- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569708362
感想・レビュー・書評
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速読の具体的な方法を、初心者向けから段階的に学ぶことができました。
また、読んだ内容を記憶しておくにはどうすればよいのか、
これも具体的に非常にわかりやすく書かれていました。
あとは自分が実践すれば、これから本を読む際により速く、深く読むことができ、記憶に残すことができると思います。
ワクワクさせてくれる本です。 -
速読をマスターするために読む本というより、早く読むテクニック(スキミング、スキャニングなど)や覚えるためのテクニックを紹介した本だった。
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速読術も面白いが記憶術もなるほどと感心させられた
大人のためらいを考えずに実践してみたい -
椋木修三著「ビジネス速読 仕事術」PHPビジネス新書(2010)
* スポーツジムに通って汗を流して体を鍛える人はいますが、脳の汗をかこうとする人はあまりいません。本を早く読むことは脳のスポーツです。日ごろの体力の向上と同じような感覚でトレーニングするといい運動になるかと思います。
* ビジネス速読を行う際の注意点として6つあります。①目的意識を明確にもつ、②用途に応じて読み方を選ぶ、③目的達成のみに集中する、④できることから実践する、⑤できなかった時は他の速読方にい切り替える、⑥割り切って実践を継続する。
* 漢字やかなかなは文中のキーワードになりやすく、それだけを拾い読みすれば即解は十分すぎるほどできます。
* 用語をしっかりと理解している人の説明には、1つの共通点があります。それは「たとえ話がでてくる」ということです。中学生や高校生に質問されたらどう答えるかを考えながら勉強すると良いということかもしれません。自分だけにかぎらず、他社を納得させる話術も向上させることができます。 -
0218297638
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既存の速読法・記憶法の紹介的な内容。
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第1章 「ビジネス速読」で仕事効率を上げる
1.デジタル時代の今だからこそ多読力
2.道具としての速読
第2章 ビジネス速読で「自分革命」
1.ビジネス速読を賢く使い分ける
2.速読即解も可能にする触視速読法
3.新聞・雑誌は「大筋速読法」で読む ほか
第3章 速読で得た情報を記憶するノウハウ
1.頭をコンピューター化する
2.分けて考えれば覚えやすくなる
3.言葉遊びで覚える ほか
速読がなぜ集中力をつけるのに効果があるのかというと、秘密は速読トレーニング方法にあります。速読は時間との競争ですから、常に時間を意識したトレーニングを行います。(中略)
つまり時間に制限を設けて、その時間内に目標を達成しようとするわけですから、いやでも集中せざるを得ないのです。つまり「〆切り効果」です。そうしたトレーニングを繰り返すので、自然に集中力がついていくのです。
本でも雑誌でもどちらでもいいですから、まず読み始める前に、パラパラと前から後ろから何度もめくってみましよう。パラパラしているだけでも、文字がいくつか目に入ってくるはすです。それがすでに文字認識力を高めるトレーニングになっているのです。
その結果、社内の書類や伝票を処理するスピードが速くなるなどの効果が現れます。その分、仕事効率が上がるというわけです。
■3.新聞・雑誌は「大筋速読法」で読む
この速読が特に有効なのは、新聞や雑誌を読む時です。(中略)
新聞にしても雑誌にしても他の一般の本や資料に比べると、一行あたりの字数は圧倒的に少ないものです。すなわち、字数が少ない分、一行まるごと読み取りやすいということです。(中略)
もちろん、社内会議で使う資料を読む時にも有効です。
会議が始まる10分前には必ず席につき、そこで渡された資料は会議が始まる前に、サッと目を通しておくのです。
資料はA4サイズの横書きがほとんどですから、読み方としては「蛇行型」となります。蛇行型でこの会議のテーマとその意図、問題点やその対策など、会議が始まる前につぶさに目星をつけておくのです。そうすれば、会議が始まっても積極的に参加していくことができます。
この方法はすでに多くの人が無意識でやっておられると思いますが、漢字だけを拾い読みし、残りの平仮名や、場合によってはカタカナも無視するという読み方があります。
あるいは、漢字とカタカナだけを拾い読みして、平仮名は無視するという読みみ方もあります。(中略)
ただ、「平仮名は無視する」といっても、厳密に言えば、当然、漢字だけを拾い読みするつもりでも平仮名も目の中に入ってくるわけですから、漢字と同時に拾い読みすることになります。しかし、そうであっても無視する(読まない)つもりで、漢字の拾い読みに集中していくと、平仮名は視読する感じになりますから、ちようどいいのです。
■5.スピードと理解を両立させる「受験速読」
結論から言うと、「読み落とし、読み間違いがあってはならない」ということと、「熟読時と変わらぬ理解度がある」――この二つの条件を満たすためには、次の二つの方法がポイントになります。
(1)視幅(ブロック)を狭くする
(2)指さし法で認知認識力を強化する
「記憶術」は「整理術」
ちなみに、「記憶術は整理術」と言われるぐらい、記憶する上で「整理する」ことは重要になります。「どうやって記憶しようかと思う前に、記憶しやすくするためにどう整理するか」――記憶術をマスターした人はそう習慣的に考えるのです。
極論すれば、記憶術の大半は整理術が基本とも言えます。
■7.番号をふって覚える「ひき出し記憶」
「ひき出し記憶」とは、順番になっているものを順序よく覚える時に役立つ記憶術です。ポイントは、「順番→ひき出し」です。ただ、これには仕込みが必要になります。つまりあらかじめ自分の頭の中に「記憶のひき出し」をつくっておく必要があるということです。これがないと、前項のストーリー法で覚える他ありません。
問題は記憶のひき出しを何にするかです。最も古典的なひき出しとして有名なものが、「自分の体」です。つまり、頭のてっぺんから足のつま先まで、体の各部所に番号をふっておくのです。
■8.複雑なものを一気に覚える「いもづる記憶」
ポイントは「分類・系統→いもづる」です。さらに重要なことは、このひき出し表は、その覚えるモノの「形」によって変化するということです。いもづる記憶を上手に活用できる人とできない人の差は、その形に応じて、いもづる表がつくれるかどうかにかかっています。