男はつらいよ 寅さんの人生語録 改 (PHP文庫)

制作 : 寅さん倶楽部 
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569769790

作品紹介・あらすじ

日本人の心を描いた国民的映画「男はつらいよ」シリーズ。1作目の公開から50周年を迎えた今もなお、人気は衰えることを知りません。
本書は、「男が女に惚れるのに、歳なんかあるかい」「男ってぇものはな、引き際が肝心よ」など、寅さんの名言・名セリフを一挙公開。妹さくらをはじめ魅力的な出演者たちの語録も掲載し、映画が100倍楽しめる1冊!
●「ほら、いい女がいたとするだろう。なあ?男がそれを見て、ああ、いい女だなあ、この女を俺は、大事にしてえ――そう思うだろう、それが愛っていうもんじゃねえか」(36作「柴又より愛をこめて」より」
●「そう、俺はね、風にはこう逆らわないようにしてるんだよ。風に当たると疲れちゃうから」(47作「拝啓車寅次郎様」より)
●「いや、だけどね、レントゲンだってやっぱりね、あれニッコリ笑って映した方がいいと思うの、だって明るく撮れるもの、その方が」(32作「口笛を吹く寅次郎」より)
『男はつらいよ 寅さんの人生語録』を改題し再編集。

感想・レビュー・書評

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  • 「男はつらいよ」の寅さん名言集。数々の名場面で発した寅さんの言葉を集めた本で、読んでいるとその場面が懐かしく蘇ってくる。渥美清の滑舌が良く張りのある声は忘れられない。寅さんはいつも自分を卑下するけれど、彼の言葉には含蓄がある。誰も真似できない才能を持つ魅力的な人物だと思う。彼の台詞で好きな言葉。
    甥の満男に向かって曰く、
    「安心しな、他の人になくってね、伯父さんにありあまるもの、それは暇だよ」
    定年になったら使えそうな台詞だ。

  •  毎回、お正月の風物詩のように公開されてきた映画『男はつらいよ』のシリーズ第50作が50周年記念作品として22年ぶりにスクリーンに還ってくる。それに合わせて、1993年12月に刊行された書を改題し、加筆、再編集されたものが本書である。
     はしがきにもあるように、読む前に映画作品を―全作でなくとも―観賞しておくことにより、本書の根っこの部分に一層接することができる。
     風来坊が放つ一つひとつの言葉に、時折ハッと我に返ること必至の本書を肩のこらない人生訓としてオススメしたい。

  • 寅さん(男はつらいよ)シリーズは50巻全部見ているが、寅さんの言葉は文字では本来の力を表現出来ていない。渥美清(または寅さん)が語る言葉を通してこそ伝わる妙が有ると思う。

    今年の目標。口上を覚えて事ある毎に使ってみたい。

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著者プロフィール

1931年大阪府生まれ。54年、東京大学法学部卒。同年、助監督として松竹入社。61年『二階の他人』で監督デビュー。69年『男はつらいよ』シリーズ開始。他に代表作として『家族』(70)、『幸福の黄色いハンカチ』(77)、『たそがれ清兵衛』(02)、『家族はつらいよ』(16)など。2012年に文化勲章を受章。

「2019年 『男はつらいよ お帰り 寅さん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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