レオン氏郷(うじさと) (PHP文芸文庫)

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  • PHP研究所
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (557ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569764504

作品紹介・あらすじ

織田信長から惚れこまれ、豊臣秀吉からは文武に秀でた器量を畏れられた蒲生氏郷。その波乱に満ちた生涯を、骨太な筆致で描いた力作。

感想・レビュー・書評

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  • 知名度は然程高くはないのかもしれないが、智勇兼ね備えた、同時代人から一目置かれていた人物で、独自の信念を胸に生きる氏郷の姿には惹かれた…
    「今の時代」に“蒲生氏郷”が物語の主人公として描かれることには、大きな意義が在るのかもしれない。蒲生氏郷は「交易で得られるモノが戦の帰趨を左右するようになった」とか「足利幕府に代る秩序の確立が模索されていた」という時期に、自身の色々な意味での“理想”を追い掛けようとした軍人、為政者、文化人、個人である。今の時代も、一口で巧く説明し悪い程度に、「過去の色々なモノの様子が変わってしまった」とか「新たな何かが求められる」という時期に在るのかもしれない。だからこそ、「自身の色々な意味での“理想”を追い掛けようとしてみること」が個々人に求められるのかもしれないような気がするのである…

  • 蒲生氏郷の物語。

    多少地味な存在のせいか、主役に扱う文献が少ないのが気になっていました。

    織田信長に惚れ込んだ氏郷が、その下で立身出世し、信長の死後は秀吉に仕えるが、その方針に遺憾を覚え、自身の信仰と照らし合わせて、それにあがらっていく。

    題目の通り、キリスト教を信仰する氏郷を強く描いた作品。イスパニアをはじめと外交も主観に入れた作品でもある。

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著者プロフィール

安部 龍太郎(あべ りゅうたろう)
1955年、福岡県八女市(旧・黒木町)生まれの小説家。国立久留米工業高等専門学校機械工学科卒。本名は良法。
図書館司書を経て1990年『血の日本史』でデビュー。2004年『天馬、翔ける』で第11回中山義秀文学賞、2013年『等伯』で第148回直木賞、2016年『等伯』で第5回歴史時代作家クラブ賞実績功労賞をそれぞれ受賞。

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