- Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569762852
作品紹介・あらすじ
ゼロ戦と日本刀はベストセラー作家の著者の百田尚樹さんと保守論壇の大御所の渡部昇一さんがゼロ戦について大いに語り合い論じている一冊です。日本と日本人を象徴する飛行機だったゼロ戦。大東亜戦争を検証することで今の日本の長所と短所が見えてきます。戦後の復興やこれからの日本について、日本人とは何かをテーマにしている作品です。
感想・レビュー・書評
-
H27.4.4読了
・日本は個々の能力はすばらしくとも、全体としてそれを最適化する能力に欠けた国だなと感じた。(例:縦割り行政)
・原発について、ただただ怖いものだと思い込み全面的に無くせばいいと考えていたが、そうでもないのかもと思い直した。ただ、原発反対派、推進派どちらが正しいのか現時点ではまだ判断がつかない。さらに情報を得たい。
・出光佐三とう人物に興味を持った。「海賊と呼ばれた男」読んでみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
百田氏の持論のおさらい。
特に新鮮な無かったけど、約10年前に書かれたこの本に書かれた危惧が現実になりつつあるみたいで怖い。 -
永遠の0の副読本+αの政治論評みたいな本。
何度考えても大東亜戦争時の軍部の阿保の皆様には呆れてモノが言えない。
戦後の日本の復興の上に我々の今があるということを再認識しましたね。。
俺もメディアに煽られてるな。。
脱原発ねぇ。。。 -
●零戦が速度、旋回性、航続距離とも世界最高水準の性能のもちえた理由は1つ、防御力を全て犠牲にすると言う方法。
●零戦は、開戦2年目に入ると生産性に加えて質も落ちていきます。工作機械の消耗が進んだことが理由の1つ。それはアメリカ製なので、新たに調達する事は不可能でした。
●非戦闘員家の非道な爆撃は、日本人と言う人種への偏見に基づいた大量殺戮であり、ホロコーストと呼ぶべきものです。
●日露戦争の東郷大将は、戦艦三笠に乗っていつでも前線に出ていました。山本五十六は出たことがありません。
●官僚の上のポストは民間人が占めるようにして、命がけの商売で得た民間の知恵と経験を投入しなければ、民度は上がらないし、競争にも勝てないでしょう。
●山手線の2倍の面積のメガソーラーを設置しても、浜岡原発一基分ほどの電力しか賄えない。脱原発は今のところ難しいのか。
-
途中までは面白いけど、後半著者の歴史観の押し付けになる。同意出来る人は面白いでしょう。
そもそも百田氏ファンしか読まない本だろうけど。 -
日本は大東亜戦争に勝てる要素があった。
日本の戦争責任ではなく、なぜ日本が戦争に巻き込まれ、アメリカに負けたのか原因を追求して敗因の反省をしなくてはならない。
-
正しい歴史認識を持つ事が今後の日本人の誇りと勇気に繋がる。
平時に危機意識を持ち判断力を高めるの為に、官僚制度を見直す必要がある。 -
百田尚樹と渡部昇一によるトンデモな対論集。
百田尚樹のまえがきによると、大東亜戦争をつぶさに検討し、『日本人とは何か』を考えると記述されており、なかなか面白そうな企画だと期待していた。
しかし、後半になるにつれ、次第にトンデモな記述が飛び出して来る。日本の脱原発を否定する論理を展開し、原発を輸出の大柱にしていくべきだとか、果ては、日本がアジアの平和を保つために、もっとも有効な抑止力は核兵器だとか…日本のような経済大国で軍隊をもたないのは異常だとか…
この二人は、戦争の悲惨さ、未だに収束しない福島原発事故を忘れてしまったのか。
傑作だと思った百田尚樹の『永遠の0』と『海賊とよばれた男』は右傾化促進のためのプロパガンダ小説だったのだろうか…
全く共感出来ない対論集だった。 -
全体を通じて、右向け右ーッと唱えている本。
タイトルのゼロ戦は、冒頭の方でさんざん神格化しといて以降はほっぽらかし。
世の若者たちなんかが、有名作家が書いてる本だからと疑いもなく100%受け入れてしまうと、ちと怖い。 -
最初は戦争について「たられば論」が多くて批評本かと思ったけど、後半は日本人たるもののポジティブ論が語られていて、清々しい気分になった。