日本史の謎は「地形」で解ける【環境・民族篇】 (PHP文庫)

著者 :
  • PHP研究所
3.77
  • (10)
  • (32)
  • (17)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 255
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569762050

作品紹介・あらすじ

なぜ信長は「安土の小島」の湿地帯に壮大な城を築いたか? 「地形」をヒントに、日本史の謎を解くベストセラーシリーズ待望の第3弾!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 第三部ということで、多少前作よりインパクトや根拠に欠ける話も多いけど相変わらず面白い。
    信長が安土に城を築いたのは彼の原風景が津島だった。胸まで浸かってやってた稲作。海水温度の上昇に原発の温めれた水の放出が関係してること。大阪の五十日。奈良の正倉院で盗みがなかったのは濃密な街だったから、などなど。

  • シリーズ3作目、これで最後と思うとちょっと残念。
    それだけエキサイティングなものでした。
    流石に3作目となると所謂インパクトは1、2に及ばないが深みのある考察や発想の仕方はとても参考になります。
    3作を通じて筆者の色々な主張の一つのテーマは 日本が湿地帯である。ということのようです。これが様々な思いもよらないレベルの事象を(ある程度)説明できると。この本での最後の章は 少子化や温暖化について言及しています。う〜む、なるほどそういう見方か、、、
    まあ、良い意味で目から鱗の考察。なんかもやもや感がエンカレッジされる そんなシリーズ最後の本でした。

  • 日本史の謎は地形で解ける第三弾。家康は駿府を終の棲家としたのはなぜか?かつての日本人は胸までつかって田植えをしていた。正倉院の神秘の宝物が盗掘されなかったのは奈良は日本史の交流軸からはずれただけではなく、密集した町屋と、狭い路地と、そこに住む人々の存在のため。ローマ街道をはじめ、西欧人の馬車や牛車から自動車への進化は必然の現象。日本では馬、牛を家族同然に扱ったため、車文明の構築に失敗した話は想像の域を出ないと思うがおもしろかった。

  • 変化の激しいこの時代に生きる我々への福音のような本

    豊富な知見、見解から日本人の古来のたくましさ、創意工夫、自然と生きる知恵・自然から”助けてもらう”ことの機転をふんだんに紹介。
    これから日本人が活きる道しるべを示してくださいます。

    熱いメッセージを抜きにしても、豊富な知見は読んでいて本当に楽しい!

  • 一作目から読み始めるつもりだったんだけど、図書館に他の本借りに行ったら書架にあったので。

    著者は歌川広重が好きだって事がよくわかる。 事あるごとに広重の作品からヒントを得たりしているからw
    しかし、広重が全てをちゃんと現地に行って見て書いたはずって立場で話を進めるので、若干疑問も。

    それはそれとして、攻めの治水や治水と堤防、害虫の発生しない田んぼ、リサイクル都市江戸の崩壊等面白い話も多いかった。 特に今年の夏は大雨や台風による大被害が日本各地で起ったので考えさせられた。 人口減少の未来も確かにメディアや政府が言うほど悪い事じゃないんじゃないかと思える。

  • 三部作の最後だそうです。
    これで終わりでは、あまりにも残念すぎます。
    どうか、続けてほしいです。

    民族としては、日本人すごいんだって思いました。
    外国に行くとぜんぜん英語できない自分にくらべて、同じアジア系の人たちが英語のジョークを聞いて笑っているのを見て、落ち込んだものです。
    でも私たちは日本の文化に誇りをもっていいと思いました。
    江戸時代というのも、学生時代の勉強(というほどしていないが)を通しては、あまりいい印象もたなかったのですが、竹村さんの本で本当に素晴らしい時代だったのだと思いました。

    環境としては、歴史というより、今後どうすべきか、どうなっていくかという未来について考えて、ちょっと重かったかな。
    でも目をそむけてはいけないし、希望がないわけではないので、まあいいか。

  • また友人が貸してくれた
    シリーズ第3巻
    正直言うと前の方が面白かった
    強引というか理屈っぽいというか
    でも著者の視点には目からウロコ
    面白いことに変わりはないね
    ≪ 地形には 日本史の謎 隠れてる ≫

  • 【「教職員から本学学生に推薦する図書」による紹介】
    中津川誠 先生の推薦図書です

    <推薦理由>
    歴史を動かした要因に国土条件があるという見方が大変興味深く、物事の本質に迫るためには複眼的な見方が重要であると感じられる。

    図書館の所蔵状況はこちらから確認できます!
    http://mcatalog.lib.muroran-it.ac.jp/webopac/TW00357907

  • 同じシリーズの第三弾らしい。

    第一弾の方が面白かった。
    なにがどうとは言い難いのだが、説得力に欠けるというか。

    信長が安土に城を築いたのは、子供の頃の原風景のためだとか、それはかなり文系ぽっくって納得がいかない。
    いや、文系の自分としてはそれで良いのだが、この本の趣旨とは違う気がする。

    前と同じテーマが繰り返されているも、そう思わせたのかもしれない。

    とはいえ、日本の田植えは泥に胸まで埋まりながら行った話や、江戸時代の浮世絵が写真の役目を果たしているとか、奈良が交通の要所から外れたから正倉院が守られたとか、面白い点もあった。

  • 原子力の冷却水が海水温を上げている。あり得るかも。水素かぁ。どうなんざましょ。
    それにしても、日本語って凄いな。中国語は、てーへんだ。

全26件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1945年生まれ。東北大学工学部土木工学科修士課程修了。建設省(現・国土交通省)入省後、おもにダム・河川事業を担当し、近畿地方建設局長、河川局長などを歴任。2002年、国土交通省退官後、リバーフロント研究所代表理事を経て、現在は日本水フォーラム代表理事。2017年から福島水力発電促進会議座長も務める。地形・気候・インフラの視点から歴史・文明を論じ、注目を集めてもいる。
著書に『日本史の謎は「地形」で解ける』(PHP文庫)シリーズのほか、『日本文明の謎を解く』(清流出版)、『本質を見抜く力(養老孟司氏と共著)』(PHP新書)、『水力発電が日本を救う』(東洋経済新報社)などがある。

「2019年 『「理系」で読み解くすごい日本史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

竹村公太郎の作品

日本史の謎は「地形」で解ける【環境・民族篇】 (PHP文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする