東大首席が教える「間違えない」思考法 人生の選択を左右する「俯瞰力」の磨き方 (PHP文庫)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569767918

作品紹介・あらすじ

東大首席、官僚、弁護士、ハーバード……チャンスを掴む人はいかに考え、決断しているのか? 仕事も人生も成功するための究極の思考法。

感想・レビュー・書評

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  • 俯瞰的に視るとはトップに近い立場で視るということ。すなわち俯瞰的に視れない人はトップになれない

    ①作者の視点で自分を視る
    ・目の前の事に没頭していると近視眼的になる。俯瞰的に視るには自分という物語を描く作者として自分の行動を視てみる
    ・複数の社会に所属することで多面的に物を視ることができる

    ②アウトプットすることで自分の価値観、意見は定まり、能力は鍛えられる
    ・俯瞰的に視た意見をアウトプットすることで能力は鍛えられる
    ・誰も反対しない意見は意見ではなく事実。評価が分かれるものが意見なので、批判はあって当たり前
    ・評価も突き詰めて言い換えれば事実(頭が良い→勉強ができる→地道に繰り返す能力がある)

    ③国があなたのために何をしてくれるかではなく、あなたが国のために何ができるか考える
    ・会社は教育してくれる場所ではない。教育してくれないと言って座って待つのではなく、自分で情報を取りに行き全体像をつかむ

    ④ダメではなくもっとよくなると叱る
    ・叱った以上、自分が同じミスを絶対にできない、言っていることは正しくないといけない、嫌われたくないという自己防衛が叱れない原因
    後輩がどんな意見を持ち、何をしていて、どんな結論を出すか推測するために観察する。そして「もっと良くなる」という言い方で叱る
    ・苦手な人は「この人が嫌い」ではなく「この人から嫌われても平気」と一歩離れたところから視る

  • 桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1204185

  • 文句なしの評価5。仕事ができないともがいている社会人、新社会人の人に是非読んでほしい。俯瞰力は、所謂コミュ力がある人は備わっているかもしれない。
    一方で、勉強ばかりしてきた人からすると、俯瞰力というのは、すごく曖昧で、正解が無く正体を掴みにくい。
    しかし、この俯瞰力がなければ、ビジネスは全く成立しない、その事を実体験を踏まえてわかりやすく説明している本。
    俯瞰力は、相手への気配りや調整能力が必要になるが、結局は自分が成功するための手段であり、自分を殺すものではないことは、留意しておく必要がある。
    この本で唯一正解があるとすれば、俯瞰力を身につければ、社会で成功する確率がグッと上がる!ということだ。


  • タイトルがいまいちだけど、非常に良かった。筆者の仕事の経験談おもしろい。新社会人にもおすすめ。

    財務省の不完全命令は、単に時間の無駄なのでは?いつどこで誰に何のために何部渡すのか、教えてあげたほうが早いのでは?それを俯瞰力を鍛えるためとかいって新人に汲めというのは、訓練という名の非効率的なやらなくていい残業を生むのでは?視野が短期的すぎるのだろうか。でも、こんなんだから長時間労働がなくならないのでは?河野さん、どうにかしてくれ笑。
    上司の電話の相手を予測したり、電話を必死に聞いたりっていうのは前のめりの姿勢でいいと思うし私もやってたけど、不完全命令が実力を育てるってようわからん…

    プレーヤーから脱するためには俯瞰力が必要で、俯瞰力があると、自分の作業を組織のなかで意味づけできるので、仕事を先取りできるし、感情をコントロールできる。失敗の個人攻撃もばからしくなるし、自分のストレスがしょうもないものに思える。
    俯瞰してみよう、って、結局、相手の立場に立ってみようという基本的なこと。

    評価をつきつめていった事実と、自分が本当にした努力は謙遜しようがない。

    印象なんてテキトー。だから営業マンは第一印象に気を使う。

    女性には戦略が必要。

    自分の中のバイアスを知り大切にしたい価値観や軸を見つける。選択について自覚的になる。時間の使い方、お金の使い方。信念に従った選択でなかったことを後悔しなくてすむ。俯瞰するからこそ軸が必要。
    いろんな考え方を知ってこそ自分のバイアスや価値観がわかる。


    なんのために働いているのか?そのために、目の前の仕事をして健康を犠牲にするのか?

    この人が嫌いという気持ちは無視しない。抑え込むとストレス。この人には嫌われてもいい、と思ってみる。

    鍵の管理と資料作成は組織からすると同じくらい大事。

  • 俯瞰力。
    全体像をつかむ俯瞰した視線で、ものごとを捉える。公平性と信頼性を兼ね備えた視点である。
    ビジネス、戦略、財務に関する広い見識は有能な人材となるために必要不可欠な条件。

  • 俯瞰力。

  • 日頃から主観的に考えてしまう自分によい戒めとなった。俯瞰力を身につけて感情をうまくコントロールし、自分の立場や周りから何を求められているのかを理解すれば社会でもっとうまくやっていけるだろう。

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著者プロフィール

1983年、札幌市出身。2006年3月、東京大学法学部を卒業。同年4月に財務省に入省。08年に退官し、15年まで弁護士として法律事務所に勤務。15年9月~16年8月、米ハーバード大学ロースクールに留学し、卒業。17年4月、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程に入学。17年6月、米ニューヨーク州弁護士登録。20年3月、東大大学院を修了。20年4月から信州大学特任准教授となり、翌年、特任教授に就任。

「2023年 『挫折からのキャリア論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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