- 本 ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569774558
作品紹介・あらすじ
本書は、次のようなショッキングな記述で始まる。▼<在韓米軍司令部は、韓国に駐留するアメリカ軍だけでなく、韓国軍を指揮統制してきたが、2016年7月をもって解体され、アメリカは朝鮮半島における地上戦闘活動をいっさい停止する。そして以後、韓国軍はアメリカ軍の統制から外れ、独立国の軍隊として動き始める。(中略)韓国におけるアメリカ軍の戦闘態勢が終焉すれば、中国はアメリカの敵ではなくなる。当然のことながら、中国を仮想敵国としてきた日米安保条約が終わることになる。こうしたアメリカと中国の軍事関係をすでに示しているのが、太平洋におけるアメリカ海軍と中国海軍の接近ぶりである。>▼折しも、普天間基地移設問題をめぐって日米同盟間に亀裂が生じている。日本側が迷走を続ければ、米中「G2」は、経済のみならず軍事分野においても、ますます接近するだろう。そのとき日本はどうする? ワシントン情報から読み解く最新国際情勢。
感想・レビュー・書評
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中国はもはやアメリカにとって日米安保条約の仮想上の敵ではない。経済的にはとっくにアメリカの同盟国である。
中国の敵はまずはインドである。
地政学上、脅威に取り囲まれているのが中国。
あめりかは大西洋と太平洋に囲まれているから、世界あkら孤立していると感じてきた。、そして大西洋と太平洋にそれぞれの同盟国を作ってきた。大西洋側はイギリス。
インドは中国の核の脅威に対抗するために核兵器の開発をはじめた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2012/03/26:読了
アメリカ民主党オバマ政権は、中国べったりで、
日本に害という内容。
2010年1月5日初版。あれから状況変わったので、
日高さんの次の本が楽しみ。 -
基本的に現在のアメリカの国家戦略や日弁関係についてまとめられているので、日米安保50周年を考える基本資料の一つにしてもいいとは思います。
感想としては、日高氏はオバマ大統領が嫌いなんだなぁということがよくわかったという感想。また、たぶん僕とは考えていることの立ち位置は違うと思うのだけど、米国が我が国を防衛する動機付けが弱まっており、その中で自国の防衛と日米同盟の見直しが必要という点では、今の僕の考えと同じだと思った。
著者プロフィール
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