夢幻花(むげんばな) (PHP文芸文庫)

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  • PHP研究所
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レビュー : 356
  • Amazon.co.jp ・本 (476ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569765600

作品紹介・あらすじ

殺された一人の老人。手がかりは、今は存在しないはずの黄色いアサガオ。深まる謎、衝撃の結末、一気読み必至の柴田錬三郎賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • ベストセラー作家の著者をして、「こんなに時間をかけ、考えた作品は他にない」と言わせる作品だけある。
    導入部の伏線は何を意味するか?、黄色いアサガオとは?、そして殺人事件の裏にあるのは?、と興味を嫌が応にも掻き立て、最後まで小気味よいテンポで、読者を引っ張っていく。
    「一生懸命、自分が信じた道を進んできたはずなのに、いつの間にか迷子になっている」大学院生と、元五輪候補スイマーの二人が探偵役となって、事件の謎を追ってゆく。
    さすが著者は読者の心を掴むのがうまい。
    エピローグで、現代日本が抱える原発問題に、理系らしく著者なりの一つのテーゼを提示する。

  • 黄色い朝顔って確かにないなって初めて気が付いた。
    色合い的には、存在しそうなのに…。

    冒頭の事件から直ぐに登場人物・場面が、切り替わってしまうので、「え?あの事件は?!」と思いつつも、テンポの良い展開に引き込まれる。

    そして、随所に散りばめられている伏線を、物語終盤になって勢いよく回収してしまう構成は、さすが!の一言に尽きる。

    専門家ではないから、言い切れるわけではないのだけど、東野圭吾は、司法制度のみならず、バイオ系もいけるのか、と。
    賢いんだろうなぁと改めて思わされた作品。

  • この本からまた推理小説を読むようになったんだ。

  • 出だしの複雑さで、理解を追いつかせるのが大変だったが、ちゃんと回収してくられるので、気持ちよく読めた。

  • 久しぶりに東野圭吾でおもしろかった!

  • 黄色いアサガオ=夢幻花の謎を追うミステリー。
    グイグイ引き込まれて、あっという間に読めました。読後感もすっきり爽やかでした。

  • 変わらぬ安定感で安心して読めるのが、この作家さんの魅力の一つ。
    謎をいくつも提示しながら、それをコツコツと解き明かしていく作業にグイグイ引きつけられ、いつしか結末へ。
    満足できる一冊。

  • 平和な幸せな日常から・・のプロローグ1と疑問を残した淡い青春の恋と家族関係のプロローグ2。
    そして現在の梨乃の祖父の事件が後々絡み合ってきて、それを解き明かしながらの話は、面白くスムーズに読めました。
    事件の解決と一緒に、登場人物の蒼太の家族への引っかかりが解決し、また梨乃と蒼太の見失っていた夢がまたはっきりとしてとっても清々しいです。
    沢山の伏線が読んでる感を満足させてくれました。
    せっかくの平瀬の頑張り、息子さんとのその後も何か一つ書いてほしかったかな。。

  • 東野圭吾の小説は読みやすくてよいです。
    夢幻花も情景が目に浮かぶ感じでスムーズに読み進めました。
    蒲生家と伊庭家の関係がう~んって感じでしたが・・・。

    ただやはり東野圭吾の小説のNo.1は私の中では白夜行かな・・・と。

  • 本を読めなくなっていたから東野圭吾の本を買ってみた。
    また本を読む気力が出てきた。
    本を読むって面白い。
    登場人物みんな魅力的でどんどん読み続けた。
    最後どう繋がるのか考えないでひたすら読んだ。
    花というよりそれぞれの人間がいろいろな思いで生きているのがいい。

    • 9nanokaさん
      久しぶりの東野圭吾ですね。
      気力がなくなるなんて心配ですが、そういうときもありますよね。
      komoroさんの気力を沸かせた本、読んで見た...
      久しぶりの東野圭吾ですね。
      気力がなくなるなんて心配ですが、そういうときもありますよね。
      komoroさんの気力を沸かせた本、読んで見たいです(^^)
      2016/10/31
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著者プロフィール

東野圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほかにもテレビドラマ・映画化された作品が多い。2018-19年の作品では、『人魚の眠る家』、『マスカレード・ホテル』、『ダイイング・アイ』、そして今後の映画化作として玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』(2019年5月31日映画公開)がある。なお、中国で『ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生-』が舞台化・映画化され、映画はジャッキー・チェンが西田敏行と同じ雑貨店店主役で出演する。2019年7月5日、「令和」初の最新書き下ろし長編ミステリー『希望の糸』を刊行。

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