- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569772691
感想・レビュー・書評
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正直に申しますとあまり記憶に残っていないんですが...
こちらの本は脳科学で有名な著者で、脳科学者が説く自己啓発書といった感じで、苫米地氏同様の論理に基づかれた内容はしっくり来たような記憶があります。
あっさりしているので読みやすいがあっさりしすぎているため何度か読まないと忘れてしまうような内容でもあるが、切り口は面白いと思います。
もしまた読むことがありましたらレビューしなおします詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
茂木さんの本。
これまで出してきた易しめの本の総まとめといった感じ。
その分、メモした分量がハンパなかった。。
うまくまとまってて、オススメです。 -
心に響いたいくつかの言葉があった
★何かに苦手な脳は存在しない
その方法を見つけられないからたまたま
その状態になっているだけ
★脳は感動することでどんどん変わっていく
出会った人々により
出会った本 映画
★色々なチャレンジをすることで脳は無限の可能性を広げていく
今までと同じことをしているのは楽だが
それだとその能力を引き出せない
★脳が発達するためには自分と異なる生き方をする人の存在を許すこと
そういう人は自分を映す鏡になるから大事
★負担をかけることが脳の喜びとなる
苦しい障壁を乗り越え 何かを成し遂げた時
ドーパリングがでて自分を変えるきっかけになる
★いくつになっても砂場で遊んでいたようなドキドキ感をもつこと
少年の時の体験を手付かずでそのままもっていられたら独創的な仕事につながる
★とにかく人の話をよく聞くこと
それをまとめる能力をもつこと
自分の眠ったままの能力を引き出す方法を模索してる人にお勧めの一冊です!! -
高校生~大学生くらいが読むと、一番有益かも知れないです。学びの上で。嫌いな人、苦手な人にはできる限り近付きたくないと思ってしまうのですが、この本を読んだらあえて近付きたくなりました。人格の成長が楽しくできる気になる、素敵な一冊です。脳トレの本かと思ったら、そうじゃなかったのね…。
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著者の本は何冊か読んでいるが、本書はトーンが他のものと違うなぁ…と思ったら、講演したものを編集者が文章にまとめて、著者が添削したものだとか。そのせいか、他のものよりも読みやすいが、表面をサラっとなでているかのような感じになっている。
基本的には他の本でも語られていることをまとめたようなものだが、例示が多いので、頭にスッと入ってくる(もともと、そんなに難しいことは言われていないが)。
ただし、"脳"がどうこうというよりも、物事に関するとらえ方(考え方)について書かれたものなので(まぁ、それも脳が考えていると言われればそれまでだけれど)、いわゆる脳トレといったような、"脳"そのものを鍛えるような内容にはなっていない。
まさしく"生き方"の一つの見方として読むと良い。 -
この人は既に学者ではなく、思想家だな。と、思った。
それとも、もしかしたら、最先端の科学は哲学の域にまで達してるのかな。
村上和雄さんが、細胞を突き詰めたらサムシンググレートに行きついたように。。。
ともあれ、彼の話は大好きだ。
とっても解り易くて、魂にやさしい。 -
24.2.16 津島市立図書館で借用
P44L2 無記というのは、最も大事なことは、敢えて言わないということ
p60 奇跡のりんごの文明論的な意味
われわれの文明は無菌状態になっているのかもしれない。
24.2.20 読了 -
クオリア、苫米地さんはあれはオカルトですといっており、茂木さんはそれはノーベル賞100ヶ分に値するといって研究している。異なる考えで面白いと思った。
皇帝の新しい心。
以下は本からの引用です//脳には可塑性があって無限にかわっていく。無記ということ。親しい人について思っていることがあると思います。(中略)それをいってはいけないということです。いうとしたらよほど覚悟がないといけない。根拠のない自信を持て。他人と比較しない。劣等感を持たない。他人と比較した劣等感というのは人生の偶有性を楽しむ上では一番邪魔になる。強化学習。全力で、やっとできるところに難易度を設定して達成するとドーパミンがでて人間的にも成長できる。偶有性。大事なことは2秒で決める。何か書くことがわかっていて書くわけではない。書いたらその時はじめて自分の考えていることがわかる。脳はそのようにできている。自分の人格をある種の作品として磨く。このことさえ心がければ人間は本当に心楽しいと思います。他人の心は本当はわからない。他人をこうだと決めつけない。 -
感動すること。脳の遇有性について。いろんな人と出会えること。
人生におけるすべてのことが脳に影響を与えていた!
すべてのことが脳に関係するから、脳が変わるとすべてが変わる。
脳に関するデータから明るく楽しく生きるための提案書。 -
茂木健一郎節が冴え渡るエッセイ集です。自分で自分を決め付けない、才能がないなんて思い込まないこと。と言う一説に大変勇気をもらいました。 僕は先に続編のほうを読んでしまいましたが、そんなことはあまり関係なく、この本の中でもしっかりと『茂木健一郎節』を堪能させていただきました。
僕が茂木先生の人生の中でずっと不思議に思っていたことがあって、なんで理学部を卒業した後、法学部に学士入学したんだろう?と言うことでした。答えは当時好きだった女性が法学部に在籍していた、という意外な、と言うかいかにも人間らしい理由で安心しました。
しかし、相対性理論を彼女の前で熱く語る茂木先生に
「その研究をしていると、何歳で教授になれるのか?教授というのは給料がいくらなのか、」
ということに関心がいくのです。そのことに大きなショックを受ける茂木先生が大変ステキで、僕も同じようなショックをまったく同じシチュエーションで受けたので、そのときの気持ちは本当によくわかりました。
さらに
「世間ではAさんがBさんより社会的な地位が上だとか、年収が高いとか、そういうことが大事で動いている。そういう人々が寄り集まっている社会を、何とかうまく回していくために民法や商法といった法律の体系があるのだ、と」
この事実を受けたショックで茂木先生は半年ほど無茶苦茶になったそうですが、僕も無茶苦茶になって、ついには兜町や蛎殻町に足が赴いて、地元の人間には話せないような経験ばかり積んでしまう破目になってしまいました。
そのほかにも「無記」と言うものについての話や、「偶優性」と言うものについての考察などもあって、非常に面白い読み物になっています。