沈黙の詩 京都思い出探偵ファイル (PHP文芸文庫)

著者 : 鏑木蓮
  • PHP研究所 (2018年1月11日発売)
3.25
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  • レビュー :5
  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569767543

作品紹介・あらすじ

思い出が人生を狂わせることもある――京都府警の元刑事がひらいた「思い出探偵社」をめぐる、ほろ苦くも心温まるシリーズ第三弾。

沈黙の詩 京都思い出探偵ファイル (PHP文芸文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 盛りだくさん…

  • 正直なところ、この「思い出探偵シリーズ」はあまり好みではなく……あくまで個人的な感覚ですが、「思い出を探す」という行為に若干の青臭さ・気恥ずかしさのようなを感じてしまうのです

    今回もその印象はありますし、前作から登場する平田真の鬱陶しさには相変わらずイライラさせられ、読んでいて不快に思う部分はありました。

    けれど、本作は絹代の謎めいた過去に対する興味の方がその不快感を上回り、真相を知りたいという好奇心を保ったまま読了できたように思います。昭和初期という時代、その世相などに翻弄され、犠牲となった一人の女性の切なく、悲しく、そして必死な生き様に感動しました。

    本シリーズがドラマ化されるとのこと。個人的には他に映像化してほしい鏑木作品はいくつもあるので、なぜこのシリーズ?と思ってしまうのですが、ドラマ化を機に別の作品にもスポットライトが向けられ、鏑木連という作家の知名度が上がって欲しいと思います。

  • このシリーズ、大好き。
    思い出を扱う探偵社のみんなが優しいし。
    依頼人だけでなく、関係者にとても優しい。
    義理の母の記憶を父のために探してほしいとやってきた依頼人。
    たどっていくうちに明らかになる絹枝の過去が重苦しくのしかかってくる。
    でも、救いのあるラストにほっとする。
    きっと、彼らは大丈夫。

  • 鏑木蓮『沈黙の詩 京都思い出探偵ファイル』PHP文芸文庫。

    『思い出探偵』シリーズ第3弾。文庫書き下ろし。老女の秘められた思い出を探る探偵たち…シリーズとしては先の2作の方がずっと面白かったように思う。

    京都府警の元刑事・実相浩二郎が立ち上げた思い出探偵社が今回手掛けるのは28年間、内縁の妻として暮らしながら、自らの過去を一切語らずに認知症を患った老女の過去を探ること。僅かな手掛かりから奔走する探偵たちが、少しずつ明らかにする哀しい事実…

    近々、テレビドラマ化されるようだ。

  • わずかな手がかりから依頼人の思い出の人、物を突き止める思い出探偵。依頼主が本人なら出てきた事実にも向き合いようがあると思うんですが、今作はそうではない。
    自分を語らないまま認知症の症状が出てきた内縁の妻の人生を知りたい。わずかな手がかりから始まった調査の進展していく過程は面白くはありましたが、出てきた過去はあまりにも重かったです。容赦なくえぐり出して暴き出した。自分はそんな印象を持ちました。
    ラストは希望を持たせるようになっていますが、どうなんでしょうね? 知らない方がいいこともある。墓場まで持っていく秘密があってもいいじゃないかと思いますね。
    面白くはある。でも共感はできない。そんな感じです。

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