- Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569760674
作品紹介・あらすじ
突然、事故死した北条。そこに現われた黒スーツ姿の天使・Kが提案した現世復活のための条件とは? 今度こそ最後まで読める会計ノベル。
感想・レビュー・書評
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注意:会計の知識がゼロのまま読み始めると、途中でつまずく。
一章だけは初学者に向けて書かれており、貸借対照表の基礎部分をなぞるストーリーのため、感覚で理解できるが、二章以降は知識の蓄積ありきで人物が会話していく。多少なりとも会計知識が無いと、会話のほとんどが右から左に流れる。今から読み始めようと思っている方は注意してほしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Amazonプライムの読み放題にあったので読んだ。
物語調でこんなに面白く読める会計(というか経営)本は初めて。すでにビジネス会計の知識がある人は退屈だが、多少かじっていたり簿記3級の知識があるくらいだと非常に楽しく読める。簿記の堅苦しい知識に翼を授けてくれる本。 -
面白い!中小企業の財務会計を小説で、非常にわかりやすく解説。会計士が、どのような視点で財務諸表を見てコンサルティングするのか、の基本が書いてある。テレビドラマにしても面白そう。
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突如、事故死した経営コンサルタントの主人公。
現世への復活をチャンスを得るべく、ブラックスーツの天使Kと共に、人生崖っぷちの5人に会計ノウハウを授ける。彼らのその後の人生が幸せになるか。
とまぁ、物語としてはさして、どうこうと言うことはないが、ビジネス実用書としては、参考になります。
会計士、税理士、経営者の方々には既知なことばかりだろうが、決算書の初心者や営業畑で売上だけを上げることに爆進する営業マンには良い。
決算書といえば、
会社の財務状況を表わす賃借対照表
利益を計算する損益計算書
会社のお金の動きを表わすキャッシュフロー計算書
売上上がってんのに、さっぱり儲からねーな、何でだろなんて初心者から、中堅どころまでお勧めの一冊。
経営者だけでなく、サラリーマンも陥りがちな例を物語仕立てなので、割と分かりやすい。 -
よくある会計本は単なる表の見方や数字の説明にとどまっているものですが、この本は実際の実務で生じる金額の動き、事象が財務諸表にどう表れるかについて、ストーリーをうまく活用しながら解説されていて、まさに生きた会計を学べる稀有な本ではないかと感じます。事業戦略まで含めたネタがストーリーにちりばめられていて、会計の知識を使ってでここまで「考える」ことができるとは(当方、会計の素人なので)オドロキでした。
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『会社は責任を押し付け合う場所ではない。社員が協力し合って、売上を上げて利益を稼ぎ、その中から給料を分け合う組織体なんじゃ。その給料によって、社員やその家族が幸せになって暮らせる、これを目標にすべきなんじゃないのか?
だからこそ、世界中で会社という制度は繁栄してきたし、これからも存在できるんじゃ。責任を取らせる人を探す組織体で、不幸な人を増やすだけの存在なら、もうこの制度はなくなっているわい!』
面白い!しかも、最後は泣ける。
ストーリー仕立てのハウツー本ではなく、しっかり小説としても成り立っていて完成度が高い。
経営の本質、決算書の読み方、会計知識の理解を分かりやすく助けてくれる素晴らしい内容。
読んで良かったなぁ。他の作品も読んでみようかな。 -
交通事故を起こして死にかけた主人公が、「5名の人間を幸せにしたら生き返れる」という天使からの指令で、様々な会社を建て直す、という話。個人的に会計に関する知識が多いので、苦も無く読めるけど、これ会計初心者が読むにはハードルが高すぎる内容じゃないかな、と思ったりもした。話自体はなかなかに面白く、個性豊富な登場人物達が多いので、個人的には割と楽しめたけどね。
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書店の棚に平置きになっていた本書。タイトルとカバーデザインに惚れて購入。最初は会計制度を題材にした単なる小説だと思っていたのだが、読んでみると企業会計の計算書類の基礎と、それを活用した戦略のヒントを小説仕立てで読ませる実用書だった。発行がPHP文庫というのも頷ける。第4章の「会社は責任を押し付け合う場所ではない。社員が協力して、売上を上げて利益を稼ぎ(中略)社員やその家族が幸せに暮らせる、これを目標にすべきなんじゃないのか」にグッときた。
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会計の基礎が小説仕立てで分かりやすく解説されています。
利益を出していくこと、固定費をあげて参入障壁を上げる、組織のモチベーションも維持しながらコストを削減していくなど、経営者として実感を持って読むことができました。 -
事故死した経営コンサルタントの北条が、天使と条件付きで会計ノウハウを屈指して、生き返ることを挑戦するストーリー。
内容は本格的で、ある程度の会計知識は必要です
一度読んだだけでは仕組みが理解は困難でしたが、ストーリーが面白かったので楽しめて読み終えることが出来ました。 -
財務諸表、会計の基礎を学ぶためのビジネス小説、設定を物語風にしていてそれぞれの章で出てくる問題さん達が異なり、なかなか面白い。勉強、っていうレベルじゃないが、日常の仕事で見落としがちなこともあり、楽しく読みました。
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財務諸表(BSやPL)の概要が分かっていて、かつ財務分析の項目(ROAや資産回転率など)の意味が分かっていている人じゃないと読みこなせないかもしれません。
キャッシュフロー経営、直接原価計算、セグメント経営、プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント、アンゾフのマトリックス…。こんなところまで展開していく書物とは思いませんでした。
こういったハウトゥ系は読んだだけでは血肉にはなりにくいので、日々の仕事の中で意識して実践していくことが大切だと思います。
おもしろいです。 -
読みやすいし理解しやすいし、とても勉強になった。いつでも読み返せるように待機
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恥ずかしながら、会計関係の知識は全くない。
ちょっとでも参考になれば、と思い読んでみた。
途中で投げ出しにくいようにと、あえて小説仕立てのものを選んだ。
確かに最後まで読めたけど…。
ストーリーの方に引っ張られて、肝心の会計知識はそれほど身に付いたとは思えない。
何度も読み返すべし、だな。
数字を扱う本が、縦書きというのも読みづらい。
それにしても、「会計天国」って、そういう意味なんだ!
会計し放題?とか思ってたが。
結構文字通りでびっくり(笑)
幸せになるという意志を自ら持って、自ら動くのが大切だというのが、本書の哲学。 -
ストーリー仕立てて会計に触れ合える本。ストーリーも良くできてる
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瀕死のコンサルがお迎えにきた天使と取引して、現世への復活のために5件の経営相談にのる、コミカルな会計ノウハウ小説。経営者だけでなく幹部社員が会計をどう使えばいいかも取り上げているので守備範囲は広い。全体に読みやすく楽しめたけれど、肝心のコンサルによる講義セリフだけが硬いのが残念。専門用語を使わないわけにはいかないから仕方ないかな。
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小説の形をとっているが、基本的に会計を学ぶビジネス書。会計の基本はわかった気がしてしまう。なかなか楽しく読めた。ここから会計を学ぶにはとてもよいのではないか。
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会計や簿記について学んだ人が、それらが実際現場でどのように活用されているのかの一端を知ることができる良書。
簿記二級とか、BSPLの読み方基礎などを一定理解した人が次に読む本としてとても良いと思った。