- Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569763088
作品紹介・あらすじ
学問の基本は国語力、人生の喜びと学ぶ大切さ、教養と伝統芸能の楽しみ方……。伝説の教師が語った、ほんとうの教養を身につける方法。
感想・レビュー・書評
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『銀の匙』、読んでみよう、と思う。
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灘校で、中勘助の『銀の匙』を3年間かけて読む国語の授業を実践したことで知られる著者が、みずからの人生と国語の授業にかける思いを語った本です。
著者自身の「学ぶこと」への姿勢に、感銘を覚えました。とことん味わい楽しみ尽くすことで、「学ぶこと」が「教えること」へと展開していくということが分かります。 -
灘校の国語授業の話、退職後の話、いろはカルタの話、の3部構成。寄り道を伴う読書が基礎学力をつけるためににいかに重要か、という信念の人。最後のいろはカルタの章は、江戸、上方、名古屋のかるたを比較していて面白い。
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生徒とのやりとり、言葉で考えること、そして日本語を心から愛していることが、一言ひとことから伝わってくる。
好き をどう捉えてどう扱っていくか。
どうやって 好き を生み出し引き出すのか。 -
とても分かりやすく書かれています。今更ながら「国語」の大切さを痛感させられました。日本で生まれ、日本で育った私たちは、母国語であるが故に「日本語」というものをあまり意識せずに話し、読み、書いています。もう少し日本語への理解を深め、愛着を持ってみようと思わせられる内容でした。自分も、もう一度、中勘助の「銀の匙」を読んで、オリジナルノート作ってみたくなりました。