猿の部長 マーケティング戦略で世界を征服せよ! (PHP文庫)

  • PHP研究所
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レビュー : 30
  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569762241

作品紹介・あらすじ

MBAを取得した滝川は、猿が経済を牛耳る世界に迷い込んでしまう。滝川はマーケティングノウハウを駆使して、猿社会から脱出できるのか?

感想・レビュー・書評

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  • 猿の部長というタイトルに思わず惹かれて購入。
    中身はマーケティング論を分かり易く書いたもので、主人公がその知識を使い、様々な業種の会社を再建に導いていく。

    マーケティングの様々な手法を、それぞれの業種・市場での立場等から考え導いていくやり取りが、猿の部長との楽しい掛け合いで進められるので、ビジネス書の割にサクサク読むことができる。
    ある程度知識を持った人は物足りないと思うが、入門書としては楽しく学べる一冊。

    何故部長以上の要職が猿になってしまい、人は猿に使われる立場となったのか、そんな謎を追うプチSFミステリの意外な展開も魅力です。

    最終消費者と直結した商売は、やはり面白そうだなと思う。
    練った戦略やアイデアがハマった時には、たまらないやりがいを感じることだろう。

  • 売れてるシリーズだけど、なんて言うか描いたった感が強くて。

  • 文庫本サイズのビジネス書は、通勤時間に読めるので良い。まず、部長以上はすべて猿。異次元に迷いこんで、利益10億を達成し、元の世界に戻れるかという設定が面白い。

  • 名SF映画「猿の惑星」をオマージュした、一見マーケティング入門書の作品。
    しかし、自社と顧客たる他者を冷徹に分析し、組織を効率的に方向づけし、最短距離で成果を得るマーケティングという重要なビジネススキルを学ばせてくれる。

    教科書的なビジネス本も否定しないが、マンガ風にも関わらず、実は著者の実体験に裏付けされた本作品もいいと思う。
    マーケティングのスタートは、先ず、自社(自分)の得手・不得手を見極める事が重要であると言うことを改めて学ばせてくれる。

  • マーケティング戦略で世界を征服せよ!

    部長以上が猿というフィクションの世界で、アメリカでMBAを取得したコンサルタントが企業がかかえる課題をマーケティング手法を活用して解決していく。

    3C分析、SWOT分析、ポジショニングなど、様々フレームワークは普段活用している手法であるが、小説の中で実践的に活用していく方法は、参考になる。

    競争戦略を考えていく上で必要な事であるが、忘れがちであるので、改めマーケティング理論を勉強する良い機会となった。



    市場に適した戦略スタイル
    市場の予測 難 市場小
    商品とサービスの組み合わせを試してうる
    易 小
    儲かるポジショニングを探して差別化する。
    難 大
    他の会社と協業して新規事業を立ち上げる
    易 大
    コストリーダーで業界の1位を目指す

  • おもしろかった。高いマーケティングスキルを持った主人公がなぜか「部長職以上は全員猿」というパラレルワールドに迷い込んで元の世界に戻るためにいろいろやる、いわゆるマーケティングの知識を物語形式にして伝えていくエンタメビジネス小説。具体的なマーケティングの知識がどのくらい役に立つものなのかは不明だが、肝心の物語がこういうビジネス書にありがちな展開ではなく、最後の最後でちょっと読後感が悪くなるような超展開に持っていくあたり、工夫がみられて良い。表紙も好き。

  • シリーズ第三作
    徐々に小説としての質が上がってきています。
    というより、マーケティング事例は小説にしやすいのかもしれません。

    マーケティング戦略と同時に組織戦略(組織風土)にも言及しているのがいいです。

    マーケティング戦略
    SWOT分析、3C分析、セグメント分析、ターゲット選定、ポジショニング、4P計画

    組織戦略と組織風土
    持続的な実行力と検証力

    が有機的に結び付いてはじめて効果的に作用します。ビジネスが競争である以上、まわりがまだ手ぬるい内に勝負をしなければなりません。
    猿ヶ島の猿がこちらの世界に来るまでにね(笑)

  • パラレルワールド。
    猿の惑星に行ったのではなく、どういうわけか
    経済的な知能を持った猿が、大きな企業では部長以上になっている。
    そこに、紛れ込んでしまったマーケティングのプロフェッショナル滝川。
    ちょっと、ホストクラブ風で、昭和っぽい。
    シャツのボタンを外して、金のネックレス。
    しかし、凄腕のマーケッターというふれこみ。

    五つの事業を立て直す。
    不動産業、美容室チェーン、マットレス、キッチン雑貨、
    そして スイーツ。目標利益は 10億とする。

    マーケティング理論の基本を徹底して確認していく。
    これが、私にとっては、大変 ためになった。
    猿でもわかる マーケティング理論。
    めずらしい理論ではなく、言い古されたマーケティング理論を、
    組み合わせて、事業を再生する。
    問題は ニンゲンのモチベーションが低いことで、
    猿が、リーダーシップを発揮する。
    不思議なことに、各事業部の 猿の部長は存在するが、
    ニンゲンは 滝川と社長秘書の黒河だけというシンプルさ。

    市場のセグメンテーション、ポジショニング。
    コストリーダー、差別化、集中化。
    価格競争して 勝てるか?という質問が重要なんですね。
    キリンのクビが なぜ長いか?『クビが長いって、ギャグでしょ』
    クチコミは、運任せではだめで、戦略がいる。

    美容室のアプローチは、組織変革と
    モノではなくコトに焦点をすえる。
    選ばれた人しかこないようにする。『スイッチングコスト』がポイント。
    店の回転率をあげることが 美容室の利益を上げる。
    ふーむ。『子供の髪を切る』教室ねぇ。

    機能よりも、かわいいキッチン雑貨。
    SWOT分析とTOWS分析。→自分の都合のいいようにマトリックス。
    日ごろ、なぜか、SWOT分析が好きじゃなかった。
    現状知るにはいいけど、戦略ならないと思っていたが、すっきりした。
    ふーむ。100円ショップでも売ってそうな感じだが。
    『料理教室』との連携。商品とサービスの結合。
    料理は 好きでやっている人は少ない。

    マットレスの猿部長は 意外と手強い。
    マットレスはなんのためにうるのか?
    眠りのコンサルティングができないだろうかと発展させる。
    目に見えない付加価値を。
    体験しなければ、理解出来ない。

    マーケティングは手段であって、答ではない。(納得!)
    買ってくれるお客を捜すこと。
    お客様の発見。お客様実証。お客開拓。そして、組織構築。

    『昭和っぽい』というのが 琴線ですね。
    ゴルファー猿なんかが でてきちゃう。
    コアコンピタンス とは コアラのコンビダンス。
    『売れるものは、何やっても売れる。』
    でも、そういう商品は 少なくなったのだ。

    パラレルワールドがなぜできたのか?
    というのは、ウイルス、そして、それの効果。
    『あまり深く考えない』ニンゲンがなぜできたのか?
    ふーむ。中国を想起させる。

    猿が部長の方が、ニンゲンのバカさ加減を証明出来る。
    でも、日本みたいに 400メートルリレーで、ちゃんとアメリカに勝てるのだから
    協力する能力はあるかもしれない。
    イヤー。おもしろかった。
    しかし、お客様は猿ではなく ニンゲン。
    猿が リーダーシップとって 果たして ニンゲンに売ることができるのか?
    まぁ。猿のリーダーシップで できちゃう物語だから、
    リーダーがわかれば、なんでも解決出来るという 観念論に落込んでいる。

  • ちょっと内容が薄くなってきたか?まぁ勉強になることには違いないけど

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著者プロフィール

経営コンサルタント

「2018年 『相続仮面』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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