京都西陣なごみ植物店 2 「安倍晴明が愛した桔梗」の謎 (PHP文芸文庫)
- PHP研究所 (2018年3月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569768151
作品紹介・あらすじ
異様なほど雑草が成長する空き地の秘密とは? 京都を舞台に府立植物園の新米職員と「植物の探偵」が謎を解く、人気作の第二弾!
感想・レビュー・書評
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植物の探偵と助手の、シリーズ第2作。
イケメンで、仕事もバリバリできて、年上で、しっかりしている、華道家の鈴池雪伸。
神苗とは真逆の恋のライバル登場。
もうひとりの新キャラは、小学6年生のミノル。
年齢以上の頭の良さと、小生意気なしゃべりが、たのしかった。
神苗と実菜ではほのぼのしがちなところを、引っかきまわしてくれるところが、おもしろい。
話としては「禁じられた花」がよかった。
角倉了以の架空の茶会(モデルはあり)だそうだけれど、見立てや歴史の知識がからみあって、興味深い話だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
植物も歴史も京都も詳しくないのですが、持ち込まれた謎を解いていく様子が楽しいし、物騒な事件も起こりそうにないので安心です。
街角の草迷宮
晴明の愛でた桔梗
どんぐりころころ
禁じられた花 -
「街角の草迷宮」
異常な大きさに成長した草は。
必死に考えた末の言動だったとしても、簡単に許してもらえるであろう範疇は超えているだろ。
「清明の愛でた桔梗」
嘘をついてまで高額で販売し。
ご利益を求めてやって来る人が居なくならない以上、人選さえ間違わなければいい商売だろう。
「どんぐりころころ」
沢山集めなければいけない訳。
何をするためでもなく集めたまま放置されたらと思うと、誰でも家の中に置かれるのは嫌だろ。
「禁じられた花」
偶然足を運んだ場所で知る事。
歴史に詳しくなければ気付くことは出来ないだろうが、それだけの知識を求められてたのかも。 -
花と歴史って縁が深いね。コウホネの由縁は強烈。花、見たことない。
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21.03.28読了
2作目。今回は桔梗か。
歴史と合わせながら、植物の謎を解いていく。その植物がまだ割とメジャーどころなのも読みやすい。ダビンチコードの作品みたいにどんどんマニアックになっていくと理解できなくなるから。
このライバルとの三角関係はこれからどうなるんだろーなー。まー、小説だし、なんだかんだの方向は見えるんだろうけど。
でも、読み手として、気楽に楽しませてもらえたら…と思うのよね。
次作も読みますー。 -
謎解きが?
面白かったです -
京都&植物大好き人間には、とても楽しいシリーズ。
相変わらず、恋愛については、読んでいて恥ずかしく思ってしまうのは、なんだろう?
こんな感じの恋愛が、くすぐったく感じるのは、何故かしら?(^^;;
それはさておき。。
今回、2つの大発見で、「植物ってすごい!!!」「角倉了以すごい!」となりました。
「植物ってすごい!!」は、第一話。
思わず、いろんなものをググって読み漁ってしまった(笑)
「角倉了以すごい!」は、第四話。
京都検定受験以来の角倉了以の名前に、頭の奥底に眠っていた各種話を思い出しつつ読んだ感じ。
歴史に絡めつつ、植物の奥深さを軽いタッチで学べるシリーズ、楽しいぞ。
第一話 街角の草迷宮
第二話 晴明の愛でた桔梗
第三話 どんぐりころころ
第四話 禁じられた花
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実菜の個性の強さが一巻のときほど無かったかな。物足りないような気も、その分読みやすいような気もしましたが、ちょっとした謎と恋の物語として楽しめました。
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1巻より先にこっちを読んでしまったのですが、基本的に1話完結の連作短編集なので、そこまでの不便はありませんでした。
仲町六絵さん、好きな作家さんです。
からくさ図書館でも、中庭の植物が登場しますが、こちらはさらに植物にスポットライトをあて、ファンタジー要素がない。
周囲からはバレバレの、いい雰囲気の実菜と神苗が、強いて言うならファンタジー。神苗クンが晩生すぎるのか。
そんな彼の尻をたたくべく(?)強力なライバル登場です。
イケメン華道家。幼馴染がイケメンとか……、正直うらやまs(略
次もまた楽しみになりました。 -
ライバル華道家登場。
お姉さんのいけず(笑)