書店ガール ラノベとブンガク (5) (PHP文芸文庫)

  • PHP研究所 (2016年5月6日発売)
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本 ・本 (299ページ) / ISBN・EAN: 9784569765549

作品紹介・あらすじ

取手店の店長になった彩加は業績不振に頭を悩ませていた。そこに現れたラノベ編集者の伸光による意外な提案とは。人気シリーズ第5弾。

感想・レビュー・書評

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  • 最悪の雰囲気になった職場が一致団結して好転していく。
    永年、わだかまりのあった親子が融解していく。
    どちらもど定番なストーリーなんだけど、どうにも面白い。すぐに感情を揺さぶられる。自分って簡単な奴だなぁと思うのだが、好きなのだからしょうがない。今のところシリーズで一番好きな巻です。

  • 第五段!
    今回も楽しませてもらった!
    本を一冊売るのにこんなに手間がかかっていて、熱い思いがこもっているなんて。
    原先生、良かったね!
    このシリーズは悲しすぎる結末にならないところが好き。

  • 今回はシリーズ4から主役の彩加と
    亜希の夫信光の話がメインだけど、
    どちらというと編集者の信光が柱。

    ラノベの新人賞を受賞した1冊の本を爆発的ヒットに繋げようと編集者、作家、書店員が一致団結して奮闘する姿を書店ガールの彩加と
    編集ボーイの信光の視点で描かれています。

     編集者視点は著者がラノベの編集者をされていたのでリアルな現場の雰囲気や気持ちが伝わってきました。
    信光は前の出版社でも大変な目にあっているので今回のトラブルもヒヤヒヤさせられました。
    もしかして、くび?なんてことも!
    一方、彩加の小さな駅ナカ書店も苦戦を強いられるが、そこはさすがカリスマ書店員、アルバイトの子達を巻き込んで活気づいていく。
    一冊の本を爆発的ヒットさせるために
    彩加と信光が協力し本の輪が広がっていく様は読み手を惹き付けワクワクさせられます!
    実在する本や作家が登場したり、知らなかった本に出会えるのもこの本の楽しみの一つ!

    私達読者のために頑張っている書店ガール、編集ボーイに感謝感謝です。
    彩加の恋の行方、愛菜の今後も
    気になるところ。
    理子と亜希の最強の二人の活躍見たかった!
    シリーズ6に期待!!

  • 今回も読みやすくさくさく読めてしまいました。
    書店員と編集者、お互い仕事は違いますが通ずるものがあるのだなと今回のおはなしを読んでよく分かりました。
    それぞれの目線で同じ目標に向かって頑張っている2人がとってもかっこよかったです。

  • やっと続きを読むことが出来た。
    そしてやっぱり面白い。
    本屋さんの世界だけではなく、本が出版されるまでの過程、働く人にもとめられる事、仕事とは何なのかがズドンと落ちてくる。
    普段当たり前のように手にしている本はこんなに色々な事があって読むことが出来るのだと思うとますます本が好きになる。
    本が好きで良かった。

  • 書店ガール第5巻では、取手駅構内の書店の店長になった彩加と、ライトノベル担当になった小幡伸光の奮闘が描かれている。

    彩加は、当初、駅中書店で売り上げが伸びないことに苦慮していたが、途中からは思い切ってバイトの意見を聞き入れ、ライトノベルなど若者向けの棚作りに変えた。その頃から客も増え、バイトたちの結束も強まる。そして、バイトの1人、田中君が、実はライトノベルの新人賞を受賞した期待の新人作家だと判明する。

    一方の小幡はラノベの編集室長となるも、新人賞受賞者の受賞辞退や担当編集者と作家のトラブルなど、様々な課題を抱えるなか、新人作家の出版のために奔走する。
    そして、作家との打ち合わせのために訪れた取手で彩加と会い、作家が彩加の店のバイトだと知り、一緒に彼の作品を売ろうとする。

    オタクで家族とうまくいっていなかった田中が、受賞を機に
    家族とわかり合えるようになるシーンはジンときた。

  • 今回は仕事に対する取り組み方がメイン。

    軽く読めるものの、しっかりとしたストーリー構成で最後は円満解決と、水戸黄門パターン。取手だけに。

    西岡理子は名前のみの登場になったが、次作での登場期待したい

  • 店長とアルバイトがお店を作り上げる過程や、
    作家と編集者、営業、書店員が作品を生み出す過程にワクワクした。
    5巻まで読み進め、理子さんが出てこないのが残念ではあったが、意外にも結構好きな一冊。

  • このシリーズ、巻が進む毎に面白くなってる。

    書店員さん、作家さん、編集者さん、本を買う人諸々沢山の人の手を経て本が出版される。
    そこまでの道のりを知ってるか知らないかでも、本をみる目が変わりますね。
    書店に行った時、気になる点がありすぎて挙動不審な怪しい人になりそう。それもまた楽しみかな。

  • 最近の出版不況に残念な思いを抱いている読書愛好家の一人として、そんな現況を吹き飛ばしてほしい、楽しく痛快なシリーズ。
    書店の事情、出版社の営業及び編集者、作家のデビュー模様等々が如何にもリアルに書かれている。解説を読むと、著者は作家になる前、ライトノベルの編集者さらに副編集長まで勤めていたとある。どおりで詳しく描けるわけだ。
    とにかく、読んでいると町の本屋さんや書店員、それに出版社を応援したくなる。
    この第5弾が、シリーズの中での一番の出来とするレビューを、何件か見た。同感である。
    特に今回の舞台が取手とは。常磐線沿線に居住する身には、何とも親近感を感じる作品だ。

    • azu-azumyさん
      hongoh−遊民さん、こんにちは!

      実はこの本を読み始めたところです。
      シリーズ一番の出来との評判に期待が膨らみます!
      おっしゃ...
      hongoh−遊民さん、こんにちは!

      実はこの本を読み始めたところです。
      シリーズ一番の出来との評判に期待が膨らみます!
      おっしゃるように、このシリーズは本屋さん、書店員さん、出版社にエールを送りたくなりますよね!
      さっ、続きを読まなくては~!
      2016/06/22
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著者プロフィール

愛知県生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。フリーライター、出版社勤務を経て、2006年『辞めない理由』で作家デビュー。ドラマ化もされた、累計57万部を超えるベストセラー「書店ガール」シリーズや、同じく累計10万部を超す「菜の花食堂のささやかな事件簿」シリーズ、その他「銀盤のトレース」シリーズ、「凛として弓を引く」シリーズ、『スケートボーイズ』『1939年のアロハシャツ』『書店員と二つの罪』『駒子さんは出世なんてしたくなかった』『跳べ、栄光のクワド』等、多数の著書がある。

「2024年 『レイアウトは期日までに』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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