「考える頭」のつくり方 (PHP文庫)

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  • PHP研究所
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569767840

作品紹介・あらすじ

人は生まれつき、高度な「思考力」をもっている! 答えを導く、直観を磨く、知識を捨てる……知の巨人の頭の使い方をこの一冊に凝縮!

感想・レビュー・書評

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  • 知識を得る教養よりも自分の頭で考えることの方が大切

    1)自分の頭で考える力〜答えをいくつ出せるか

    【知識から思考へ】
    知識は力なり Knowlege is power.フランシスコ・ベーコン 英
    知識こそがものを動かし、ものを作る力があると言うこと

    われ思うゆえにわれあり デカルト 仏
    知識だけでなく、自分自身で疑ったり、考えたりすることが大事
    人間の本質は、ものを考えることにある
    知識より一歩先の「思考」にこそ力があるということで、科学の世界で実を結ぶ

    知識は教えられるが、思考力は教えられない

    ☆無菌のマウス
    知識中心の世の中
    生活の中で経験が不足しているとどうしても知識でものを判断しようとする

    ☆流水と伏流水
    知識は変化しながら流れている
    流行の知識は消えていくが、英知になれば長く残り、古典となる
    ことわざは、ある事実があり、その事実が知識のままでは伝わらず、長いあいだ人々のあいだを形を変えてながらさまよっているうちにひとつの表現になってあらわれた
    普遍性を持つ

    ☆矛盾
    A rolling stone gathers no moss.
    転石、苔を生ぜず
    石の上にも三年

    ☆ごまかしの教養
    教養がある人は、たくさん知識を持っている人
    いい換えれば生活体験には欠けている
    ★これには賛同できない‼︎
    教養と実行力が相反するように書かれているが、疑問
    教養は単に知識を持つことではなく、知識により豊かな心も持ち合わせていることだと思う(この「思う」も非難されそう)

    ☆論文を書く力

    ☆「考える」を考える
    知識では、答えはひとつしかでない
    ★これも賛同できない

    思考とは、こらはなにか、なぜそうなのか、と疑問をもつこと
    2つのものがあり、どちらがらすぐれているがを比較判断するのが、「考える」こと

    「思う」は自発的でなく受け身、反応。「感じる」もしかり。
    選ぶのは、思考

    ☆我流で生きる
    ☆思考の時代
    人間の存在価値は「忘れる」こと
    知識の量、蓄積は意味のない時代
    睡眠中は忘れる

    ☆知識の罠
    ☆知的メタボ
    祝福された無知
    知らぬが仏

    知的な無知

    2)頭を整理する力〜思考しやすくなるために
    ☆頭の掃除
    頭の中の清掃は睡眠

    ☆忘却のすすめ

    ☆スポーツの効用
    顔を洗うのはこめかみの毛細血管への刺激

    ☆歩いて考える
    逍遥学派とは、散歩をしながら、考えたり、議論したりしとこと

    ☆借りるをやめる
    知識というものはすべて借りもの

    学ぶは、真似ぶ
    日本は、借りる=真似るの限界にきてる


    ☆こどものすごい能力
    自分の判断力で、まちがったものを捨て、正しいものだけをとりいれ、わからないところは自分で補い、自分なりの用法をマスターして、駆使するようになる

    ☆マイナス経験
    早いうちに、ミス、失敗、不幸、災難を、経験した方がいい

    ☆堂々と負ける
    All work and no play makes Jack a dull boy.
    勉強ばかりやっていたらだめになる

    ☆人間を成長させるもの
    願わくばわれに七難八苦を与えたまえ 山中鹿介の言葉

    経験は最良の教師、だが、授業料が高い

  • 結局のところは、どうすればいいのか次にどんな行動をするべきかはわからなかった。
    読書をあまりしない方がよい。知識偏重になるのではなく、現実社会に役立つ知恵をつけようという主張だと自分は捉えたが著者の主張を理解しきれているかは謎。

  • 〈知識というのはすべて借りものである。自分で考えた知識を、われわれはほとんどもっていない。人から聞いたとか、本に書いてあったということは、ようするに借りてきた知識ということだ。〉

    知識をたくさん持ってりゃいいわけじゃない、自分で経験して失敗してそこから考えて見つけていくことが大事、まとめるとこういうことかな。
    私的に、そこまで目新しい考え方はなかった。

    この筆者は、真似ること、知識を借りることを全面的に否定しているように感じたが、わたしはある程度肯定する。
    たしかに、意味や目的を理解せず、やみくもに知識を暗記したりやり方を試すのは、できた気になるだけで良くないと思う。
    ただ、真似ることで、その根底にある考え方を理解し身に付け、問題解決の手段を増やすことができると思う。

    〈「経験は最良の教師である。ただし、授業料が高い」〉

    これは大人たちに向けて、これからの子どもたちにはちゃんと考えられるように育つように、学校教育、家庭での接し方考えていこうよってことなのかな。
    知識詰め込み型教育を素直に信じて社会に出てからもろに弊害受けてる大人はどうするのがいいのだろう。

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著者プロフィール

お茶の水女子大学名誉教授

「2018年 『「考える頭」のつくり方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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