メンタルトレーニング実践講座 (PHPビジネス新書 103)

  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569709949

感想・レビュー・書評

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  • メンタルタフネス本というよりは、キャリア全般本の構成です。,終章は、自分のコーチ時代の失敗談を正直に披露してくれて非常に交換が持てます。,,部下の思考のクセをパターン化して、その対処方法が具体的に述べられている箇所が参考になりました。,,5人のサポーターチームを編成するのは、自分にはできそうにありません。そもそもこのような人脈を築いている人はダウナーにならないのではないでしょうか?

  • 中間管理職を主対象とした、メンタルのあり方を解説した書です。まさに自分もその対象です。
    一言でいうと、「己(自分)をよく知りなさい」と主張されていると思いました。自己認識能力として、自己内省力と自己客観力を駆使して自分を認識し、自分が出来ることを優先し、状況適応を図る。
    ストレスのメカニズムと、ストレス耐性は自分の考え方次第というフレーズが、かなり参考になりました。
    それと、自分のキャリアづくりにおける「ジェネラティビティ(世代継承性)」という言葉も覚えました。次世代への継承という行為によって自分を持続的に成長させて、幸せを感じることができるという概念。(発達心理学者 E・H・エリクソン)
    そして最終章の田中さん自身のシンクロコーチ時代のリーダー体験を共有できたこと。本人曰く失敗事例との前置きがございましたが、私は田中さん自身の成長経験だと捉えております。
    この章を読むことで、それまでの田中さんの主張がすんなり納得できました。良書ですね。

  • スポーツマンとは話が合わない

  • ビジネスパーソンにとって、「リーダーになる」ということは誰しもが一度は経験する大きな転機。
    自分の仕事だけに責任を持っていればよかった頃と違い、部下の仕事を管理し、
    チームとして結果を出さなければならない。これまでの役割と、
    リーダーとして求められる役割のギャップに悩む人も多いだろう。
    そんな「シャレにならない」大変さを抱えたリーダーに必須のメンタルスキルを解説するのが
    本書。リーダーとしての不安を克服する方法から、チームを活性化させるノウハウ、
    上司とのコミュニケーションまで幅広く網羅した。
    初めて部下を持つ人はもちろん、上司と部下の板ばさみに悩んでいる人も必読の1冊。

    第1章 リーダーにこそメンタルトレーニングが必要だ
    第2章 リーダーとしてのマインドをつくる
    第3章 部下を育てる・チームをつくるメンタルスキル
    第4章 自分の「部下力」を高める
    第5章 自分のキャリアをつくる
    第6章 リーダーになるということ

    部下の思考法を
     1.決め付け型の「べき」思考
     2.自分に自信のない「どうせ」思考
     3.後悔ばかりの「過去執着」思考
     4.先のことが心配な「未来不安」思考
     5.消耗の激しい「完璧」思考
    に分類し、それぞれの対応策として、
     1.べきにべきで対抗せず、まず受け入れて、自分の価値観がすべてではないことをわからせる。
     2.小さな成功を経験させ、感謝する
     3.今に集中させる。仕事を与える方法もあり
     4.不安の理由を聞き出し、外部/内部的モチベーションを活用する
     5.がんばりを常に見ていることを伝えるためにマメに声をかける

  • 自分が上司かどうかを於いておいても、読んでおいて損はない本。

    人を見る目を養うこと、「今」にフォーカスすること、目標を常に見据え具体的な言葉に落としこむこと、などは、どういう立場であっても重要なことだ。

    第6章では著者の体験が書かれているが、まさに「分析とは真理を経験すること」というラカンの教えを地で行くような内容だった。

  • メンタルトレーニング、という表題に引かれて購入したものの、内容は程遠いと感じた。私の拙い読解では、リーダーという立場に立ったときに、どのように振る舞ったらよいか、ということに対する著者の主張が書かれたものだと感じた。言い切り型の主張がどうしても引っ掛かり、素直に読み進められない。一部だけ切り出しての批判はアンフェアだけれども、『リーダーにとって理想的な上司は、基本的に「リーダーに全て任せる」というスタンスを取りながら、背中を押してくれる上司です。』と言われても、全く響いて来ない。私自身の考えとしては、理想の上司にも様々なタイプがあるのではないかと思っているので、反論したくなるだけであった。

    メンタルトレーニングというより、ストレスを受けないようにするために、どのように振る舞うか、どのように考えるか、というノウハウ本に近い印象を受けるが、一般論に終始しているように思える。自身の失敗談を織り交ぜられているが、内容としてあまり身近に感じることができず、参考にならなかった。

    自分がリーダーという立場になるか分からないが、もしなることがあったら、またチャレンジしてみたい。

  • ストレスが発生する4サイクル
    ・刺激・刺激に対する自分の評価・身体反応/感情反応
    →刺激に対する自分の評価をコントロールすることで、ストレスフリーとなる。

    タイムマネジメントとは、花瓶とゴルフボールのようなものである。

    「素直」と「興味」が一番人間を成長させる。人を育てるには、左記を伸ばしてあげること。

    リーダー実践方法
    ・毎日3分部下全員と話す
    ・できるだけ残業しない
    ・朝一に出社して部下を迎える。
    ・月1度ランチミーティングを実行。
    ・給与は手渡し
    ・部下に教えてもらう。
    ・とにかく仕事を任せる。

    部下はDESC法で意見を伝える
    Dscribe(描写する)
    Express(表現する)
    Suggest(提案する)
    Consequence(結果を示唆する)

  • [ 内容 ]
    ビジネスパーソンにとって、「リーダーになる」ということは誰しもが一度は経験する大きな転機。
    いつまでも一プレイヤーとしての過去にしがみついていると、思わぬ痛手をこうむることになる。
    本書ではビジネスリーダーに求められているスキルを、メンタル面から解説していく。
    初めて部下を持つ人はもちろん、上司と部下の板ばさみに悩んでいる人も必読の1冊。

    [ 目次 ]
    第1章 リーダーにこそメンタルトレーニングが必要だ-ストレスを乗り越える手段としてのメンタルトレーニング
    第2章 リーダーとしてのマインドをつくる-あなたに合ったリーダーシップを発揮するために知っておきたいこと
    第3章 部下を育てる・チームをつくるメンタルスキル-「頼れる!リーダー」になるためのスキルとノウハウ
    第4章 自分の「部下力」を高める-「上司とうまくやる」ための鉄則とは
    第5章 自分のキャリアをつくる-10年後、20年後の自分を見据えた将来設計
    第6章 リーダーになるということ-私がシンクロのコーチ時代に学んだこと

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

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    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
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    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 最後の著者自身の体験談が参考になる。

  • タイトルは
     「メンタルトレーニング」
    となっていますが

    ターゲットは 
     中間管理職 チームリーダー 

    部下の思考パターンをしる
    強いチームをつくるためのポイント などが書かれていました

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著者プロフィール

五輪メダリスト/スポーツ心理学者(博士)/慶應義塾大学特任准教授。1967年東京生まれ。1988年ソウル五輪シンクロ・デュエットで銅メダル獲得。日・米・仏のシンクロ代表チームのコーチを10年間歴任。米国大学院で修士修了(スポーツ心理学)。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科で博士号取得。日本スポーツ心理学会認定スポーツメンタルトレーニング上級指導士として、トップアスリートから経営者・医師・研究者などに心理コンサルティングを行う。また心理学をベースにした企業研修や講演も数多い。国際オリンピック委員会(IOC)マーケティング委員、スポーツ庁スポーツ審議会委員、報道番組コメンテーターを務めている。『人生最強の自分に出会う 7日間ノート 超一流のメンタルをつくる感情整理プログラム』『99%の人がしていない たった1%のメンタルのコツ』ほか著書多数。フランス人の夫との間に一男一女。

「2022年 『心の整えかた トップアスリートならこうする』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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