おだやかに、シンプルに生きる (PHP文庫)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569765273

作品紹介・あらすじ

周囲の出来事や自分の感情に振り回されることなく、平常心を保って暮らすには? 禅の思想から、おだやかに過ごせる方法を学ぶ。

感想・レビュー・書評

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  • どこかで聞いたことがある熟語ならぬ漢字の列が禅語であったりすることありませんか。そんな言葉を集めたのがこの本です。なごむ優しい言葉が並んでいます。

  • 読んでいると意外と自分の中に凝り固まった思考があることに気付いてはっとする。
    肩の力を抜きたくなった時に読みたくなるお守りのような本。

  • ・おだやかに、シンプルに生きる。誰にとっても、人生の終盤は、その方が、良いのでは?

     結果が出なくても、失敗したとしても、努力が無駄になることなど人生にはありません。必ずいつの日にか、その努力が自分の助けになることがあります。自分自身の人生が豊かになるということです。人生とは、淡々とした小さな努力によって善きものになっていくのです。

     できるだけ少ないリソースで、できるだけ大きなリターンを得ようと「あくせく」すると、短期的な利益は得られても、持続する幸せには繋がり難いような気がしていました。ビジネスではスピードが大切だと言われますが、これからは、一つひとつ丁寧に仕事をしていきたいなぁ~と

     成果を最優先してしまうと、相手の気持ちの変化に気がつかないこともあるのではないかと思います。もしかしたら、目先の成約を掴むよりも、相手の気持ちを掴む方が、末永いお付き合いに繋がる可能性が高いのでは、そんな思いを抱きながら読み進めておりました。

     ニュースを観ていると、ちょっとしたことが「きっかけ」で、Actionを起こしてしまう人が増え、それが大きな事件に繋がっているような気がします。それだけ、利害関係の中では、自分を抑圧しなければならない人が多いのでしょう。ストレスを自分の中で増幅しないようにしたいものですね。

  • 縁について考える人との出会いがあり
    縁ってなんなんだろう?と思って「縁」ということばで検索したら
    「花無心招蝶 蝶無心尋花」の部分がヒットして本書を手に取った

    禅道の言葉
    人との関わりで思い、悩んだ時に選んだ本は
    禅道の本が多い
    信仰している宗教があるわけではないが
    幼い頃から日常に神社仏閣との関わりがあり
    そして、禅道の言葉や教えに考え方を導かれることが多く、日本人として生まれ生きてきたので、日本人のよいところを身につけて
    日本人ということを誇れるように生きたいなと思う。

    ⚫山花開似錦(さんかひらいてにしきににたり)
    移りゆくことこそが永遠の真理
    すべての物事は「いま、たまたま」と捉え、今に心を縛られない
    先のことは誰にもわからない
    人生の移ろいという大きな流れに身を委ねる
    ⚫花無心招蝶 蝶無心尋花
    (はなはむしんにしてちょうをまねき
    ちょうはむしんにしてはなをたずね)
    縁は平等に訪れてくるものです
    常に私たちの周りには、たくさんの縁が流れている。大切なことはその流れてくる縁に気づき、それを自分の手でつかみ取るかどうか
    縁を結ぶ努力
    まずは目の前にある縁に手を伸ばし、その縁を大切にしながら育んでいく、その心持ちでいることが人間関係には大切なこと
    強引に結ぼうとしてはいけない
    すべての縁が手に入るわけではない
    相手が結ぼうとしないこともある
    流れてくる縁が、運によって運ばれていく。どこに運ばれていくかはわからない。それが人生というもの
    初詣の意味 悪縁を断ち切って、今年は良き縁がくるようにとお参りをする
    ⚫少水常流如穿石(しょうすいつねにながれていしをうがつがごとし)
    心臓に持病を抱えながら周りの反対にも“夢を諦めず毎日コツコツと”身体を鍛えながら準備をして80歳でエベレストに登頂三浦雄一郎さん

  • 様々な格言が書かれていて、自分のお気に入りの言葉を探すのが楽しかった
    言葉の意味も短めに分かりやすく説明されていて読みやすかった

  • こういう本を手に取るようになったんだと、自分でも驚く。
    読みながら、思うこと、感じること、一杯。

  • ・白雲自在…拘り執着を捨て自在に生きる。人生の方針は自分で決めその時々を柔軟に対処する
    ・拘りを持ち過ぎると執着になり今有る物に固執してしまう。程々が重要

  • 今年の自身のテーマである「穏やかな心で過ごす」を実現するために手に取った。
    51の禅語をもとに心の乱れを鎮め、穏やかな心を取り戻すにはどうすればいいかを取り上げる。

    読み終えた時は付箋でいっぱいになった。こんなに付箋を貼ったら意味が無いと思ったけど、それぐらい留めておきたい言葉があった。

    特に印象に残ったのは、
    「穏やかにいるためには、自分の内々から湧いてくる喜怒哀楽の感情を素直に受け入れ、流してゆけ」

    今は未だ無理だけど、さらりさらりと流していきたい。

  • シンプルに生きるのは難しい
    私利私欲ではなく、自分の思ったとおりに生きる
    時は人をまたない
    毎日を大切に生きる、人とくらべない
    みんな知ってることですがどれだけ実践できているか

  • 表紙の雰囲気にひかれて購入。ただそこにある今を大切にすることが心の平安に重要。カルペ・ディエムにも通ずる⁈日々是好日など禅語とは知らずなじんでいた言葉も多かった。個人的には水急不月流が妙に納得した。

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著者プロフィール

枡野俊明(ますの・しゅんみょう)
1953年神奈川県生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学名誉教授。大学卒業後、大本山總持寺で修行。禅の思想と日本の伝統文化に根ざした「禅の庭」の創作活動を行い、国内外から高い評価を得る。芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初受賞。ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章。2006年『ニューズウィーク』日本版「世界が尊敬する日本人100人」に選出される。近年は講演活動や執筆も積極的に行い、ベストセラー・ロングセラー多数。

「2023年 『仏にゃんのふわもこやさしい仏教の教え』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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