- Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569774848
作品紹介・あらすじ
現代数学のひとつ、「トポロジー」とはなんでしょうか。それは、形の見方を変えることから始まります。三角形と円を同じと見る、コーヒーカップとドーナツを同じと見る、そんな幾何学が誕生したのです。なぜ数学者たちはそんな発想をしたのでしょうか。本書は、そうした不思議な形の冒険の旅に案内します。図版を多用して、一筆書きからメビウスの帯やクラインの壷、ポアンカレ予想まで、パズル感覚で説いていきます。気がつけば読者は、4次元空間の「迷宮の旅」へ迷いこみます。
感想・レビュー・書評
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トポロジーの考え方の基礎がまとめられた本。
とてもわかりやすく、全く知らない状態でも容易に理解ができた。
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頭ぐにゃぐにゃにされた
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全体的に面白かった。グラフ、展開図、ホモロジー、ホモトピー。ただ、ところどころあえて説明を思わせぶりに止めることに腹が立った。ならば、いわなきゃいいのに。または参考文献を具体的に挙げるなどするのが親切ではないのか。教育、啓蒙書としては、いまいち。
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本書をずっと読んでいて、その後でセーターを着ようと思ったら、頭の中で形がどんどん変わっていって穴が4つの不思議な物体になってしまった。以前、ポアンカレ予想の話をテレビで見たとき、コーヒーカップややかんなどが変形する様子をCGを使って表していた。数学者の頭の中はおもしろい。一般人には見えない4次元空間から3次元空間にアプローチをする。そして、閉じた袋の中にある物体を、どこにも穴を開けずに取り出すことができてしまう。ホモロジーとかホモトピーの話はちょっと難しいので、一筆書きの話だけ授業のネタに使わせてもらいましょう。しかし、トポロジーの本を読んでいると、ついドーナツが食べたくなってしまう。
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まさに初めてのトポロジーだった。つながりかたか。これが物理とどう繋がるかイメージがつかめん。
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グラフ理論、曲面の分類、ホモロジー、ホモトピー、結び目理論とトポロジーの基本的な考え方をひととおり眺めることができる。コンパクトにまとめられていて、入門書としてとてもいい。堅苦しいものではなく読み物。
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読了。
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所在:展示架
資料ID:10901807
請求記号:415.7||Se98||011 -
数式無しにトポロジーからポアンカレ予想までをイメージで説明。
グラフ理論とかトポロジーの変形とか話としては面白いですね。
トポロジーってなに?ポアンカレ予想って?みたいな入門書としてはわかりやすくて良いと思います。
後半のホモロジーあたりは少し難解ですね。
やっぱり数学者は頭おかしいですねw
著者プロフィール
瀬山士郎の作品





