「めんどうくさい人」の接し方、かわし方 師匠談志と古典落語が教えてくれた (PHP文庫)

著者 :
  • PHP研究所
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569765907

作品紹介・あらすじ

師匠談志に「便利なやつ」と言わしめた著者が語る、前座時代から磨き上げた人間関係力・対応力に学べ! 心やさしい人のための意識革命。

感想・レビュー・書評

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  • 「めんどうくさい」という言葉にフォーカスし実態を明らかにする

    「ガミガミ型」めんどうくさい人には与太郎を見習い
    「ネチネチ型」めんどうくさい人には一八に学んで対応する

    読後にはもやもやがすっきり、視界良好まちがいなし

    著者は慶應経済卒、ワコール勤務、吉本福岡一期生という特異な経歴で談志に入門した人気落語家

  • 2017/2/7
    めんどうくさいとはどういうことなのかの定義から始まり、どういうふうに考えることがめんどうくさいのか、考え方を別な風に持っていくことはできないのか、どういう風に考えることが面倒くさくないのかなど改めて自分のことや自分の周りのことについて考えるきっかけをくれる。
    落語家の人の書いた文章なので?すごく読みやすくて、頭にすっと話が入ってきた。立川談慶という人の生き方も交えながら語られるめんどうくさいへの対処法は、落語の話も引用として使われる。その引用の落語の話がすごく面白いというかオタがあってしっくりくるもので、実際の落語も見て見たくなった。
    文明が進歩するのは面倒臭いを改善し、なくしていくためなのに、現代の方が面倒が増えているのはどうしてなのだろうか?
    そんな問いから書かれ始めるこの本は、めんどうくさいひとの対処の仕方というよりは面倒くさいということそのものに対して自分たちがどうあるべきなのかを考えさせてくれると言った方がいいかもしれない。作者が浦和に住んでいるとぽそっと本の中で触れていた。どこかで会えるといいなあ笑

  • 面白かった!こういうエッセイ大好き

  • 噺家さんだからか文章がすごいおもしろかったし、ことばあそびもたくさんあったりで読んでて楽しかった!!おもしろい話だったけど的を得てたりしてなるほど〜って思った!あとこの本にもマキタスポーツさんの一億総ツッコミ〜が載ってて、やっぱりこういう考え方の人がすきなんだなあと改めて思いました。ボケが賢い。

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著者プロフィール

落語立川流真打。著述家。1965年11月16日生まれ、長野県上田市出身。1988年慶應義塾大学卒業後、株式会社ワコール入社。営業マンとなるが、芸人の夢を諦めきれず、1990年吉本興行福岡一期生オーデションに合格し所属となる。1991年ワコールを退社、吉本興業も退所し、立川流Aコースに入門、「立川ワコール」を名乗る。2000年二つ目に昇進。師匠七代目立川談志による命名で「立川談慶」に改名。通常3年程度で二つ目になるが、前座修行10年は異例。2005年真打昇進(慶應義塾大学卒初の真打)。趣味の筋トレは50歳を超える今でもベンチプレス100㎏以上を上げる。
著作は落語家としては異色の20冊超え。『大事なことは立川談志に教わった』(KKベストセラーズ年)、『教養としての落語』(サンマーク出版)、『落語はこころの処方箋』(NHK出版)、『落語に学ぶ粗忽者の思考』(WAVE出版)、『不器用なまま、踊りきれ。 超訳 立川談志』(サンマーク出版)、『天才論 立川談志の凄み』(PHP新書)などがある。

「2022年 『武器としての落語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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