加賀屋のこころ

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  • PHP研究所
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本棚登録 : 72
感想 : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569773599

感想・レビュー・書評

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  • 加賀屋の流儀に続いて、地震での休業のことや教育のことなど、幅を広げて書かれた本。著者の加賀屋への思い入れがよくわかる。
    さすがとしか言いようがない、加賀屋の一族の徹底ぶりに感服。

  • 能登半島地震直後からの加賀屋の対応などについてのエピソードから同旅館の経営姿勢について考察しています。経営者の意識をどう組織に伝えて共有化し、姿勢にしていくのかという仕組み化について考えるきっかけに。

  • かつて加賀屋に泊まり、同じ接客業として、その接客能力に感激したので『加賀屋の流儀」を読み、これまた、そのスゴさに驚き、今回その続編ともいうべき本書を読み、涙が出てしまうという、加賀屋は人を感動させることにかけては、唯一無比の企業ではないかと思います。

    見ての通り、失礼ながら見かけは有名温泉旅館街にどこにでもある、豪華な大型和風旅館という出で立ちですが、スゴいのは、その従業員一人一人のレベルの高く、かつ均質な接客能力。

    均質な、という点が重要で、どこの旅館でもこのクラスの旅館なら接客能力の高い従業員はいますが、フロントから清掃の方、バレーパーキングの駐車場係の方、お土産屋の販売員、そして接客の頂点たる客室係。全ての従業員が、漏れなく接客能力が高いのです。接客能力が高いというのは、個々の従業員の臨機応変な、アドリブ的対応の能力が高いということ。本人たちの意識がよほど高くないとこれは難しいと思います。

    これは、一企業体としての組織的な能力なくしてはできない。その答えが、いくらか垣間見えるのが、本書と「加賀屋の流儀」。

    もちろん精神論的な部分もありますが、従業員が気持ち良く働けるために、最新のテクノロジーを惜しみなく採用する、福利厚生のための施設も充実するなどの、従業員を支えるインフラ面においても、非常にそのレベルの高さが伺えます。一方で、経費節減のための不断の努力も欠かさない。

    特に本書は、能登半島大地震という危機的状況を、どうやって乗り越えたのか、その危機的状況において、加賀屋は、そのように対処したのか?実に興味深い内容が盛り込まれています。

  • 「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で30年連続1位の宿。

    さすがプロが選ぶ宿ですね。いろいろと参考になりました。

    前作「加賀屋の流儀」は数年前に本屋で立ち読みしただけでしたので、2作続けて立ち読みは失礼かと思い購入。

    本著は続編ということで、能登半島地震からのドキュメントを主体に、加賀屋経営者群像といった内容。

    小田会長の小田イズムの話は前作のほうがしっかり書ききられておられたように感じました。

    本著で興味深かった部分は雅総研のくだりで、面白く拝読しました。

    本著と関連は特にありませんが、読み終わった現在(2011.6.20)の時点で、「プロ」ではなく「お客様」の満足度をネットサイトで調べてみました。

    ■加賀屋

    じゃらんネット・・・総合 4.6
     部屋4.7
     料理(朝食)4.6
     接客・サービス4.6
     風呂4.3
     料理(夕食)4.6
     清潔感4.7
     投稿数49

    楽天トラベル・・なし

    JTB・・・総合90点
     サービス91点
     部屋91点
     夕食88点
     朝食87点
     大浴場84点
     アンケート件数:1112件

    ■加賀屋姉妹館 あえの風

    じゃらんネット・・・総合 4.6
     部屋4.4
     料理(朝食)4.4
     接客・サービス4.5
     風呂4.3
     料理(夕食)4.5
     清潔感4.5
     投稿数60件

    楽天トラベル・・・総合4.36
     サービス4.26
     立地4.43
     部屋4.07
     設備・アメニティ3.98
     風呂4.33
     食事4.48
     投稿数159件

    JTB・・・総合89点
     サービス87点
     部屋82点
     夕食86点
     朝食87点
     大浴場87点
     アンケート件数:550件

    ■加賀屋グループ 虹と海

    じゃらんネット・・・総合 3.9
     部屋4.5
     料理(朝食)3.6
     接客・サービス3.9
     風呂4.1
     料理(夕食)4.0
     清潔感4.3
     投稿数26件

    楽天トラベル・・・総合4.29
     サービス4.02
     立地4.49
     部屋4.73
     設備・アメニティ4.02
     風呂4.13
     食事4.04
     投稿数54件

    JTB・・・総合88点
     サービス81点
     部屋91点
     夕食81点
     朝食76点
     大浴場85点
     アンケート件数:248件

    客室規模に比べてネットサイトへの投稿数が圧倒的に少なく、プロからの送客に依存していることを如実にあらわしているように見受けられます。

    「プロが選ぶ」とは何なのか敢えてここで定義するつもりはありませんが、実際に泊まる「お客様」と加賀屋さんにお客様を送客する「プロ」とでは、加賀屋さんから受け取るものが違うのかもしれないと考えさせられました。

  • 「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で30年連続で1位に君臨する加賀屋の「人」に軸足を置いた経営について。

    前作の「加賀屋の流儀」が、表舞台でのお客様に対する感動創出物語だとすれば、本作は、舞台裏の社内の葛藤とこだわりを描いた内容だと感じました。取材の基点は2007年3月の能登半島地震。
    1300人を上回る泊り客を抱えていた加賀屋がどう震災当日を乗り切ったのか、そして、その後の復興をどのように社員一丸となって乗り切ったのかが描かれている。 

  • プロが選ぶ日本のホテル、旅館100選」で長年1位の

    和倉温泉 加賀屋さん

    の人事に着目した本です。

    最近、加賀屋様の社員教育に多少携わらせていただいている関係で、関連の書籍を含めて読むようにしている中のオススメの1冊です。

    経営哲学が具体的に書かれています。

    経営者として、人事やマネジメントに悩んだなら読んでおいたほうがいい一冊です。

  • 地元の旅館ですが、泊まった事がないです。高くて泊まれないんですが、頑張って泊まってみたいと、本気で思わせてくれる内容でした。自分の仕事にもつながりそうで、非常に参考になりました。

  • 「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」30年間連続総合1位の旅館経営のコツが描かれている。一つひとつは難しいことではない。基礎がしっかりと理解され、できている。案外それが一番難しいことなのかもしれない。

    お客様を大切にするのはもちろん、従業員も大切にする。それがおもてなしにつながる。循環の作用がいい方向に回っているということだろう。

  • H22.2
    ①トップと同じ危機感をもつ社員が最もトップに近く、会社に最も必要な社員
    ②困難から逃げる社員は成長しない。
    ③仕事は理論より実践。予定より結果。
    ④幹部たる者、小さいミスは細かく注意して直し、部下をうまく使って仕事を達成させる。上司はそのためにいる。

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著者プロフィール

ジャーナリスト

「2015年 『加賀屋の流儀 極上のおもてなしとは』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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