- 本 ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569768458
作品紹介・あらすじ
Twitterで話題! 「どんなに探しても見つからなかった婚約指輪が、焼いたばかりの母の骨に混じっていた」等、一行で怖い怪談集。
感想・レビュー・書評
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『一行怪談』の第2弾。
一行怪談とは一ページに一つ、一文の物語で構成される怪談に近い文章のことで、本書には153の物語が収録されている。
前作でも感じていたことだが「の」と「や」の文字が何だが気持ち悪い。文の意味を掘り下げると想像力を刺激され不気味なループに陥りそうになるので、ほどほどに読んだ方がいいのかもしれない。
大槻ケンヂさんが解説で一行怪談を披露されていたので、私も一つ。
『定年退職した夫は、ちゃぶ台の前に座って、最後の一滴を見届けるために、その一升瓶を傾けながら25年間、ずっと瓶の口を眺め続けている。』詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
再読。
絶叫の手話で鼓膜が破れる、のが最高 -
句点を一つだけの、散文詩にならない物語としてのホラーを描こうとする意欲作の2巻。
前回と違い、なんだかギャグのような感じもあり、怖いよりも不思議がかった印象? -
2はなんかちょっと幻想?っていうのか??
不思議めなの多かったかも -
個人的に1が好きだけど2も傑作揃いでした。
世界一お手軽ホラーな一冊。 -
書き記されたたった一行の文章たち。一つの句点で括られたそれらは、常軌を逸した文字列だった。 一文読んだだけで、心は落ち着かず、背筋はぞわりとする。 はたして、なぜ私は、ここでこんなものを書く仕事をしているのだろう。
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一行怪談第2弾。相変わらずぞわぞわする一行が1ページに書き綴られている。読むたびにどこか座りの悪い気分になってきて不安にかられるが、次のページには何が書いてあるのかと気になって読み進めてしまうので不思議。現実ではあり得ないはずなのに、どこかであったことかもしれないと思えてしまう。書かれているのは、たった一行なのに情景がありありと浮かぶのは素晴らしい!不穏な内容なのに何でもないことのように書かれているのもおもしろかった。 結論が推察できるもの、できないものなど様々な種類の物語があり得ない非常に楽しめた。これ以降続刊がでていない様子なのが非常に残念。 -
一作目より想像しやすかった。
想像力がないと怖がれないので、
想像する力をもっとつけたいと思った。 -
1行でじんわりくる怖さというか、不安感。
自分の足元が崩れるような錯覚を覚えた。 -
あの「一行怪談」の第二弾。今回も怖くてシュールでちょっとおかしな「たった一文」がたっぷりです。たった一文、されど一文。イマジネーションは膨らむばかり。本当に楽しいなこの本。
お気に入りは「ただ水滴が落ちるだけのCM」の話。何気ない話に思えて、だけど考えれば考えるほど怖くなってきます。うーむ、いったい何なんだろうなあ。 -
二冊目ともなると驚きも薄まるが・・・
例えばこの1行(1ページ)をもとに
それをワンシーンとして必ず入れることを条件に
1本の映像作品をつくったら。。。
見知った人が、実は見知らぬ他人、であることを気づいてしまった。
1.生霊・悪霊
2.時空のゆがみ
3.異世界・異星人
4.知覚している本人の狂気
その人なりの解釈と創作を楽しむという
別の楽しみもできるような気がする。
映像化しなくても、これをお題に語り合うでもいい。
著者プロフィール
吉田悠軌の作品





