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本 ・本 (346ページ) / ISBN・EAN: 9784569768540
作品紹介・あらすじ
理子、亜紀、彩加、愛奈。4人の書店ガールたちが、葛藤と奮闘の末に見出したそれぞれの道とは。大人気シリーズ、堂々の完結編。
感想・レビュー・書評
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愛菜の第1章がいい。
中村のビブリオバトルが良すぎて感動した。
おとなが子どもの気持ちを書くって偽善っぽい、と登場人物に喋らせた作者の碧野圭さんが、子どもの気持ちを書くって、期待値を上げてるなぁと斜に構えて読んでいたのだけど、リアル過ぎて驚いた。
重松清さんの「きみの友だち」から抜粋された文章に感動しているのか、それを取り上げた中村の発表に感動しているのか分からなくなるけど、大好きな書店ガールシリーズの中でも一番好きなエピソードです。
このシリーズ、7巻で完結だそうです。西岡理子と小幡亜紀の続きが読めなくなるのが残念です。 -
とうとう完結してしまった。
当然ながら、1巻よりも歳を重ね、仕事の役割が代わっていたり、活躍の場が変わっていたりで、みんな成長したなぁ。
本や本屋さん、書店員さんを大事にしたくなる完結編だった。 -
シリーズ完結。
あーあ、読み終えてしまった、続編読みたい!
登場人物それぞれの旅立ちが短編集のようにまとめられている。
本と本屋さんを改めて好きになった小説。
本屋さんに行く事がとても楽しみになりました。
それぞれに別れをする出来事がありでも皆が前を向いて新しい環境に根づこうとしている。
どんなに大切に思う相手であっても別れる時はくる。新しい場所で生きていくのはそういう事なのかも。そしてまた新しい出会いがある。
でもやっぱり登場人物のその後が読みたいなー。-
こんばんは、四季子さん
続編、読みたいですよね。
7巻まで続くほどの人気なんだから、もう少し、と思うのはワガママでしょうか。
あと、私も重...こんばんは、四季子さん
続編、読みたいですよね。
7巻まで続くほどの人気なんだから、もう少し、と思うのはワガママでしょうか。
あと、私も重松清さんの本を読んでみようと思います。こうやって本から本に続くのは楽しいです。2022/11/07 -
2022/11/09
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切ない...。完結編というだけあって、今までのシリーズに登場した書店ガールそれぞれのお話があるのだけれど、全てが切ない...。
みんな先にある輝かしい新しい未来に向かって歩いて行くのだけれど、どうしても後ろ髪引かれるような懐かしい切ない過去を何度も何度も振り返り、嬉しい悲しい入り混じった思いを人知れず心に持って前を向く...。ああ、切ない...みんな頑張って。最後に亜紀の性格を表すようなポジティブな話で終わったので、ちょっと安心。
確かに壁全面ガラスとか、円形の本屋さんってテンションは上がるし大好きだけど、私の思い出の中にある一番大好きだった本屋は、石造りの厳かな落ち着いた本屋だった。随分前に閉店してしまったけれど。高校の帰りとかによく訪れて、若い荒ぶる気持ち?!を落ち着けてくれたなあ。やっぱりこの本の櫂文堂のように、年配の方が多い本屋さんだったけどね。-
へぶたんさん、こんにちわ。
この本いいですよね。シリーズの中でも7巻が一番好きです。
へぶたんさんの感想が上手くて、思わずコメントしてし...へぶたんさん、こんにちわ。
この本いいですよね。シリーズの中でも7巻が一番好きです。
へぶたんさんの感想が上手くて、思わずコメントしてしまいました。2023/05/01 -
raindropsさん、こんにちは。
コメントありがとうございます!嬉しいです!
この巻は、先に未来があるって感じでいいですよね〜。是非こ...raindropsさん、こんにちは。
コメントありがとうございます!嬉しいです!
この巻は、先に未来があるって感じでいいですよね〜。是非この先の話が読みたい!2023/05/01
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題の通り、書店で働く女性たちの話。
理子、亜紀、彩加、愛奈の生きる道は‥それぞれの奮闘と成長を描く完結編。
バイトだった愛奈は、中学の司書教諭に。
中高一貫の私立校で、恵まれた環境だが、ほとんど本を読まない子も多い。
文化祭で生徒たちのビブリオバトルという企画にがんばります。
彩加は取手の駅ナカ書店が閉店となり、故郷の沼津へ戻る。
おばの書店を継ぐことになり、ブックカフェを併設しようと決める。
地元の友達と久しぶりに会ったら、思わぬ批判もされることになるが‥?
西岡理子は出世してエリア長となっているが、重圧のかかる立場。
仙台で古くからある店を閉じ、合併先に移転する話で板挟みに。
福岡支店に飛ばされるが、そこもまた新天地に‥
シリーズ1作めで理子の部下だった小幡亜紀は、古巣の吉祥寺店の店長に。
町の本屋さんがどんどん減っていく時代、苦しい中を生き延びる大変さが胸に迫りますが。
工夫と元気と‥
希望を捨てたくないですね。 -
このシリーズも、遂に完結。
最終巻として、これまで活躍してきたメンバーのそれぞれを4章に分けて描いている。その中で、一番ページ数を占めており、読み応えのあるのは第3章の理子編。
99年の歴史がある老舗書店を、合理化の名のもとに閉店移転する方針の本部に対し、現場の書店員が抗う。その狭間で苦悩するエリアマネージャーの理子。
書店と書店員が苦慮している現状がリアルに映し出される。
各地での書店の閉店は、出版不況の現代日本の深刻な問題となっている。
そんな現状を少しでも歯止めとなるよう、電子書籍ではなく、町の本屋さんで本を買おう。図書館はなるべく使わず、財布の許す限り、できるだけ新刊を買おう。
読み終わって、そんな思いを新たにした。 -
ついに完結。
いい本に出会えたと思う。
本作は個人にスポットを当てて話が進んでいく。
彩加の章では最後のまなみとのシーンはぐっとくるものがあった。
中村くんのビブリオバトルの本音のところも良かった。
西岡理子は管理職としての立場と現場との板挟みで重たい話がだったが、ビジネスではあり得る話だったし、その後の処遇もしかたないのかなと。
最後に亜紀を登場させることで、前向きに終わらせるのは良かった。さり気なく田代を登場させ、理子との関係を想像させるのも読者心がわかってる憎い演出。
これで終わるのはさみしいがこれまでの登場人物にもしっかりとフォーカスしており、大団円というわけではなかったが、いい締め方だったんじゃないかな。 -
とうとう最後、面白かったです。
登場人物4人の今。
愛菜の司書としての学校でのビブリオバトル。私も読みたくなったし。
彩加の昔の友人たちとの交流も、なんとなくわかる。
亜紀も5年ぶりに店長として吉祥寺の店に復活する嬉しさも伝わってきた。
そしてやっぱり私は理子が好きかな。
彼女の章が1番長くて本部と店との間に挟まれる苦悩。
読み応えがあって、心打たれました。
解説にも書かれてるように理子の10年後、気になりますね。
亜紀と同じように、田代さんとうまくいったらいいな。 -
お気に入りの『書店ガール』シリーズも第7弾。
そして、ついに完結編。
あぁ…、とうとうこの日がやって来たのね。
と、大げさに言いたくなってしまうくらい、好きなシリーズ。
『書店ガール』との出会いは2014年6月のこと。
碧野圭さんとも初めましてでした。
何んとな~く、古本屋さんで手にした本でした。
”書店で働く女性たちの物語”ということで、読む前から期待値が高かったせいもあるのでしょうが
シリーズ第1弾の私の評価は☆3つ。
特に前半は恋愛、妬み、嫉み等々、ドロドロ。
店長と女性スタッフの関係が最悪なのが、極端すぎて違和感を覚え…
第2弾に期待!
という感じでした。
そしてシリーズ第2弾。
ペガサス書房から新興堂書店・吉祥寺店店長となった西岡理子。
部下の亜紀も新興堂に移り、二人が奮闘する姿。
この本を通じて、書店の厳しさを教えられました。
そして、書店の楽しみ方、棚への興味等々。
ますます書店に行くのが楽しみになりました。
シリーズが進むにつれ、どんどん「書店ガール」が好きになり、シリーズ5・6・7弾は発売日を待って購入するほど(笑)
出版不況のなか、書店の生き残りは本当に厳しい。
それを教えてくれたのはこのシリーズ。
好きな作家さんは応援したい!
なので、好きな作家さんの本は新刊で購入します。
そして、もうひとつの私の小さな野望 (笑)
日本に帰国したら、近所にお気に入りの書店を見つけたい。
大型書店ではなく、地域に根付いている本屋さん。
書店員さんと挨拶できるぐらいの距離感で…
店内の棚を楽しみに、足しげく通いたくなるような…
たまにはおススメの本を紹介してもらえるような…
散歩の途中、買い物のついで、なんとなく足を運びたくなる。
そんな本屋さんを見つけたい!
書店ガールは本を読む楽しみだけでなく、自分が手にしている本の重みを実感させてくれました。
たくさんの人たちの思いが詰まった本。
このシリーズに出会って、新たな読書の楽しみ方を知りました。
このシリーズに登場する4人の女性。
理子、亜紀、彩加、愛奈。
たくさんの困難を乗り越えて、それでも本と関わりのある仕事で奮闘中。
勇気をもらえます。 -
このシリーズを読むのが久しぶりすぎて、正直登場人物の名前を聞いてもピンとこなかった。
でも、読んでいくうちにだんだんと記憶が蘇ってきた。
そうだった、あの時のあの人だ!と閃いてからは、ページを繰る手が止まらなくなる。
理子の章は、現場と本社との間に板挟みになる辛さが辛いほど伝わってきて、胃がキリキリした。完全に理子の気持ちとシンクロしていた。
本書でシリーズ完結ということで、これからのお話は読者の想像に委ねられるところだけれど、それぞれの未来の道を進んでいく彼女たちが、幸せに本と付き合っていけるようにと強く祈る。 -
ついに完結編。
身近にあり、よく行く書店だったけど、書店のことはネットで買うのと同じくらいのことで考えていた。でも思い返すと書店に行くたびにいろんな本が自然に目について、新しい作家や小説に出会うことが多く、読書の幅が広がったりした。それはこんなふうに書店員の方が頑張っていたからなんだと知る小説だった。未来を変えるために、いま、行動をする、それを考えさせられるシリーズでした。みんな幸せになると良いな -
ここまで書かなくてはならなかったのでしょうか。
シリーズ最初のころも 書店員の人間関係や
仕事そのものの報われなさに しんどくなることが
多かったですが…最後には痛快さに胸のすく思いを
感じていたのです。
最近は少しずつ…救われない感じが色濃くなってきて。。
この最終巻では まるで中年サラリーマンの疲労を
背負わされたような気怠さと無力感にさいなまれました。
もがいてももがいても 書店には明るい未来はないのだな。。
そう感じてしまった私はひねくれているのでしょうか。 -
図書館本。
やはりこの話は最後が前向きな終わり方をしてくれるのが良い。
本屋業界の厳しさをリアルに描いていて、思い通りに進まない所が良かったと思うが、頑張った西岡理子が報われない感じなのは、ちょっとつらいので西岡理子の今後も読んでみたい。 -
まさかシリーズ最終巻とは!
今までのことを思い返しながら、じっくり読みました。電子書籍に手を出してはいるけれど、やっぱりページをめくる感覚がとても好きです。
そして、勝手におすすめの本を表示してくるネット書店より、棚を見て自分で選ぶ時間が好きです。 -
シリーズ最終巻
書店に関わる人の交流だけでなく、会社組織の中の書店運営まで描かれている
その描写は部外者の自分には非常に生々しくも感じられ、綿密な取材を元に書かれたのではないかと想像する
エンターテイメントとしても完成度が高く、終わりというのが残念でもあるが、終わる事で質が担保されると考えれば、良い締めくくりだったと言える -
完結編。当初は舞台の吉祥寺に馴染みがあり惹かれた作品でしたが、舞台が茨城や仙台に移っても興味を失わず最後まで楽しめました。ネットで本は簡単に手に入る時代になり書店の経営は益々厳しくなりますが、書店員の意気込みや熱量を感じられ今後書店に行くのも楽しみになりました。
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愛奈は学校司書に、彩加は実家の本屋をついでブックカフェに、理子はエリアマネージャーから博多店の店長に、亜紀は吉祥寺店の店長に。
それぞれがどのような道を歩み始めたか記されている。
シリーズも完結。
仙台の櫂文堂の話は重かったが面白かった。 -
シリーズもついに完結!
理子は最後まで本部の上司と現場の板挟みにあいながらも頑張った。読んでいて『そんなことこの立場の人に言っても仕方ないでしょー!』と、心の中で叫んでました。(苦笑)
そして、理子の恋?は今回も涙で終わる。しかし、それでも前を向く姿がカッコいい!
良い終わり方でした。
7冊もあって途中で飽きないかな?内容が似た感じにならないかな?と、心配していましたがそんなこと全然なく楽しめました。
著者プロフィール
碧野圭の作品






私も7巻読み始めました。
まだ途中ですが読み終えてしまうのが残念なくらいです。
重松清さんの本も読んでみようと思います。
まだ...
私も7巻読み始めました。
まだ途中ですが読み終えてしまうのが残念なくらいです。
重松清さんの本も読んでみようと思います。
まだまだシリーズの続きを読みたいです。