ルフィの仲間力 『ONE PIECE』流、周りの人を味方に変える法 (PHP文庫)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569768410

作品紹介・あらすじ

いま隣にいる人を、あなたは「仲間」と呼べますか? 大人気漫画『ワンピース』に学ぶ、互いに励まし高め合う“最高のチーム”の作り方。

感想・レビュー・書評

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  • 関大社会学部教授安田先生著の「ONE PIECE」から学びを得る自己啓発本。
    ONE PIECEは私も大好きであり、主人公のルフィがなぜ仲間から信頼され、読者から魅了されているのか興味深く感じたため本書を手に取った。本書は「仲間」について焦点を当てており、仲間になる方法、助けあう力、ともに成長する方法などをONE PIECEから引用し丁寧に書いていた。パッと見の内容は組織における自己啓発本といった印象を受けたが、中でも印象に残ったのが「仲間はバラバラな夢でも共有することができたらいい」といった内容である。来年から入社する会社も各々は違う夢を持っているに違いない。だが、皆が働く会社(ONE PIECEでいう船)ではそれぞれの夢を実現させるために、互いに個々の成長を目指す。
    その他にも、来年から社会人となる私にとって、会社=船という組織の例えに加え、仲間の存在や、助け合いなどの繋がりが改めて最重要であることが確認できた。
    従って、今後は自分の心の中に小さなルフィを住まわせることによって、より自分の夢を実現できるように楽しく生きていきたい。
    本書は、2011年出版のため60巻程度までの内容で構成されている。そのため、100巻を超えた現在では、新たに学びがあるかもしれないと思うと、今後もONE PIECEには目が離せないと強く感じた。

  • ルフィの海賊王になるという夢に共感して、ゾロやナミ、サンジなどの仲間が集まり、ルフィと一緒にいたら自分の夢が叶うと思うからこそ、仲間になったという事実は、現実世界でも、「この人と仕事したい!」「彼氏/彼女になりたい!」に通じる部分があると感じました!信頼できる「仲間」を得たいなら、ルフィのように壁を作らない必要性も、改めて感じました^o^ ワンピースに人間関係を円滑にするエッセンスが詰まってるんだなと、この本を通じて思いました!

  • 仲間とは夢を共有するものである。同じ夢を描かずとも、同じ方向であれば良い。自分の長所で仲間を助け、仲間のために長所を伸ばす。仲間を作るのに必要なことをONE PIECEをもとにわかりやすく解説されている。

  • あんな仲間が欲しいですが、それに見合うくらいの自身の人間力を高めないといけませんね。

  • ワンピースを違う視点から見ると全然違う。

    良い奴とは他人を大事にできるかどうか。

    見返りを求めず行動する。

    自分のできないことを見せる。
    プライドが高い人は自分のできることや長所しか見せない。

    人のために頑張れる人は強い。

  • ワンピースの設定に沿って、仲間をどのようにつくり、チーム力を発揮していくかについて解説している内容。ワンピース好きであれば面白いと思うが、書いている内容は結構一般的なことが書かれている。

  • ONE PIECEファンだから気になって読んでみた。
    さくさく読めて、数時間で読破。

    内容としては、色んな名場面を例に、社会学的に
    ONE PIECEを分析してる所が斬新でおもしろかった、

    例)ルフィの「当たり前だ!!!」のセリフを「自己成就的予言」と言います。自分が望むものごとを口にし、言葉にすることで目的を達成してしまうのです。

    【個人的に印象的だった章】は、
    ✳︎白ひげは理想の上司
     →上司として白ひげを見たことなかったから
    ✳︎ルフィは相手の姿・形にまったく偏見を持たない
     →これも言われてみて確かにって思ったから
    ✳︎信頼の源泉は、過去に受けた「無償の愛」
     →このパートも各キャラクターの過去話の
      重要性と必要性を再認識させられたから

    結論、改めてルフィはかっこいい!!
    ONE PIECEは戦闘シーンとか回想シーンが
    多いし長いから離脱者多いのが本当に残念!

    小学校の道徳では6年間ONE PIECEを通して
    友達を大切にする心、夢を持つ心、諦めない心とか
    人として大切なことを学んだらいいのでは、と
    この本を読んで改めて感じた、

  • ビブリオバトル、エキシビションマッチ。6年図書担当紹介。

  • ワンピース好きな私としては読みやすく、電車の移動時間で読み終わった。
    「託す」と言うワンピースの裏テーマとも言えることを中心に現代社会での様々な悩み葛藤をワンピースのキャラクターやシーンから解決のヒントをもらえる。
    やっぱり最高の漫画!

  • ワンピースが好きな人はとても読みやすい本だと思う。
    タイトルは『ルフィの仲間力』とあるが、麦わらの一味全員を題材に、組織に属する人間はどんな行動を取るべきかということが書かれている。
    そのため、ルフィのようなリーダー的立場にはいないという人も共感し、実践できる部分が多く書かれていた。
    本書の感想とは若干ずれるが、原作のワンピースを違った観点から読んでみるのも面白いなと感じた。

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著者プロフィール

関西大学社会学部教授

「2018年 『社会ネットワークと健康』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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