる。

    その時間で、いかに、御社にとって価値があるかを、
    五感でわかってもらうように工夫して行う。

    発信側も受信側も、ますます、せっかちになっている。

    日々、自分達は、大量の情報を受け取っている。
    ニュース、メール、ネット、SNS、ブログ、雑誌、YOUTUBEに、
    まとめ系の情報媒体まで、10年前と比較できないぐらいの情報量を受け取っている。

    そういういった状況の中で情報の「取捨選択」は、よりシビアになっている。
    「じっくり」読む、聞く、話す暇がなくなっている。

    また自分達は、情報の受信側であると同時に、発信側でもある。
    いかに、他者に向かって、有益な情報を発信できるか?
    これが、現代で、求められている教養になっている。
    これが、出来ないと、現代の競争社会から置いていかれる。

    著者は、この発信者として、
    情報を「簡潔」かつ「印象的」に話すことは、
    練習するか、しないかにかかっているという。
    つまり、後天的に獲得できるということだ。

    その練習方法のヒントをまとめた本がこの著作になる。
    出来たら、高校生ぐらいから、
    こういった「簡潔かつ印象的に伝える訓練」を、
    行なった方がいいかもしれない。

  • 時間に追われたくはないけれど、有効に使えるようになりたい。
    そして、言いたいことをまとめるのが下手な私にうってつけの本。

  • 1分を超える情報は無駄な物が付いている思うべき。
    本当に必要な情報は1分で伝えられる。
    という内容。
    以下メモ。

    伝える為に必要な事は2点
    1、聞き手にビジュアル的なイメージを伝える事
    言語によって喚起されたイメージが共有されると興奮が生まれる。

    2、経験喚起力
    聞き手がどのような経験を持っているかを想定し、それを思い起こさせるような話しをする
    その為には共有性の高い情報が必要。ドラマのシナリオが定番なのも

    上記が満たされると情報の定着率が非常にあがる。
    1分で話しきるにはどこで途切れても良いように完全に構造化が出来ている必要がある。

    キャッチとかフックになるものは、読み手の経験にリンクさせられる必要がある。
    1文でのコンセプトの説明にはそれが必要。

    人の話しに反論や文句を言いたくなるときは、デメリットに対する検討が不十分な場合が多い。それをケアできている事が良い説明の条件。

    例:1分で教える
    1、現状認識をさせる。
    自分の現状に気づかないと変えられない。気づいていない人は多い。
    2、上達する為のトレーニングメニューを作る。
    短いフレーズで常に確認できるように。
    3、ゴールを明確に提示する。
    成功例を伝えて、出来るようになればどうなるのかを伝える。

    人の話しを聞くときは、相手の内容ではなく、自分の質問をメモしておく。

    相変わらず齋藤先生の本は圧倒的に読みやすい。
    ただ、SNSを含め趣味の近い人同士が集まりやすくなっている現代において、経験喚起をさせられるコンテンツは構造的にどんどん難しくなっているのではないでしょうか?
    同じ経験喚起が出来る層がクラスタ化しやすい中、クラスタ外の人に伝えられる普遍性の高いネタはかなり意識して準備しないといけないのでしょうね。

  • 一分で伝えるには?

    →現在の認識と新たな認識には差があり、ステップアップ作業が必要
    1.現状を語り
    2.見直す視点を具体的に提示し、
    3.結論に達する
    経験喚起力、つまり聞き手にビジュアル的なイメージを伝え、相手の経験を思い起こさせるようにする

  • 途中まではそんなに面白くなかったんだけど(自分が齋藤先生の著書を読みすぎているから目新しさがないだけ)、具体的なテクニックとしての起こり方、褒め方という点は自分として新たな気づきでした。
    齋藤孝入門編としては入り口としていい一冊でしょう。

  • タイトルに関する内容は前半だけ。まぁ後半もなかなか面白かったです。
    話が長いのは環境問題。まったくだ。
    挨拶、会議、打ち合わせ。何でもテンポ良くいきましょう。時間感覚を持つのは大事ですね。

  • 身体論、コミュニケーション論が専門の著者がこだわる1分、時間管理法は強烈なインパクト!

  • タイトルからは、忙しい人向けのコミュニケーション論か、と思い勝ちだが、そうではない。どちらかというと、「そもそもコミュニケーションで最低限しなければならないことってなんなのか」をわかりやすく教えてくれる本。意外とこれがわかってない。

    「1分で伝える」達人の本とあって、言いたいことはさっさと本の前半で終わってしまい、後半はシチュエーション別の実践となっている。
    が、これが前半の、汎用的で、応用の利く、キレのいい内容と比べるとややぼんやりしているのが残念だったので☆4。

    フォントが少し大きめで、1ページ800字前後=1分で話せる量、となっている工夫も嬉しい。
    読んで損はない本。

  • 時間の使い方を草食系と肉食系で分けてイメージすることは、より効率的な仕事が出来るようになると感じた。
    マイナスの気持ちが先にくるときは、まず手足を動かすこと。嫌な事をする時間を最小限にするためにも、1分を意識して取り組むことは有効だと感じた。

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著者プロフィール

齋藤 孝(さいとう たかし)
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業後、同大大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。学者、作家、文化人の役割で多くのメディアに登場している。
2001年『身体感覚を取り戻す』で第14回新潮学芸賞を受賞。2001年発行の『声に出して読みたい日本語』は250万部を超えるヒットとなり、第56回毎日出版文化賞特別賞を受賞。
その他、『語彙力こそが教養である』など多くの著書があり、発行部数は1000万部を超える。『こども孫子の兵法』など監修作のヒットも多い。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。

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