白川静さんと遊ぶ 漢字百熟語 (PHP新書) (PHP新書 643)

著者 :
  • PHP研究所
3.67
  • (0)
  • (4)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 56
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569772028

作品紹介・あらすじ

「夭」は巫女が身体をくねらせながら踊る姿。「笑」は神への祈りで恍惚状態になって踊る巫女の姿。だから「妖」は神が憑いた女性で「あやしい魅力」を発します。一つの文字を理解すれば数珠つなぎに他の文字が容易に分かるのです。漢字は丸暗記で覚えるものではありません。漢字の意味を理解し、文字系列としてイメージでつかめば、「漢字の世界」は無限に広がっていきます。漢字学の第一人者・白川静さんの研究を基に、イラストをふんだんに盛り込み、漢字の成り立ちをやさしく、楽しく、コンパクトに紹介します。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 新書文庫

  • 眠りにおちるまで白川静の字書を読みながら過ごすという著書が選んだ熟語100語から、漢字の成り立ちを説明。全部読むのは辛いかも

  • 白川静の漢字学の初心者本としては(私は初心者でしかないのですから、他の本を読んでいませんが)大変親切な作りで楽しい本でした。

    どうしても興味は自分の文字に行きますが、「多」の「夕」は肉を表すらしい。それが重なることで「多い」と言うことらしい。なかなか深いですが、別のページで「夕」は三日月を表すと言うような表現もあり???

    どこかルーツが違う字が、形として一緒になったのかな?

    こうした研究をしていてひとつの発見は、研究者冥利に尽きると素人ながらに感じる本でした。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

著者略歴

小山鉄郎(こやま・てつろう)
1949年、群馬県生まれ。一橋大学経済学部卒。共同通信社編集委員・論説委員。村上春樹作品の解読や白川静博士の漢字学の紹介で、日本記者クラブ賞受賞。著書に『白川静さんに学ぶ 漢字は楽しい』『白川静さんに学ぶ 漢字は怖い』(共同通信社・新潮文庫)、『白川静入門 真・狂・遊』(平凡社新書)、『村上春樹を読みつくす』(講談社現代新書)、『村上春樹を読む午後』(文藝春秋、共著)、『村上春樹の動物誌』(早稲田新書)、『大変を生きる―日本の災害と文学』『文学はおいしい。』(作品社)『あのとき、文学があった―「文学者追跡」完全版』『白川静さんに学ぶ これが日本語』(論創社)など。
2009年から白川静博士の業績を学ぶ同人会「白川静会」の事務局長を務めている。

「2021年 『白川静さんに学ぶ 漢字がわかる コロナ時代の二字熟語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小山鉄郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×