脳は0.1秒で恋をする

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569771038

感想・レビュー・書評

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  • 好きな人はいた事あるけれど、彼女はいた事が無いのに、Twitterで恋愛ポエム的な事を呟いてしまう身としては気になるもの。

    恋愛というものを、脳科学の観点から見ると、色々なものが見えてくる。

    脳はまだ未解明な部分が多くて、恋愛を語るにおいても、謎は多いだろう。

    しかし、こうして解説を見てみる事で見えてくるものもある。

    愛は理屈じゃないけどさ。

  • 恋について知りたくて読書。

    脳科学と恋。どんな展開を見せるか楽しみながら読み進めた。

    メタ認知能力を高めることが恋愛力を高める。
    恋愛にかぎらず、自己客観視を高めることは建設的な人間関係を構築していくために貢献してくれる。紹介しているブログや自己分析などの活用を見直していきたい。

    自然体であること、健全な自己肯定力を維持するために時間を割いて努力する必要性を感じた。

    読書時間:約40分

  • 何かを得ることは、何かを失うこと。逆に、何かを失っている時は、必ず何かを得ているというのが恋愛における機会費用の法則。

    僕たちは、自分で自ら選んだ恋に正解を下すしかありません。

  • 恋愛中の脳の仕組みが解説されている一冊

    世の中のすべてのことに効率を求めていい、けれども人間関係だけは効率を求めてはいけない

    「メタ認知能力の高い人は恋愛力も高い」
    メタ認知能力:自分のことを客観化できる能力
    →他者を見るように自分のことも客観的に観察できる
     相手との関係性を常にモニタリングしながら行動することができる
     自分が置かれている状況に合わせて、行動を変更することができる

    フロイト「無意識を意識化する」
    自分が無意識のうちに何かの衝動に駆られてしまっていることを、言語化することで意識化し、自分でしっかりと認識する。
    メタ認知能力を高める方法
    不特定多数の人が読むブログを書くことによって、より自分の状態を客観的に表現することができる。

    恋愛での1番良い状態とは、恋人と一緒にいるときに「私」という認識をしないこと。
    「私」という存在が消えていて、相手と自分が向き合っている状態だけが残
    る。

    自分の行動範囲を視覚化する
    グラフの中心に自分を置き、その周りに繋がり(職場、大学の友人、趣味など)の項目を書いていく。

    嫉妬は人が有限の資源(愛嬌、関心、時間)に執着するために起こる。
    →誰かが100万円を当てて、羨ましいと思っても、100万円を得る手段は他にもあるから嫉妬にはならない。

  • 恋愛をするために自分がどうあるべきか教えてくれる。
    恋人といるのは、一人では生きていけないからではなく、その人といっしょにいることで人生が更に豊かなものになるから。
    相手のよいところを見て恋に落ち、欠点を受け入れたときに愛に発展する

  • もし、あの日あの時、あの場所に自分が行かなかったら、あの人とは出会わなかったかもしれない。
    人との出会いは、いくつもの偶然が重なり合って成立しています。
    もしかしたら、タッチの差で出会えなかった可能性は充分にあるのですから。

    恋愛において、一番のポイントは「出会い」にあるのではないでしょうか。

    p.30

  • ある尊敬する女性経営者の方から、あなたはもう少し女性の気持ちを理解した方が良い!と言われ、読んでみました。

    そもそも、男性と女性は脳の作りが違うから、どうして彼女は理解してくれないのかという疑問自体がナンセンスである事に気付かせてくれる本でした。

    恋愛でなくとも、デフォルトネットワークを意識してみることで自分の感性を研ぎすまし、新しい発見をしたり、今まで蓄積されたものと繋がる、そんな可能性が広がると思います。

    既婚男性として、良かった気付きを備忘録として。

    「相手の不在こそ、存在を確認できる」

    脳に「空白」が必要で空白がある事で、そこに何かを埋めようとする、または既にインプットされた情報を整理し、内から新しい情報をアウトプットするなど脳が活性化される。
    恋人はや妻と一緒にいない時間、相手の事を考えている時間ってとても素敵です。

    「倦怠期をいかにして乗り越えるか」

    人間の脳は新しいモノが好きで、新しい事を求めています。結婚した妻にずっと愛されるためには、僕は常に新しく、成長していく必要があり、そしてもちろん妻もそうであればこのうえない幸せですね。
    家族でずっと同じ生活を繰り返すのではなく、いつも作らない料理を一緒に作ってみる、同じ場所に行くのにいつもと違った道で言ってみる、
    普段テレビを見てる時間に音楽をならしてみる、今まで言った事の無い場所に旅行する、新しい趣味を始めてみる、、、、
    一度きりの人生、このひととやってくと決めた以上ずっと二人で成長していきたいと感じました。

    「相手を受け入れる事は、自分を受け入れる事なのです」

    大切なパートナーに取って自分が他の誰かではだめな、交換できない存在でなければなりませんし、相手もそうであってほしい。


    脳の仕組みを切り口にたくさんの気付きを頂ける本でした。

  • 菅野文貴です。

    どんな人でも一度は誰かを好きになったことがあると思いますが、恋って不思議だなって思ったことはありませんか?突然怒り出す女性、決して自分の失敗を認めない男性……男女の脳の構造の違いから、それぞれの行動がどのように築き上げられてきたか、また恋愛をしている時の脳の状態がどのようなっているのかをマンガを交えながら解説されています。よりよくお互いの理解を深めるためにどのようにすればよいか、嫉妬のことや倦怠期のことなど、出会いから別れのことまでたくさん書いてあります。

    • tokudaisocialさん
      大西です。
      こういう本を読むと本当に人間は不思議な動物だと思います。
      大西です。
      こういう本を読むと本当に人間は不思議な動物だと思います。
      2013/07/11
  • 恋愛=感情、コントロールできない
    出会いは科学で解明できる

    デフォルトネットワーク→散策○
    目的に向かっている間は活動低下
    白昼夢、ロマンティックアイロニー

    明確すぎる目標→他に興味が湧かない
    セレンディピティA→B、C

    人生8:2の法則
    最高のリラックス状態が運命の出会いを引き寄せる

    扁桃体…瞬間的な反応や感情
    大脳新皮質…理性的判断

    一目惚れ…自分の理想像を貼り付けている
    知る内に好感度up

    茂木さんの二大失敗
    絵の具ベッタリキャンディー
    家の犬も喜んで食べていたよ

    恋愛=理性を失うこと

    失敗の可能性があるからときめく

    サンプリング…自分の仮説に固執しない
    行動範囲を視覚化
    ノード1、ノード2

    スモールワールドネットワーク
    友達の友達6人たどると全世界に繋がる
    友達の友達の出会いが一番

    異性の友達 水先案内人

    初デートは食事 日常的なことで緊張を解す

    恋愛は学習=体を使って学習する

    ボディタッチ…相手のリアリティ
    自分の存在アピール

    恋愛=人生のシナリオが書き換えられること

    脳梁…共感能力、女性太い
    論理的、男性
    人はすれ違って当たり前
    一瞬でも通い合うのが奇跡

    統計的有意差

    恐怖
    女性…容姿のコンプレックスを曝されること
    男性…弱み、プライドを傷つけられること

    恐怖心でのコントロールほどほどに

    セックス、ジェンダー
    男…周りがかわいい→かわいいと思う
    女…運命の人→子どもを産み、育てる

    占い…ターニングポイント
       カウンセリング

    基礎体力と未来の先取り

    旅行…人間性が出る、性格・本性

    失恋…一種のうつ状態

    感情に理由…脳の回路が安定

    失恋の回復 男<女
    女…悩んでいる暇はない

    男…フォルダ保存
    女…上書き保存

    男性…女がステータスシンボル
    ビジュアルに惹かれやすい

    失恋…別の回路を作る、旅
    他のことに没頭

    失恋…大きな悲しみ→喜びを感じられる

    嫉妬…有限の資源への執着

    失う=得る、人間関係に効率を求めてはいけない

    自ら選らんだ恋愛に決断を下す



    ベターハーフ プラトン『饗宴』
    男男、男女、女女
    失われた片割れを求める行為
    相手の方が自分より良い

    癒やし=偏った脳の全体性を回復し、自分に足りない要素が補われる

    居つかないこと

    恋愛は後悔の連続、後悔が人を成長させる

  • 後悔する事が自分を成長させる。
    相手の不在に相手の事を考え相手の存在を確認できる。
    倦怠はお互いに成長が感じられなくなる事でおこる。
    自分に対しておおらかでないと他者に対して同じような態度を取れない。

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著者プロフィール

脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別招聘教授。「クオリア」をキーワードに、脳と心の関係を探究しつづけている。1962年、東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。
著書『脳と仮想』(新潮社、第4回小林秀雄賞受賞)『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房、第12回桑原武夫学芸賞受賞)『脳とクオリア』(日経サイエンス社)『脳内現象』(NHK出版)『感動する脳』(PHP研究所)『ひらめき脳』(新潮社)ほか多数。

「2013年 『おぎ・もぎ対談 「個」育て論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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