あの演説はなぜ人を動かしたのか (PHP新書 632)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569773759

作品紹介・あらすじ

すぐれた演説・スピーチには、人の心を揺さぶり、歴史を動かし、世界を変える力がある。小泉純一郎の郵政解散演説、オバマの民主党大会史上最高の演説、ブッシュが九〇%超の支持率を得た九・一一演説、キング牧師の「私には夢がある」演説…。こうした名演説には、必ずといっていいほど使われている手法がある。伝えるべきメッセージを、「人類共通の感動のツボ」を突くようなストーリーに託して語っていたのだ。ストーリーテリングの専門家が、ビジネスにも有効なスピーチの法則を、具体例をあげて明らかにする。

感想・レビュー・書評

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  • 独裁者の〜と同じ著者の本。
    切り口は一貫されていて、演説のストーリー組み立てについて。
    ストーリーの3つの黄金律について、アメリカ大統領、日本首相を何人か例に挙げて進めている。
    先にもう一冊の本を読んだため、ほぼ同じことが書いてある印象。
    こちらのが先に書かれているが復習になった。

  • ストーリーの黄金律
    ・何かが欠落した、もしくは欠落させられた主人公
    ・主人公がなんとしてもやり遂げようとする遠く険しい目標ゴール
    ・乗り越えなければならない数多くの葛藤・障害・敵対するもの

  • 政治演説をうまくなるポイントが解説されている。主張をもっとわかりやすく言うと、1)自分が被害者・喪失者となるストーリーを選ぶ、2)そこから這い上がり、獲得しようというストーリーを作る、3)それに対抗する敵をはっきりと示す、ということが書かれている。

  • 16歳の少女(マララ)さんの国連での演説に感動し、関連する平易そうな本をチョイス。

    人の心を動かす「ストーリーの黄金律」があるそうです。

    1、何かが欠落した、もしくは欠落させられた主人公
    2、主人公が何としてもやり遂げようとする遠く険しい目標 ゴール
    3、乗り越えなければならない数多くの葛藤 障害 敵対するもの

    の三要素が含まれていることが大事だそうです。

    本の内容としては、あまり面白くない。

  • 演説好きな人には面白いかも。

    同じような説明が多くて飽きた。

  • 過去の日本の政治家やアメリカ大統領の名演説・スピーチを
    掲載し、それらは基本的に「ストーリーの黄金律」に
    沿って展開されていると説いています。

    黄金律
    ・何かが欠落した、もしくは欠落させられた主人公
    ・主人公が何としてもやり遂げようとする遠く険しいゴール
    ・乗り越えなければならない多くの葛藤・障害・敵対するもの

    米のスピーチはすべて日本語翻訳されていますが
    理解できるかは別として原文で読むほうが良いと感じました。

    また、日本語にしても、その場の雰囲気や実際の口調などは
    わからないので、どちらも実際に動画で探して見る方がよいでしょう。


    ところで、
    人の心をつかむ「演説」の"前提"条件として

    スピーチやセミナーでは皆、
    「自らが話し手の話を聞きに来ている、聞く姿勢である」
    (中には会社から強制参加もあるだろうが)
    ということがある。

    毎日の朝礼や議論、会議の場では
    貴方の話をはじめから聞く気もない人もいれば、他事を考えている人、忙しく少しの時間も惜しい人もいる。

    そういった場合にはまた別のアプローチが必要となりますが、
    例えばそれらの聴衆を切り捨てるのか、またはどうやって引き込んだかなどの例・ハウツーは載っていません。

    この本で得た知識をそのまま自分の日常の事柄に当てはめるには、中々難しいのは明らかとは思いますが、

    部分的に取り入れ(参考にし)たり、アレンジすることで充分活用することが出来ると思います。

  • いい演説は目で読んでもおもしろいし、感動するな。

  • 未読

  • 名演説を、全文紹介しながら、その良さを細かく解説してくれている一冊。演説のポイントを掴むことができる。

  • 考察部分はとても簡潔で内容が薄いけれど歴史に残る名演説を全文収録している点はありがたい。もっとたくさんの演説を聞いてみたいとおもうきっかけになった

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著者プロフィール

コピーライター。湘南ストーリーブランディング研究所代表。
大阪大学人間科学部卒業後、大手広告代理店勤務を経て独立。数多くの企業の広告制作に携わる。東京コピーライターズクラブ(TCC)新人賞、フジサンケイグループ広告大賞制作者賞、広告電通賞、ACC賞など受賞歴多数。特に企業や団体の「理念」を一行に凝縮して旗印として掲げる「川上コピー」が得意分野。「物語」の持つ力をマーケティングに取り入れた「ストーリーブランディング」という独自の手法を開発した第一人者として知られる。現在は、広告制作にとどまらず、さまざまな企業・団体・自治体などのブランディングや研修のサポート、広告・広報アドバイザーなどもつとめる。著書は『物を売るバカ』『1行バカ売れ』『コト消費の嘘』(いずれも角川新書)、『キャッチコピー力の基本』(日本実業出版社)、『江戸式マーケ』(文藝春秋)など多数。海外においても「ストーリーブランディング」をテーマにした本がベストセラーになっている。

「2023年 『ストーリーブランディング100の法則』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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